Hondaホームページ
モータースポーツ
IndyCar Series
IndyCar Series
第3戦 ツインリンクもてぎ
モータースポーツTOPへ
日本 Round 3
Motegi
2004 April,17
IndyCar Series TOPへ
予選レポート
コメント
予選リザルト
決勝レポート
決勝リザルト
ポイント
Honda Indy V-8がトップ5グリッドを独占
松浦孝亮も自己ベストの予選4位に食い込む

予選日:4月16日(金) サーキット:ツインリンクもてぎ 天候:晴れ 気温:21℃

D.ウェルドン
D.ウェルドン

 シリーズ第3戦はHondaにとって母国開催となるツインリンクもてぎでの「BRIDGESTONE INDY JAPAN 300MILE」。
 好天に恵まれた予選でポールポジションを獲得したのは、Honda Indy V-8搭載ダラーラに乗るダン・ウェルドン(アンドレッティ・グリーン・レーシング)。第2戦フェニックスからの連続ポールポジション獲得を果たした。ラップタイムは26秒5938で、平均時速は205.762マイルであった。2位はグレッグ・レイ(アクセス・モータースポーツ)、3位はトニー・カナーン(アンドレッティ・グリーン・レーシング)、4位は松浦孝亮(スーパーアグリ・フェルナンデス・レーシング)、そして5位はバディ・ライス(チーム・レイホール)と、Honda Indy V-8勢はパワー・アドバンテージを見せつけてトップ5グリッドを独占、7人がトップ10入りを果たした。

 今週末は天候が心配されていたが、雨は公式練習が始まる前の水曜日に降り止んだ。木曜にプラクティスが開始された時、ツインリンクもてぎ上空には快晴が広がっており、気温も初夏を思わせる20度近くまで日中には上がった。木曜日には2回のプラクティスが行われ、さらに暖かくなった今日は、午前中に3回目のプラクティス、そして午後には公式予選が行われた。

 3回のプラクティスですべてトップタイムをマークしたのはカナーンだった。しかし、予選では彼のチームメイトであるウェルドンが22台出場中の19番目のアタッカーという順番も味方につけ、ポールポジションを獲得した。先に走ったチームメイトからの情報がドライビングにプラスとなったのだ。

 ウェルドンが26秒5938を出すまでは、6番目にアタックを行ったレイがトップに君臨し続けていた。プラクティスで最速だったカナーンは17番目にコースインしたが、僅かにレイには届かず、2位となっていた。ウェルドンはカナーンから最後の情報を受け取り、アタック2周目にカナーン、そしてレイをも上回るタイムを叩き出したのだった。

 ルーキーの松浦は自己ベスト、そして参戦2年目のチームにとってもベストとなる4位グリッドを26秒6111のタイムで獲得。今回が今年初めてのレース参戦となるロジャー安川(チーム・レイホール)は13位グリッド、同じくレイホールから今年初出場するヴィットール・メイラは8位グリッドから明日のレースをスタートすることと決まった。

コメント ページトップへ
ダン・ウェルドン(ポールポジション 26秒5938)
「エンジニアのエディー・ジョーンズ、そしてHondaが僕にポールポジションをもたらしてくれた。チームメイトのトニー、そして彼のエンジニアからも強力なサポートがあった。もてぎのコースは、ファンがレースを見て楽しく、ドライバーには攻略するのが難しいものとなるよう設計されたと思うが、まさしくその通りになっている。ターン3とターン4は非常に難しいが、タイムを縮めるための鍵になるのがそこだ。今日はマシンが素晴らしく、思い切ってアタックをする勇気と自信を僕に与えてくれていた。アンドレッティ・グリーン・レーシングとHondaが続けてきているハードワークは、今日のポールポジションだけでなく、明日のレースで勝利を手に入れるのに十分なものだと思う」

グレッグ・レイ(予選2位 26秒5990)
「朝のプラクティスでマシンが良くなっていたのは確認していたが、自分としてはポールポジションを狙っていたわけではなかった。自分に今与えられているマシンで、どれだけ良い仕事ができるか、それだけを考えてアタックを行った。今回僕らのチームは設立1周年を迎えた。Hondaのホームコースであるもてぎで予選2位という良いグリッドを獲得できて嬉しい。この勢いを持ってカーナンバー13番のチームをさらに成長させて行きたい。トップ5を独占したことで明らかな通り、Hondaは開発を頑張ってくれ、素晴らしいエンジンを今回のレースに用意してくれている。レースでも全力を出し切るつもりだ」

トニー・カナーン(予選3位 26秒6031)
「自分のマシンはターン3とターン4で少しだがオーバーステアが出たためにポールポジションを獲得できなかったが、チームメイトのダンが2戦連続のポールを手にした。自分のことのように嬉しい。アンドレッティ・グリーン・レーシングのチーム力がフルに発揮された結果だからだ。Hondaは開発を全力で行っており、第2戦フェニックスよりも今回のエンジンは良いものになっている。パワーも上がっているし、トルクも太くなっているので、その点は混戦になってもアドバンテージとなる。僕らアンドレッティ・グリーンの4人はレース用のセッティングも非常に良いものにできている。明日のレースが楽しみだ。今年こそいい結果を手に入れることができるはずだ」

松浦孝亮(予選4位 26秒6110)
松浦孝亮
「予選でのマシンはとても良いものになっていました。日本のファンの皆さんの前でクルマを前の方のグリッドに並べられることは凄く嬉しいし、チームにとってとても大事なことだと思います。マシンのハンドリングが非常に良かったので、走っていて本当に気持ちが良かったです。今週は走るたびにマシンが良くなっています。ずっと燃料はハーフタンクで決勝用のセッティングを続けて来ています。予選で良かったセッティングが基本的にレース用になると思います」

バディ・ライス(予選5位 26秒6397)
「もう少し良いタイム、もう少し上のグリッドを狙っていた。しかし、インディカー・レースではほんの小さな差がスターティング・ポジションに大きく影響する。ポールのダンとの差も決して大きなものではない。レース用のセッティングを重点的に行って来て、マシンはとても良い仕上がりになっている。レースではいい走りができそうだし、勝つチャンスはある」

ロジャー・安川(予選13位 26秒8415)
ロジャー安川
「もっと上位に食い込みたかったのですが、ターン3とターン4でマシンがオーバーステアになってしまっていて、アクセルを踏み込み続けることができませんでした。チームメイト3人の中では一番オーバーステア気味のセッティングをトライしました。いいタイムを出すために、オーバーステアになるギリギリ手前のところを狙ったからです。スターティング・グリッドは狙っていたものよりも悪くはなりましたが、決勝に向けてのマシンの仕上がりはとても良いので、明日のレースで上位に食い込む走りを見せたいと思っています」

和田康裕 HPD社長
「風が強く吹いており、シャシーのセッティングが難しい面もありましたが、各チームが頑張ってくれて予選でトップ5を独占することができました。明日のレースこそが重要ですが、今日の時点までではとても満足しています。松浦が良く頑張り、予選4位に入りました。これは素晴らしいことだし、とても嬉しいですね。
 エンジンのパフォーマンスに不安要素はまったくありません。燃費も予選まででチェックしていますが良い数字になっています。第2戦のフェニックスの時よりもエンジンは全ての面で性能が向上しています。ピークパワーだけが上がったのではなく、パワーカーブが低回転から全体的に上がっています。混戦の状況でも戦い易くなっているはずですし、燃費も向上しています。このレースの後はすぐさま3リッター・エンジンに切り替えなければなりませんし、スケジュールはかなりタイトですが、全員が頑張ってくれました」
Honda Racing インディカー・シリーズ TOPへモータースポーツTOPへ

フッタ ホームへ 検索へ お客様窓口へ ご意見・ご感想へ マップへ ホットニュースへ ホームへ