■サム・ホーニッシュJr.(優勝) 「素晴らしい週末となった。合同テストではクラッシュをしてしまったが、代わりにチームが用意してくれたロードコース用マシンを、ショート・オーバルで素晴らしいハンドリングに仕上げることができた。今日はピットクルーの仕事ぶりも最高だった。リッチモンドはコース上でのオーバーテイクが難しい。トップでピットに入ったら、ぜひともその座を守ったままコースへ復帰したいと考えていた。それを実現してくれたのがクルーたちだった。今回の勝利はHondaにとってアメリカでの100勝目。その記念すべき勝利を挙げるドライバーとなれたこともとても嬉しい」
■ヴィットール・メイラ(2位) 「自分たちのマシンが今日は最速だったと思う。しかし、2回のピットストップで2度とも順位を落としてしまった。それでも、コース上で上位陣のライバルたちをオーバーテイクし、2位までポジションを上げてゴールすることができた。最後はダリオ・フランキッティとの激しいバトルとなったが、彼は非常にプロフェッショナルな戦いをしてくれた。あと少しの力をチーム全体が発揮できるようになれば、僕らは必ずや勝利を記録することができるはずだ」
■ダリオ・フランキッティ(3位) 「今日は最後のピットストップでのクルーたちが見事だった。エリオ・カストロネベスら、多くのマシンをパスすることができた。サム・ホーニッシュJr.ですら、あと少しでパスできそうだった。終盤のリスタートの後には彼に迫ることができ、抜くチャンスもあって何度かアタックを試みた。しかし、オーバーテイクは果たせなかった。そして、最後に自分より速いマシンを手に入れていたヴィットール・メイラにパスされた。それでも3位でゴールすることができた。次のレースからもさらに上位を目指して戦っていく」
■松浦孝亮(12位) 「序盤はアンダーステアが出ていて、ピットストップでフロントウィングに調整を加えました。1周ならとても速いラップタイムで走れたのですが、コンスタントに速さを保つことができませんでした。ショート・オーバルでそういう走りを実現することはとても難しく、まだそれが自分にはできていないと感じました。次のカンザスはテストでも非常に好調だったので、得意な1.5マイル・オーバルでもありますし、上位フィニッシュを目指します」
■ロバート・クラーク:HPD社長 「リッチモンドというショート・トラックでのレースは、毎年非常にエキサイティングなものとなる。今年もファンが見て楽しく素晴らしいレースとなっていた。優勝したサム・ホーニッシュJr.におめでとうと言いたい。彼の速さは単独走行だけでなく、トラフィックの中においても最高だった。2位でゴールしたヴィットール・メイラも素晴らしかった。ポイントリーダーのエリオ・カストロネベスがトラブルのために多くのポイントを稼げなかったことから、チャンピオン争いも差が縮まって面白くなっている。ロードコースでの1戦を含め、コースのバラエティも豊富なシーズン後半戦も、非常にエキサイティングなものとなるだろう」 |