2013年7月13(土)
予選
会場:ザクセンリンク
天候:曇りのち晴れ
気温:23℃
コースコンディション:ドライ
FP1 | FP2 | FP3 | FP4 | QP | Race | Standing | |
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ダニ・ペドロサ | 2nd | 2nd | - | - | 12th | - | - |
マルク・マルケス | 4th | 3rd | 1st | 3rd | 1st | - | - |
第8戦ドイツGPの予選は、初日のフリー走行で5番手のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が好調な走りで、今季3回目のポールポジション(PP)を獲得しました。マルケスは、午前中のフリー走行でトップタイムをマーク。午後の予選でも快調にラップを刻みました。
午前中のフリー走行は、セッション開始直後に小雨が降り、すべてのライダーが一時、走行を見合わせました。その後、雨は上がり、走行が再開されました。しかし、小雨が降り、気温が16℃という難しいセッションのため、半数近くのライダーがタイムを更新できませんでした。そうした難しいコンディションの中でマルケスは順調にセットアップを進め、このセッション3ではただ一人1分21秒台をマークしました。フリー走行で総合首位。トップタイムで予選2に進出したマルケスは快走を披露。第4戦フランスGP以来、4戦ぶり、今季3回目のPP獲得となりました。この予選でマルケスは、ベストタイムをマークするだけでなく、1分21秒台を6ラップ刻み、ライバルを圧倒しました。決勝では、第2戦アメリカズGP以来となる今季2勝目が期待されます。
ドイツGP4連勝の期待が寄せられるダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、午前中に行われた3回目のフリー走行で転倒、頭と左肩を強く打ち、サーキットに近いケムニッツの病院で検査と治療を受けました。左鎖骨にヒビが入っていることが確認されましたが、骨折はないため、日曜日の状態を見て、出場するかどうかを決めることになります。この日、予選をキャンセルしたペドロサですが、3回目までのフリー走行で総合4番手で予選2への進出を果たしているため、決勝に出場する際は12番グリッドから出場することになります。
マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
「ポールポジションを獲得できて、とてもうれしいです。このサーキットはオーバーテイクがとても難しいので、フロントローからスタートできるのはとても大事なことです。4回目のフリー走行でいいペースを出せたし、とても快適でした。予選ではマシンのパフォーマンスを最大限、引き出すことに少し苦労しましたが、2度目に出たときは、よくなりました。すばらしい仕事ができたと思います。明日は、ベストを尽くし、いいレースをして表彰台争いをしたいです。運がよければ優勝したいです。午前中のダニの転倒を見たあとは、1コーナーで少し慎重になりました。早く回復して明日レースができることを願っています。バレンティーノやステファン、そしてカルとの戦いになると思いますが、厳しいレースになるでしょう」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 12グリッド)
「本当に恐い瞬間でした。今でも何が起きたのかよくわかりません。頭を強く打って、肩にひどい痛みを感じました。肩の感触をすぐにチェックしました。幸いメディカルセンターで骨折していないことがわかりました。ただ、小さいヒビがあるかもしれないということでした。転倒したあとは、めまいがひどかったのですが意識はありました。念のためケムニッツの病院へヘリコプターで飛んで、CATスキャンを撮り、左の鎖骨に小さなヒビがあることがわかりました。幸い、完全に骨折しているわけではありませんでした。今夜は休んで、明日の朝になって、身体の様子をみたいです。もし十分に力があれば、メディカルチェックを行いレースに出たいです」
2013.7.13
Fantastic pole for Marquez but despair for Pedrosa after giant high side crash
It's been another day of mixed fortunes for the Repsol Honda Team at the GP of Germany.