アメリカGP
  QatarGP
  FP1 FP2 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 1st 1st - - -
ケーシー・ストーナー 3rd 3rd - - -
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第10戦アメリカGPのフリー走行は、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が好調な走りを見せ、午前、午後ともにトップタイムをマークしました。午前のセッションは気温15℃、青空が広がった午後は21℃まで上昇しましたが、この時季のラグナセカとしてはやや涼しいコンディションとなり、初日から好タイムを刻みました。

前戦イタリアGPのあとに実施した合同テストで、Repsol Honda Teamはプロトタイプのエンジンと車体のテストを行いました。このテストで、エンジンと車体ともに、これまで以上のポテンシャルを感じ取ったペドロサは、この日、イタリアGPまで使っていたRC213Vと、プロトタイプを乗り比べながら、着実にタイムを更新しました。

昨年の大会は、ケガから復帰して3戦目のレースでした。ラグナセカは体力的にハードなサーキットのため、100%の走りができずに3位でしたが、今年は体調も万全です。ニューマシンに大きな手応えを感じ取っているだけに、2009年以来、3年ぶりのアメリカGP制覇に向けて自信をみなぎらせていました。

チームメートで、2年連続3回目のアメリカGP制覇を狙うケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)も、ペドロサから0.369秒差の3番手と、まずまずのスタートを切りました。ストーナーも、イタリアGP後の合同テストでプロトタイプのエンジンと車体のテストを行いました。ストーナーは今大会、これまでの車体とニューエンジンの組み合わせをチョイス。初日はセットアップに集中して3番手でしたが、2日目の予選では、ペドロサとともにポールポジション争いが期待されます。

イタリアGPとアメリカGPの間は、わずか約2週間のインターバル。短い準備期間でしたが、Hondaはペドロサとストーナーのリクエストに応えて、イタリアGP後の合同テストで好結果を残した新型の車体とエンジンを準備することに成功しました。その努力に両選手が応えるというスタートとなり、Honda勢としての今季5勝目に向けて大きく前進しました。

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ダニ・ペドロサ(MotoGP 1番手)
「今日はいい仕事ができました。グリップがあまりよくなくて、リアのフィーリングに少し苦戦しましたが、1回目の走行からいいタイムを出すことができましたし、午後のセッションでもタイムを更新することができました。タイヤは午後になって、かなり機能するようになりました。しかし、全体的にまだグリップが足りませんので、安定したラップを刻むのは大変でした。明日はレースへ向けて、いいペースを刻めるようにがんばりたいです。新しいマシンは、このサーキットには合っていると思います。明日も引き続きセットアップに取り組みたいです」

ケーシー・ストーナー(MotoGP 3番手)
「今日はいろいろなことがあった一日でした。午前中はソフトタイヤで走りましたが、安定性に少し苦労しました。午後はハードタイヤで走り、少し改善されましたが、全体的にグリップが足りませんでした。明日の午前中にいくつか試したいことがあります。もし改善されれば、かなり満足するマシンになるでしょう。いいレースができるかどうかを話す前に、まずはマシンを仕上げたいです」

中本修平|HRCチーム代表
「今日はニューエンジンと車体のテストに集中しました。ケーシーは、今までの車体にニューエンジンを搭載して、従来のエンジンとの比較テストを行いました。今日はリアのグリップがあまりよくなくて、満足のいくテストにはなりませんでしたが、2台ともにニューエンジンで走ることにしました。ダニが従来のマシンとプロトタイプのマシンの比較を行い、明日からは2台ともにニューエンジンと新しい車体の組み合わせで走ることに決めました。明日から本格的なセットアップに入るので、いい状態にして決勝に挑みたいです」

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