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Testingアメリカオースティン オープンテスト

2020年2月11日(火)、12日(水)

サーキット・オブ・ジ・アメリカズ

オースティン オープンテスト

開幕前の合同テストでアレクサンダー・ロッシが
2番手のラップタイムをマーク

インディカー・シリーズでは恒例となっている2日間の開幕前合同テストが、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されました。集まったマシンは25台。Hondaエンジン搭載マシンは13台が走行し、アレクサンダー・ロッシ(Andretti Autosport)が2番手につける1分46秒9999をマークしました。

2020年シーズンのシリーズ第4戦が行われるCOTAでの合同テストは、昨年に続き今回が2回目。1日6時間の走行を2日連続で行うスケジュールでしたが、アメリカ南部地域に押し寄せた寒気により、1日目は気温も路面温度も上がらず、雨も降り続けたことから、マシンのチェックを行うためのラップをこなしただけで走行終了となりました。幸いにも2日目は午後から天候が回復。気温も徐々に上昇し、どんどんと路面は乾いていくコンディション下で走行が重ねられました。

今回のテストはインディカーが今シーズンから導入する画期的な安全装備、エアロスクリーンを全車が装着して行われました。F1世界選手権などですでに採用されているHALOと強化ポリカーボネイト製のウインドスクリーンを組み合わせたことにより、ドライバーの頭部から上半身のプロテクションは飛躍的に向上しています。各チームは、エアロスクリーンを装備したマシンがどのようなハンドリングを示すのか、不具合は出ないかなどの確認を行いながら、パフォーマンス向上のためのマシンセッティングを行いました。

2日目の走行は、25台のマシンに27人のドライバーが搭乗し、非常に慌ただしいものとなりました。ほぼ全員が新品タイヤを履いての予選シミュレーションを行い、ロッシがトップからわずかに0.2秒差の2番手につけました。昨年の合同テストでペースセッターとなり、レースでは自身のキャリア初優勝を飾ったコルトン・ハータ(Andretti Harding Steinbrenner Autosport)が、今回のテストで5番手のタイムを記録しました。シリーズチャンピオンに5回輝いているスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は8番手にタイムをマークし、彼のチームメートのフェリックス・ローゼンクヴィストは11番手でした。そして、彼ら2人の間に割って入る9番手でテストを終えたのは、印象的なパフォーマンスを発揮したルーキーのアレックス・パロウ(Dale Coyne Racing with Team Goh)でした。マルコ・アンドレッティ(Andretti Herta with Marco & Curb-Agajanian)は12番手で、ジャック・ハーヴィー(Meyer Shank Racing)は13番手、12年シリーズチャンピオンのライアン・ハンター-レイ(Andretti Autosport)は14番手でテストを終えました。

17年のINDY500ウイナーで、19年シーズンは2勝、ポールポジション獲得2回、トップ3フィニッシュ4回という好成績を残した佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、今シーズン全体を見通した上で、新しいマシンセッティングにトライするプログラムをこなしていたことから、ガレージでマシンの変更作業を受けている時間が長く、走行周回数は40周と少ないものになりました。コースコンディションの改善に合わせてラップタイムを狙うセッティングとしなかったことから、ラップタイムでは27人中の22番手でした。今回のテストはチームの底力を上げるために使われたのです。

3月中旬のシーズン開幕に向けて残された時間は約1カ月。その間に各チームはさらにテストを行い、フロリダ州セント・ピーターズバーグでのストリートレースに備えます。佐藤琢磨は、フロリダ州セブリングのロードコースでテストを1日行い、開幕戦を迎えます。

コメント

アレクサンダー・ロッシ(2番手)
「とても長いオフシーズンがようやく終わり、またこうしてサーキットを走ることができ、喜びを感じています。昨日と今日の午前中は悪天候が続き、走ることができずに待たされていました。本当につらい時間帯でしたが、チームがすばらしい仕事をしてくれたおかげで、走行時間が大幅に短縮されたというのに、用意をしていた非常に多くのプログラムをほぼすべてこなすことができました。エアロスクリーンも、試験的な状況ながら心配されたトラブルはほとんどありませんでした。トラブルがあったとしたら、それはテスト終盤、夕刻の時間帯に起こっていた光の反射ぐらいでした。たいへんポジティブな結果となりました。私たちのチームは充実したテストをこなし、半日間の走行だけで2020年シーズンに必要とされる条件を満たした上々のマシンセッティングを見つけることができました。とてもハッピーなテストとなりました」

佐藤琢磨(22番手)
「今回は自分にとって初めてのエアロスクリーン装着マシンでの走行で、同時にこのオフシーズンに走る初めての機会でもありました。2日間で多くのラップをこなすつもりでいましたが、悪天候のために1日目はほとんど走れず、2日目も考えていたよりずっと少ない周回数しか走り込むことができませんでした。2020年用のマシンはエアロスクリーン装着によって重量が増え、重心が高まったことによってハンドリングが変わっていますが、インディカーが本来持つ基本的な特性が大きく変わっているというわけではないということが実際に走行してみて理解できました。私たちのチームは昨シーズンの経験から学んだ新しいセッティングのアイディアをテストでいくつも試しました。そのため、短縮された走行時間内にガレージで作業を受ける時間が長くなり、周回数は少なくなりましたが、想定通りの結果が出るなどの成果が得られたので、今回のデータを基に競争力の高いマシンを作って開幕戦、そして新シーズンに臨みたいと考えています」

リザルト

順位 No. ドライバー マシン タイム/差
1 12 W.パワー シボレー 1'46.7603
2 27 アレクサンダー・ロッシ Honda 1'46.9999
3 2 S.マクラフリン シボレー 1'47.2630
4 1 J.ニューガーデン シボレー 1'47.2750
5 88 コルトン・ハータ Honda 1'47.3672
6 22 S.パジェノー シボレー 1'47.5568
7 7 O.アスキュー シボレー 1'47.5611
8 9 スコット・ディクソン Honda 1'47.6921
9 55 アレックス・パロウ Honda 1'47.7070
10 5 P.オワード シボレー 1'47.7151
11 10 フェリックス・ローゼンクヴィスト Honda 1'47.7796
12 98 マルコ・アンドレッティ Honda 1'47.8385
13 60 ジャック・ハーヴィー Honda 1'47.8902
14 28 ライアン・ハンター-レイ Honda 1'47.8914
         
16 15 グレアム・レイホール Honda 1'47.9870
17 26 ザック・ヴィーチ Honda 1'48.0054
19 8 マーカス・エリクソン Honda 1'48.3065
20 18 サンティノ・フェルッチ Honda 1'48.3640
22 30 佐藤琢磨 Honda 1'48.6896

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