JMX
モータースポーツ > 全日本モトクロス選手権 > 第2戦 SUGO・スポーツランドSUGO 決勝レポート
レース
SUGO・スポーツランドSUGO 第2戦 4月17日
SUGO・スポーツランドSUGO
レース情報 決勝 フォトギャラリー
リザルト ポイントへ
レース情報
ラウンド 開催日
01 4/3 近畿・名阪スポーツランド
02 4/17 SUGO・スポーツランドSUGO
03 4/24 関東・自動車安全運転センター
04 5/15 中国・世羅グリーンパーク弘楽園
05 6/5 九州・HSR九州
06 7/3 北海道・わっさむサーキット
07 7/17 東北・藤沢スポーツランド
08 9/4 近畿・名阪スポーツランド
09 10/2 中国・世羅グリーンパーク弘楽園
10 10/23 日本GP・スポーツランドSUGO
第2戦 スポーツランドSUGO
拡大する
IA1で増田選手が3勝目、IA2は福留選手がパーフェクトウイン!
決勝日:4月17日(日)
会場:スポーツランドSUGO 天候:晴れ 気温:18℃ コースコンディション:ドライ 観客:1万2200人

 5月末には世界グランプリの開催を控えているため、今季は例年よりも早い開催となったSUGO大会。コースレイアウト変更なども含めて、以前から準備が進められてきたスポーツランドSUGOには、国際モーターサイクリスト連盟モトクロスコミッション会長のウォルフガング・スルブ氏も1ヵ月後に控えたモトクロス世界選手権のための視察に訪れた。決勝日は好天だったが、強い風に砂塵が舞うこともあり、波乱を暗示しているようにも感じられた。

第2戦 スポーツランドSUGO
拡大する
第2戦 スポーツランドSUGO
拡大する

▼IA1(450/250)ヒート1
 1コーナーのイン側をすり抜けて、上位グループにつけた増田一将選手が、オープニングラップ中にトップに躍り出た。2番手に辻健二郎選手が続き、早々とHRC所属選手の1-2態勢が確立。徐々に増田選手と辻選手の間隔は開いていったものの、後続の大河原功次選手(ヤマハ)、小池田猛選手(ヤマハ)に対してのアドバンテージは大きく、磐石の1-2と映った。
 しかし、中盤になると、3番手を確保した小池田選手が辻選手に接近。そして20分を経過する頃には、クリーンパスして2番手に浮上した小池田選手だったが、路面に波状のコブが連続するフープスで単独クラッシュして脱落。1周目から先頭を快走した増田選手は、リードを維持したまま優勝。10秒差の2位には、返り咲いた辻選手が入った。

▼IA1(450/250)ヒート2
 1周目に中村友則選手(カワサキ)と増田選手が転倒。ハイスピードセクションで増田選手が倒れていたため、レースは赤旗が提示されて一時中断に。およそ30分後、再スタートとなった。転倒の際に脳震盪を起こした増田選手は、病院での検査結果では、幸い大事には至っていない。
 再スタートが切られると、釘村太一選手(ヤマハ)、高濱選手、大河原選手が上位を競う。1コーナーでは、辻選手の後輪に転倒車が絡まるハプニングがあり、辻選手は転倒は免れたものの一時ストップ。このアクシデントで、最後尾からの追い上げを強いられた。
 高濱選手は2周目にトップに立つと、序盤にして独走態勢を固めた。28分頃には小池田選手が2位に浮上したが、スパートをかけた高濱選手がそのまま逃げ切り優勝。辻選手は接触事故の際、リアブレーキにダメージを受けたが、ブレーキが効かないまま順位を16位まで挽回した。

▼IA2(250/125)ヒート1
 福留善秀選手がホールショットを奪ったが、序盤は溝口哲也選手(カワサキ)、深谷広一選手が食らい付いて、三つ巴のトップ争いが展開された。10分過ぎ頃、リーダーは深谷選手、そして溝口選手と入れ替わったが、その後すぐに福留選手が抜き返し、以降はトップの座を維持した。
 レース後半になって、深谷選手と釘村忠選手(ヤマハ)がトップに迫り、終盤、約2秒差まで深谷選手の接近を許したが福留選手だったが、最後のストレートを堂々のウイリーで駆け抜け、まずはヒート1を制した。

▼IA2(250/125)ヒート2
 溝口選手がホールショットを奪い、福留選手が2番手につける展開でスタート。福留選手は一時7〜8秒の遅れを取ってしまったが、レース中盤から徐々に溝口選手との差を詰めるようになった。
 ラスト2周には、両者はテールトゥノーズにまで接近。福留選手は最終コーナーで溝口選手を攻略し、ついにトップへ浮上。そのまま残り1周を走り切り、この日2度目の優勝、パーフェクトウインを果たした。

第2戦 スポーツランドSUGO
拡大する
第2戦 スポーツランドSUGO
拡大する
コメント

高濱龍一郎(IA1・4位/1位)
「ヒート2のスタートは7位ぐらいだったのですが、早めに順位を上げられた点が良かったです。トップに立った後はかなり余裕がありましたし、後ろの様子を窺いながら走っていました。終盤になって小池田選手が詰めて来た時も、余力を残していたので、ペースアップすることが可能でした。久しぶりの優勝だけど、去年の最終戦でもエバーツ選手の次の2位だから日本人最上位だったし、自分に力があることはわかってました。いつも勝つことを目標に努力しているし、そういう積み重ねがようやく報われる日が巡ってきたんだと思います。プライベート体制でやりだした当初は、チーム運営や雑用が大変で、トレーニングやライディングがあまり出来ず、本気で走り込めるようになったのは、昨年の夏頃でした。だからそのことを思えば、今年はずいぶん慣れましたね」

辻健二郎(IA1・2位/16位)
「ヒート1は増田選手に続いて2番手で出て行ったんですけど、ジリジリと差を広げられてしまい、自分に足りない何かを見せつけられた感じですね。走りが硬いと言うか、小さかったと反省しています。普段は腕上がりしないんですが、今日は中盤あたりから硬くなってしまいました。2位という結果には全然満足していません。ヒート2は何が起きたのかよくわからなかったんですが、1コーナーで転倒車が絡まってきて、マシンが止まってしまいました。僕は倒れませんでしたけれど、絡んだマシンを解くのに時間がかかって…。再スタートしてすぐに、リアブレーキが壊れていることに気付きましたが、ピットインせずにノーブレーキで走り通しました。途中、曲がりきれなくてバンクに突っ込んだりもしましたが、あきらめずにポイント圏内目指して走りました。来週はもっと大きい走りをお見せます」

福留善秀(IA2・1位/1位)
「Hondaに入って初めてのパーフェクトなんで、とてもうれしいです。これ以上はない結果でしたが、実は調子はそれほど良くはありませんでした。ヒート1も、せっかくスタートで抜け出したのに、一時3番手まで落ちましたが、調子が良ければあのまま逃げて切れていたはずでしょう。ヒート2も最初の10分ぐらいは最悪でしたね。溝口選手がトップで自分は2番でしたが、身体が固まっていてバイクが全然寝なかったんです。ところが中盤あたりで「乗れてきたね」ってサインが監督から出て、それから溝口選手に近づいていけました。菅生はコース幅が広いので、勝負所を特に決めていなくても良かった。ラスト2周のフープスの先で溝口選手がミスったので、ここしかないと思って最終コーナーのブレーキングで頑張って、きれいにインを獲ることができました」

ページの先頭へ
決勝リザルト&ポイントランキング
IA1(ヒート1)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1 7 増田一将 Honda 17 33:48.389
2 6 辻健二郎 Honda 17 +10.50
3 9 釘村太一 ヤマハ 17 +24.20
4 10 高濱龍一郎 Honda 17 +26.58
5 411 中村友則 カワサキ 17 +32.11
6 2 田中教世 スズキ 17 +44.10
14 12 平塚雅樹 Honda 17 +1:18.77
15 119 田島久 Honda 17 +1:30.37
18 8 小方誠 Honda 16 +1lap
20 23 池田孝宏 Honda 16 +1lap
21 32 太田真成 Honda 16 +1lap
22 132 河瀬英明 Honda 16 +1lap
26 111 本田太一 Honda 15 +2laps

IA1(ヒート2)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1 10 高濱龍一郎 Honda 16 32:25.273
2 4 小池田猛 ヤマハ 16 +3.94
3 777 出原忍 ヤマハ 16 +9.25
4 9 釘村太一 ヤマハ 16 +10.55
5 3 大河原功次 ヤマハ 16 +11.71
6 411 中村友則 カワサキ 16 +12.37
8 119 田島久 Honda 16 +16.09
11 8 小方誠 Honda 16 +42.27
13 12 平塚雅樹 Honda 16 +47.49
16 6 辻健二郎 Honda 16 +1:24.65
20 132 河瀬英明 Honda 15 +1lap
21 23 池田孝宏 Honda 15 +1lap
23 32 太田真成 Honda 15 +1lap
25 111 本田太一 Honda 15 +1lap

IA2(ヒート1)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1 34 福留善秀 Honda 17 34:02.022
2 37 深谷広一 Honda 17 +1.92
3 40 釘村忠 ヤマハ 17 +6.43
4 711 溝口哲也 カワサキ 17 +10.33
5 36 北居良樹 スズキ 17 +11.36
6 197 平田優 カワサキ 17 +34.91
13 41 鈴木友也 Honda 17 +55.93
18 29 沼田誠司 Honda 17 +1:19.94
20 73 杉本高規 Honda 17 +1:24.75
24 144 中村泰介 Honda 17 +1:38.06
28 58 伊藤昌弘 Honda 16 +1lap
29 61 杉山和起 Honda 16 +1lap
- 35 芹沢直樹 Honda 10 DNF

IA2(ヒート2)
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1 34 福留善秀 Honda 16 32:11.819
2 711 溝口哲也 カワサキ 16 +0.97
3 44 小島庸平 スズキ 16 +33.88
4 37 深谷広一 Honda 16 +36.38
5 42 新井宏彰 カワサキ 16 +43.72
6 36 北居良樹 スズキ 16 +47.25
8 41 鈴木友也 Honda 16 +55.79
18 29 沼田誠司 Honda 16 +1:32.16
20 73 杉本高規 Honda 16 +1:58.15
21 61 杉山和起 Honda 16 +2:00.76
23 58 伊藤昌弘 Honda 16 +2:04.81
- 144 中村泰介 Honda 1 DNF
- 35 芹沢直樹 Honda 1 DNF
IA1
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 小池田猛 ヤマハ 76
2 増田一将 Honda 75
3 高濱龍一郎 Honda 74
4 辻健二郎 Honda 69
4 中村友則 カワサキ 69
6 釘村太一 ヤマハ 60
11 田島久 Honda 43
14 小方誠 Honda 32
16 平塚雅樹 Honda 24
23 池田孝宏 Honda 1
23 河瀬英明 Honda 1
ポイント一覧へ
  IA2
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 福留善秀 Honda 89
2 小島庸平 スズキ 75
3 釘村忠 ヤマハ 73
4 溝口哲也 カワサキ 71
5 深谷広一 Honda 70
6 北居良樹 スズキ 69
8 鈴木友也 Honda 46
19 芹沢直樹 Honda 13
21 中掘敏宏 Honda 9
23 杉本高規 Honda 6
23 沼田誠司 Honda 6
28 杉山和起 Honda 2
29 関川信一 Honda 1
ポイント一覧へ
ページの先頭へ