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モータースポーツ > 全日本モトクロス選手権 > 第7戦 東北・藤沢スポーツランド 決勝レポート
レース
東北・藤沢スポーツランド 第7戦 7月17日
東北・藤沢スポーツランド
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レース情報
ラウンド 開催日
01 4/3 近畿・名阪スポーツランド
02 4/17 SUGO・スポーツランドSUGO
03 4/24 関東・自動車安全運転センター
04 5/15 中国・世羅グリーンパーク弘楽園
05 6/5 九州・HSR九州
06 7/3 北海道・わっさむサーキット
07 7/17 東北・藤沢スポーツランド
08 9/4 近畿・名阪スポーツランド
09 10/2 中国・世羅グリーンパーク弘楽園
10 10/23 日本GP・スポーツランドSUGO
第7戦 東北・藤沢スポーツランド
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Honda勢が両クラスで総合優勝
IA1増田3位/1位、IA2福留1位/3位
決勝日:7月17日(日)
会場:藤沢スポーツランド 天候:晴れ 気温:33℃ コースコンディション:ドライ 観客:1万人

 シリーズが夏休みに入る前の中締めとなる、第7戦東北大会。会場の藤沢スポーツランドは、国内でも有数のダイナミックなサンドコースである。土日両日とも快晴に恵まれたため、気温は33℃まで上昇。この過酷なコンディションに備え、ライダーたちはキャメルバックなどで水分を補給しながらの走行となった。

第7戦 東北・藤沢スポーツランド
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第7戦 東北・藤沢スポーツランド
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▼IA1(450/250)ヒート1
 大河原功次選手(ヤマハ)を先頭に高濱龍一郎選手(Honda)、小島太久摩選手(ヤマハ)、小池田猛選手(ヤマハ)、加賀真一選手(スズキ)、増田一将選手(TEAM HRC)、辻健二郎選手(TEAM HRC)というオープニングのオーダーだったが、辻選手は2周目の転倒により9番手からの再スタートとなる。序盤は大河原選手vs高濱選手のトップ争いが見られたが、5周目にはこのバトルに加賀選手と増田選手が割って入った。3番手につけた増田選手だったが、15分を過ぎた8周目にエンジンをストールさせ、7番手まで後退。この周に、リーダーは大河原選手から加賀選手に代わった。
 後半は加賀選手、大河原選手、小池田選手というトップ3を辻選手と増田選手が追走する展開となったが、11周目には大河原選手が転倒で脱落。さらにチームメイトとの接戦を制した増田選手が前に出て、加賀選手、小池田選手、増田選手、辻選手という順位が固まった。レースは加賀選手が今季2勝目を挙げて終了。ラスト数周の間、増田選手と辻選手のデッドヒートが続いたが、逃げきった増田選手が3位入賞。Honda DREAM RTの高濱選手は、ラスト2周で転倒を喫し24位となった。

▼IA1(450/250)ヒート2
 好スタートの平塚雅樹選手(Honda)をかわした高濱選手が、1周目のリーダー。すぐ後ろには加賀選手、増田選手、大河原選手が控え、辻選手はオープニング10番手からレースを始めた。期待された高濱選手だったが、2周目にリアブレーキが異物でロックしてしまい、このハプニングでポイント圏外からの出直しを強いられた。代わってリーダーとなった加賀選手に、増田選手と大河原選手が迫り、三つどもえのトップ争いがしばらく続く。
 動きが出たのはレース中盤の8周目。増田選手がトップに立つと、加賀選手が転倒で脱落。上位は増田選手、大河原選手、小池田選手、辻選手というオーダーとなった。終盤になると、増田選手の独走態勢が固まったが、大河原選手の後方で3位争いをしていた小池田選手と辻選手が、相次ぐ転倒でポジションを下げる。辻選手は4位でフィニッシュ。増田選手は16秒のマージンをもって優勝し、ヒート1の3位と合わせて総合優勝もものにした。
 高濱選手が今大会24位/12位と低迷したため、ランキング2位は高濱選手から増田選手へと入れ替わった。ポイントリーダーの小池田選手と増田選手は、16点差まで接近してきた。

▼IA2(250/125)ヒート1
 見事なホールショットを決めた福留善秀選手(TEAM HRC)が、序盤からトップを快走。背後には釘村忠選手(ヤマハ)、溝口哲也選手(カワサキ)、北居良樹選手(スズキ)らが続く。福留選手はリードを3〜4秒まで広げるが、中盤になると釘村選手の接近を許し、予断を許さない展開が続いた。
 レース後半に差しかかると、北居選手が10周目に溝口選手に代わって3番手、14周目には釘村選手を抜いて2位に浮上してくる。だが福留選手は4秒ほどのリードを守り、スタート・トゥ・フィニッシュを達成。今季4勝目となる福留選手の優勝は、第3戦で肩を負傷して以来初のヒートウインだった。

▼IA2(250/125)ヒート2
 好スタートの小島庸平選手(スズキ)に、福留選手、北居選手、溝口選手と続く。福留選手は序盤から飛ばす小島選手を追いきれず、5周目には北居選手に抜かれ、7周目には溝口選手にも先行を許してしまった。
 中盤10周目には、北居選手がトップに立った直後に転倒リタイア。これでオーダーは小島選手、溝口選手となったが、3番手には福留選手をかわした平田優選手(カワサキ)が進出してくる。トップの小島選手は、ペースダウンしつつも逃げきって初優勝。福留選手は最終ラップの平田選手の転倒により3位に食い込み、総合優勝(1位/3位)をゲットした。

第7戦 東北・藤沢スポーツランド
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コメント

増田一将選手(IA1・3位/1位)
「ヒート1では3番手につけていながら、エンストしてしまいました。コーナーに入る時に振られて、後輪をロックさせてしまったんです。次が下り坂だったので押しがけにトライしたんですが、うまくいかなくて、結局キックしました。ヒート2でも同じような展開になって、前に加賀選手がいたので、今度は早めに行こうと思って攻めました。トップに立ってからは、あまり無理しないで走るように心がけました。自分ならリードは5秒あれば勝てるはずなので、無理に何十秒も離す必要はない。気持ちとしては思いきり行きたいんですけど、今は抑えて走るのが賢明だと考えています」

辻健二郎選手(IA1・4位/4位)
「またしてもフラストレーションの溜まるレースをしてしまいました。ヒート1は2周目に転倒してしまい、一将(増田選手)と競り合っての4位だったのですが、後半になると体力不足を痛感しました。やはり熊本で肩を脱臼する前と今の自分を比較してみると、療養中にトレーニングできなかったことが響いている感じです。ヒート2では暑さが辛かったし、後半になると集中力が途切れてしまったみたいでした。正確に覚えていないのですが、どこかで前転クラッシュして、とにかく戻さないという意識で走り通したんですが、トータルで4/4という結果には納得していません」

福留善秀選手(IA2・1位/3位)
「ヒート1ではスタートも前に出ることができて、そのまま走って勝てたのですが、後ろが離れてくれたおかげということもありますね。案の定、体力勝負になるヒート2では負けてしまいました。10分過ぎでもう疲れが出てきて、今日の暑さに負けたというよりも、やっぱり休んでいた分だけスタミナが落ちていて、まだ完全には回復できていないのが実情です。走りの感覚は戻っているんですが。ようやくの総合優勝ですけれど、ヒート2の3位は前の人にハプニングがなければ5位だったはず。だから素直に喜べませんが、いい方向に向かって一歩一歩進んでいると思いたいです」

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決勝リザルト&ポイントランキング
IA1(ヒート1)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1 14 加賀真一 スズキ 17 33:32.937
2 4 小池田猛 ヤマハ 17 +1.76
3 7 増田一将 Honda 17 +3.47
4 6 辻健二郎 Honda 17 +4.64
5 11 小島太久摩 ヤマハ 17 +30.27
6 13 戸田蔵人 スズキ 17 +32.13
9 12 平塚雅樹 Honda 17 +44.58
14 119 田島久 Honda 17 +1:40.80
16 15 小田切一剛 Honda 16 +1Lap
18 29 沼田誠司 Honda 16 +1Lap
20 32 太田真成 Honda 16 +1Lap
23 132 河瀬英明 Honda 16 +1Lap
24 10 高濱龍一郎 Honda 16 +1Lap

IA1(ヒート2)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1 7 増田一将 Honda 17 33:53.262
2 3 大河原功次 ヤマハ 17 +16.37
3 13 戸田蔵人 スズキ 17 +36.25
4 6 辻健二郎 Honda 17 +42.45
5 4 小池田猛 ヤマハ 17 +44.39
6 119 田島久 Honda 17 +48.35
11 12 平塚雅樹 Honda 17 +1:18.30
12 10 高濱龍一郎 Honda 17 +1:32.64
16 15 小田切一剛 Honda 17 +1:47.09
20 132 河瀬英明 Honda 16 +1Lap
RT 32 太田真成 Honda 10 DNF
RT 29 沼田誠司 Honda 6 DNF

IA2(ヒート1)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1 34 福留善秀 Honda 17 33:51.985
2 36 北居良樹 スズキ 17 +4.47
3 40 釘村忠 ヤマハ 17 +13.29
4 711 溝口哲也 カワサキ 17 +21.39
5 35 芹沢直樹 Honda 17 +25.26
6 38 井上眞一 カワサキ 17 +27.55
14 41 鈴木友也 Honda 17 +1:33.27
15 37 深谷広一 Honda 17 +1:37.18
27 144 中村泰介 Honda 16 +1Lap
28 58 伊藤昌弘 Honda 14 DNF
29 73 杉本高規 Honda 13 DNF

IA2(ヒート2)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1 44 小島庸平 スズキ 16 32:43.858
2 711 溝口哲也 カワサキ 16 +6.66
3 34 福留善秀 Honda 16 +27.08
4 197 平田優 カワサキ 16 +29.52
5 50 大藪逸人 カワサキ 16 +30.86
6 42 新井宏彰 カワサキ 16 +32.85
10 37 深谷広一 Honda 16 +1:09.50
18 73 杉本高規 Honda 16 +2:10.54
23 144 中村泰介 Honda 15 +1Lap
RT 41 鈴木友也 Honda 8 DNF
RT 35 芹沢直樹 Honda 4 DNF
IA1
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 小池田猛 ヤマハ 275
2 増田一将 Honda 259
3 辻健二郎 Honda 235
3 高濱龍一郎 Honda 235
5 小島太久摩 ヤマハ 201
6 釘村太一 ヤマハ 199
10 田島久 Honda 154
14 平塚雅樹 Honda 103
20 小方誠 Honda 32
23 池田孝宏 Honda 15
23 沼田誠司
Honda 15
25 小田切一剛 Honda 13
26 河瀬英明 Honda 9
27 本田太一 Honda 8
30 永田寛典 Honda 2
33 太田真成 Honda 1
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  IA2
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 溝口哲也 カワサキ 293
2 小島庸平 スズキ 251
3 福留善秀 Honda 218
3 釘村忠 ヤマハ 218
5 北居良樹 スズキ 204
6 平田優 カワサキ 179
7 深谷広一 Honda 178
16 芹沢直樹 Honda 63
19 鈴木友也 Honda 53
22 中堀敏宏 Honda 42
25 杉山和起 Honda 21
30 伊藤昌弘 Honda 11
31 沼田誠司 Honda 9
31 杉本高規 Honda 9
35 中村泰介 Honda 5
39 関川信一 Honda 1
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