Spain
  QatarGP
  FP1 FP2 FP3 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ NQ 1st 1st 2nd - -
ケーシー・ストーナー NQ 4th 3rd 5th - -
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第2戦スペインGPの予選は、ヘレス・サーキットで、3年ぶりの優勝と2年ぶりのポールポジションを狙うダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)と、2年連続PPに闘志を燃やすケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)のHonda勢、さらにニッキー・ヘイデン(ドゥカティ)、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)、カル・クラッチロー(ヤマハ)の5人による、し烈なアタック合戦となり、ロレンソがPPを獲得。わずかの差でペドロサが2番手、ヘイデンが3番手と続き、この3選手がフロントローを獲得しました。

今大会2日目、雨が降り続いた午前中は、3クラスともにウエットコンディションでフリー走行が行われ、天気が回復に向かった午後の予選は、Moto3クラスがウエットからドライ、MotoGPとMoto2クラスは金曜日、土曜日の2日間のセッションで初めてドライコンディションとなりました。

ウエットからドライへ。しかし、気温は16℃までしか上昇せず、風も強いという難しいコンディションとなりました。全体的に厳しい条件下でしたが、その中でペドロサが地元ファンにすばらしい走りを披露しました。ウエットコンディションとなった午前中のフリー走行では、昨日に続いてセッションのトップタイムをマーク。ドライコンディションになった午後の予選でもPP争いとなり、ウエットでもドライでも優勝を狙える状態にRC213Vを仕上げました。最高峰クラスにチャレンジしてからの6年にわたり、ペドロサは1度の優勝を含めて、6年連続で表彰台に立っています。今年は08年以来の優勝を勝ち取って、地元ファンの期待に応える意気込みです。

ペドロサとともにPPが期待されたストーナーは、午前中のフリー走行で3番手、午後の予選では上位5選手による激しいアタック合戦に加わりましたが、セッティングが決まらなかったことでタイムを伸ばせず、5番手から決勝に挑みます。今大会はウエット、ドライともにトップタイムをマークすることができなかったストーナーですが、依然としてライディングは好調で、本番になればペドロサとともに優勝の期待が膨らみます。

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ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
「とてもいい予選セッションでした。どれだけプッシュできるかという判断がとても難しかったです。濡れている場所があって、ミスをしやすかったのですが、ベストを尽くせたと思います。フリー走行はウエットコンディションで、レインタイヤでたくさん周回した後だったので、スリックを使うとまるで別のマシンのようでした。でも、いいラップタイムを出すために時間を無駄にできませんでした。だから今日の自分のタイムには、とても驚いています。そしてフロントローを獲得できたので、とてもうれしいです。3月のテストもいい走りができました。この2日間も、ドライでもウエットでも、うまく走ることができました。明日はどんなコンディションになるか分かりませんが、地元ファンの前でいいレースをしたいです」

ケーシー・ストーナー(MotoGP 5番手)
「予選はあまりうまくいきませんでした。この2日間、コンディションはよくなかったんです。ハーフウエットからフルウエットまで、本当にいろいろでした。だからマシンのセットアップをちゃんと見つけられませんでした。フロントローに並びたかったので、少し残念です。でも、このようなコンディションでは、あまりプッシュしたくなかったのが本音です。あっちこっちで転倒していましたし、水たまりもあって、非常に滑りやすかったのです。とは言っても、路面コンディションのせいにはできません。セッティングが十分ではありませんでした。だから今夜、やらなければいけない仕事があります。明日の天気もどうなるか分かりません。どんな天候になっても、ベストを尽くしたいと思っています」

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2011.04.28
Pedrosa 2nd and Stoner 5th in thrilling pole at Grand Prix of Spain Qualifying at the Jerez circuit was the first dry session of the weekend and the Repsol Honda riders wasted no time on setting up their RC213V machines.

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