■マルコ・アンドレッティ(優勝)
「トップを目指して全開で走る。そういう戦いになっていた。チームがレース前に立てた作戦が見事に当たり、僕らはトップに立つことができた。アンドレッティ・グリーン・レーシングが僕に与えてくれたマシンもすばらしいものだった。すべてがうまく行き、僕はついに勝つことができた。今シーズン、僕はずっと勝利を求めてがんばり続けて来た。今シーズンの目標だった1勝を記録でき、本当にうれしい」
■ダリオ・フランキッティ(2位)
「今日の勝利はチーム全体で勝ち取ったものだ。マルコの勝利を僕は誇りに思う。彼は見事なレースを戦っていた。力強いドライビングだった。アンドレッティ・グリーン・レーシングにとって今シーズンは苦しい戦いが続いて来ていただけに、今日のマルコと彼のクルーたちによる勝利を僕は心からよろこんでいる。僕のクルーたちも全力を出し切ってくれた。2位もすばらしい結果だ。このコースで80周を戦うのは、体力的にも、マシンにとっても厳しいものなのだ」
■ヴィットール・メイラ(3位) 「とても長いレースだった。ダッシュボードの周回数表示が作動していないかと感じたぐらいだった。レース序盤から燃費だけでなく、ブレーキの温存などにも十分気をつけて走っていた。それが終盤、土壇場でのポジションアップにつながったと思う。残り周回数が少なくなってからも僕らのブレーキは非常に強力だった。燃料も十分に残っていた。パンサー・レーシングにとって、今日はとてもいい結果を得られたとよろこんでいる」
■松浦孝亮(13位)
「ファイナル・プラクティスで決勝用のマシンが戦えるハンドリングになっていることが確認できていましたし、レースの序盤も力強い走りを展開していました。チームはすばらしい仕事をしてくれていたと思います。しかし、レースの中盤にバディ・ライスとのアクシデントがあり、周回遅れに陥ってしまいました。イン側にスペースは用意していたのにリアタイヤにぶつかって来て、こちらがスピン。トップと同一周回に戻れるチャンスを待っていましたが、それは最後まで来ませんでした。もう次は最終戦ですが、僕らの得意な1.5マイル・オーバルなのでシカゴランドではいい結果を出したいと思います」
■ロバート・クラーク:HPD社長
「ワトキンス・グレン以来、久しぶりのロードレースだったが、天気にも恵まれ、レースの内容もすばらしいものとなった。
マルコ・アンドレッティという新しいウイナーの誕生は、IndyCarシリーズにとって非常によろこばしいことだ。彼はルーキーでありながら、見事な走りを最後まで続けていた。同じタイミングでピットストップを行ったトニー・カナーンは最終ラップにピットへと給油に向かわねばならなかったが、マルコはゴールまで走り通した。今週の彼は他のどのドライバーよりも勝利に対してのモチベーションが高かったように感じられていたが、本当に初勝利をつかんで見せた。アンドレッティというレース界における輝かしい名前と同じシリーズを戦い、彼らが新たな勝利を記録する。我々Hondaはそこで一緒に戦うことができており、それは極めて光栄なことである。
チャンピオン争いはさらにポイント差が縮まった。4人のドライバーたちがいずれもチャンスを持った状態で最終戦シカゴランドを迎えるのだ。今シーズン最後のレースも本当にエキサイティングなものとなるだろう」
|