qatar アラゴンGP
  QatarGP
  FP1 FP2 FP3 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ - 2nd 1st 2nd 1st 2nd
ジョナサン・レイ - 11th 9th 7th 7th 19th
  Report

第14戦アラゴンGPの決勝は、朝から青空が広がる絶好のコンディションとなり、3クラスともに力を出しきった熱戦が繰り広げられました。MotoGPクラスは、予選2番手から決勝に挑んだダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、ポールポジション(PP)から先行したホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)をピタリとマーク。7周目にかわすと、1分49秒台のハイペースを刻んでリードを広げ、レースの折り返し点では、4秒前後の大量リードを築きました。それからは、1分49秒台から50秒台前半の好タイムで周回し、23周のレースを終えたときには、6.472秒引き離す独走となりました。

今大会は、金曜日が終日雨となり、土曜日の午前中のフリー走行もウエットコンディションで行われました。土曜日の午後は曇り空ながらドライコンディションになり、予選と日曜日のウオームアップでしっかりセッティングを決めたペドロサは、地元応援団の期待に応える走りをみせました。

前戦サンマリノGPでは、PPを獲得するも不運のトラブルとアクシデントで優勝のチャンスを逃しました。今大会は、その雪辱を果たすことに成功し、総合首位のロレンソとのポイント差を33点へと縮めて、すばらしい青空が広がったアラゴンで前戦の悔しさを晴らしました。

ケガで欠場しているケーシー・ストーナーの代役として2戦目を迎えるジョナサン・レイ(Repsol Honda Team)は7位となりました。

  Comment

ダニ・ペドロサ(MotoGP 優勝)
「今大会は、前回の大会で問題になったレース進行についてレースディレクションと話し合ったり、昨日の予選で転倒してメカニックに大変な仕事を増やしてしまったり、全体的に忙しくて厳しい週末となりました。しかし、レースでは落ち着いて集中することができました。ホルヘ(ロレンソ、ヤマハ)は序盤でとても速かったのですが、彼についていくことができました。その後、数周でペースを上げられることが分かったので、彼をパスして自分のリズムを見つけようとしました。今日は非常に集中できましたし、レースをしているんだということを忘れてしまうほどでした。そして、残り4周になってからは、コーナー進入時のシフトダウンに少し問題が出てきました。昨日も同じ問題がありましたが、全体的にマシンはよく機能していましたし、チームの努力と、ファンや家族のサポートにも感謝したいです。この勝利は彼らと一緒に手にした勝利だと思います」

ジョナサン・レイ(MotoGP 7位)
「前のライダーたちとのギャップを縮めるという目標を達成できてうれしいです。最後には10秒差まで追い上げることができました。しかし、今回もレース中は一人になったので、集中するのが難しいレースでした。最初はアルバロ(バウティスタ)に大きなギャップをつけられてしまいましたが、徐々にその差を縮めました。今日はたくさんのことを学びました。今回のレースでは、トラクションコントロールのボタンなど、いくつかの調整ボタンを使ってみましたので、かなり混乱しましたが、どうなるか見てみようと自分に言い聞かせて走ってみました。今回のようなチャンスを与えてもらい、とてもうれしいです。もてぎはどうなるかまだよく分かりませんが、ケーシー(ストーナー)の健闘を祈っています。そして彼が、世界の頂点に立って、最後のシーズンを終われることを願っています。この機会を与えてくれたHRCと、Repsol Honda Teamに感謝します。僕を代役としてではなく、チームの一員として扱ってくれたことに感謝します。すばらしい経験となりました。今年はHondaファミリーとなって10年目になります。いつかまた、ここに戻ってこられることを願っています」

中本修平|HRCチーム代表
「優勝することができて、とてもうれしいです。今回は天候が不安定でしたが、ウエットでもドライでも着実に走ることができました。決勝レースも、ダニは想定したタイムで走れましたし、思っていたよりもリードを広げることができました。これで総合首位のホルヘと33点差になりました。まだまだギャップは大きいですが、次の日本GPも優勝できるように全力を尽くします。応援よろしくお願いします」

  Comment

2012.09.30
Pedrosa celebrates his birthday with a race win in Aragon, Rea finishes 7th In an intense battle between the two Championship contenders, it was Repsol Honda's Dani Pedrosa who emerged as victor, for the fourth time this season. His team mate, Jonathan Rea, took an impressive 7th in just his second MotoGP outing.

PRESS RELEASE プレス向けニュース配信