■エリオ・カストロネベス(優勝) 「すばらしいマシンを用意してくれたチーム・ペンスキーのクルーたちに感謝したい。レース終盤は思い切り攻撃的に走った。ミルウォーキーで不運なアクシデントに遭ったことで、僕らはシーズン最終戦まで攻め続けていくことに決めた。今日のレースもシーズン最後のレースであるかのように走った。優勝し、ポイントリーダーに戻ることもできた。これは僕らのチームにとって非常に大きなモチベーションになる。次のケンタッキーでも僕らは必ずやすばらしいレースを戦えるはずだ」
■ヴィットール・メイラ(2位) 「パンサー・レーシングは非常に力のあるチームだ。今年の僕らは、ショートオーバル、ストリートコース、ロードコース、大きなオーバル、どんなコースに行っても速さを発揮している。そういうチームこそがチャンピオンになる資格があると思う。僕らは今回も110パーセントの力を振り絞って戦った。2位に下がってからはフルコースコーションが出るのを待っていた。リスタートで非常に速いマシンとなっていたから。しかし、その願いは叶わなかった」
■ダン・ウェルドン(3位) 「すごく速かったサム・ホーニッシュJr.がリタイアを喫した。誰かが不運に見舞われるのを見るのは残念なことだが、我々はそれによって何点か多くのポイントを稼ぐことができた。今日のマシンの仕上がり具合としては、望めるベストの結果を手に入れることができたと思う。優勝争いを行えるだけの力が僕らにはなかった。チップ・ガナッシ・レーシングはこれまでも全力で戦ってきたが、これからもさらなるハードワークをこなし、残る3レースを戦い抜く」
■松浦孝亮(9位) 「単独走行でのスピードが十分になかったので、集団での争いで前に出ても、また抜き返されてしまうという厳しい戦いになっていました。コーナーのイン側ではスピードが下がってしまっていたので、アウト側もトライしましたが、そちらもスピードが伸びませんでした。最後は集団での戦いになると読んでいて、その通りの展開となりました。そこで何台かをパスして9位でゴールできました。これは自分にとってミシガンでのベストリザルトです。でも、ミシガンではもっと上位での戦い、そしてフィニッシュができると考えていましたから、9位という結果はとても悔しいです。次戦のケンタッキーでは、我々のマシンは速いはずですから、上位でのフィニッシュを目指します」
■ロバート・クラー:HPD社長 「すばらしいレースだった。ミシガン・スピードウェイはエンジン全開で走ることのできるコースのため、エンジンには非常に過酷だが、Honda Indy V-8はどのマシンに搭載されているものもイコールの力を発揮していたと思う。だからこそIRL IndyCarシリーズ史上3番目に早いペースでのレースが、これだけ拮抗したエキサイティングなレースになったのだ。スーパー・スピードウェイにおけるレースとして、近年のトップに数えられるべき戦いだった。 今日のレース結果により、再びチャンピオン争いのポイント差が縮まった。Hondaがエンジンを全チームに供給することとなった最初のシーズンが、これだけ激しいチャンピオン争いとなり、そのほかのポジションもし烈に争われているのは大変よろこばしい。性能差のないエンジンを全チームに平等に供給できていることの証明となるからだ。Honda Indy V-8、そして我々の供給体制に対し、全チームが高い評価を与えてくれている。残すところ3戦、タイトル争いはますますヒートアップするだろう。これからもHondaは、全員がイコールコンディションの戦いを行えるよう、信頼性が高く、パワーなどの性能差がないエンジンの供給を続けて行く」 |