Japan Japan
  QatarGP
  FP1 FP2 FP3 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 4th 1st 3rd 4th - -
アンドレア・ドヴィツィオーゾ 2nd 3rd 2nd 3rd - -
ケーシー・ストーナー 1st 2nd 1st 1st - -
  Report

第15戦日本GPの予選は、やや雲の多い一日となりました。最高気温も22℃と前日より4℃低く、路面温度も9℃低いコンディションとなり、セットアップの難しい一日となりました。しかし、好調なスタートを切ったHonda勢は、2日目も順調にメニューを消化。Repsol Honda Teamは、ケーシー・ストーナーが今季10度目のPPを獲得。3番手にアンドレア・ドヴィツィオーゾ、4番手にダニ・ペドロサと続きました。

今季10度目のPPを獲得したストーナーは、1987年にワイン・ガードナーが達成した記録に並び、1997年にミック・ドゥーハンが達成したシーズン12回の記録にあと2つと迫りました。同郷の偉大なチャンピオンたちに肩を並べる記録を打ち立てたストーナーは、今大会の結果によっては、次戦オーストラリアGPでタイトルを獲得する可能性が高まります。日本GPは、ストーナーにとってもHondaにとっても重要な一戦となりますが、プレッシャーを感じさせない伸び伸びした走りを披露しました。

初日3番手、2日目のフリー走行で2番手につけたドヴィツィオーゾは、予選でも3番手と好調な走りを見せ、第4戦フランスGP以来となる今季2度目のフロントローを獲得しました。昨年の大会ではPPを獲得、決勝は惜しくも2位と、優勝を逃していますが、今年は2年連続フロントローを獲得。2年連続表彰台と今季初優勝を狙います。

初日トップタイムをマークしたペドロサは、ソフトタイヤを装着してのアタックが決まらず、4番手へとポジションを落としました。しかし、レースタイヤを装着して4番手タイム、ロングランでも優勝を狙えるアベレージを刻んでいるだけに、Repsol Honda Teamの3選手の優勝争いと表彰台独占への期待が高まっています。

  Comment

ケーシー・ストーナー(MotoGP ポールポジション)
「ここまですべて順調でした。1つのセッションを除いて、すべてファステストでしたからね。最高です。午後の予選では、いくつか違うセッティングを試しました。でも、あまり前進しなかったので、明日は今朝のセッティングに戻すことになると思います。明日は天気がどうなるか分かりません。雨の可能性もあるので、セッティングには十分注意したいと考えています。今日のホルヘ(ロレンソ、ヤマハ)は、すばらしい走りをしていました。アンドレアやダニもよかったです。2日間走ってみて、このサーキットとHondaの相性のよさを感じました。Hondaでもてぎを走る日をずっと楽しみにしてきました。明日は厳しいレースになると思います。でもチームは一生懸命、仕事をしています。ベストを尽くしたいです」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 3番手)
「もてぎでフロントローに並べて、とてもうれしいです。午前から午後にかけて、前進することができました。決勝はいいレースをする自信があります。とくにブレーキングはよかったです。今日はソフトとハードを試しましたが、どっちも悪くありませんでした。明日の天候を見て、タイヤを決めたいと考えています。タイヤはまだ決めていません。明日は表彰台争いに加われると思います。チームの仕事にはとても満足しています。明日はすばらしいレースになると思っています」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 4番手)
「セッション序盤はまずまずでした。決勝を想定したロングランでも、安定したペースでラップタイムを刻めました。すべてうまくいっているように見えました。しかし最後にソフトタイヤでアタックしたときに、うまくいきませんでした。どういうわけかグリップがよくなかったんです。それでピットに戻ってタイヤを交換したんですが、同じ問題が起きました。フロントローに並べなくて残念です。でもレースタイヤではフィーリングがいいので、自信はあります。もし明日の気温が下がったら、ソフトタイヤを使うライダーがいるかもしれません。でも僕は、ハードを使うことになると思います。ストーナーとドヴィツィオーゾ、そしてロレンソも加わって、厳しいレースになると思っています。最後まで全力で戦いたいです」

中本修平 | HRCチーム代表
「ケーシーは、もう少しグリップするようにして旋回性を上げたいと言っていましたが、シーズン10度目のPPを獲得できてよかったです。ラップタイムも悪くありませんが、ペースを上げるとチャターが出ているようなので、明日のウオームアップで最後の調整をしたいと考えています。ダニは、ソフトタイヤでタイムを上げられませんでした。結果的に、レースタイヤでベストを出しています。フロントローに並べなかったのは残念ですが、ケーシーとともに優勝争いをしてくれると思っています。アンドレアも、最終的にセットアップを詰めてきたので、3人で優勝争いをしてくれたら最高です。明日は優勝を目標に、全力を尽くしたいです」

  Comment

2011.10.01
Stoner shatters Motegi pole record with Dovizioso 3rd and Pedrosa 4th Casey Stoner qualified on pole position for the Japanese Grand Prix with a blistering 1'45.267 lap at the Motegi circuit, breaking the record set by Lorenzo in 2008 (1'45.543).

PRESS RELEASE プレス向けニュース配信