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  QatarGP
  FP1 FP2 FP3 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 1st 1st 4th 1st - -
アンドレア・ドヴィツィオーゾ 5th 5th 8th 7th - -
ケーシー・ストーナー 2nd 2nd 1st 3rd - -
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第11戦チェコGPの予選は、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が今季初ポールポジションを獲得、3番手にケーシー・ストーナーと、Repsol Honda Teamの両選手が好グリッドを獲得しました。

初日、トップタイムをマークして好調なスタートを切ったペドロサは、雨になった午前中のフリー走行でもすばらしいアベレージを刻み、ドライコンディションになった午後の予選でもきっちりとロングランをこなしました。最終ラップには、ソフトタイヤでベストラップを刻む完ぺきな走りでライバルを圧倒しました。シーズン前半戦は、チャンピオン争いに加わる速さを見せながら、ケガによる欠場が続きました。そのため、前半を終えてのランキングは、チームメートで総合首位のストーナーに83点差となる総合4位ですが、ここからどこまで追い上げるのかに大きな注目が集まっています。

そのペドロサと0.269秒差で、ストーナーが3番手につけました。今季、絶好調のストーナーは、これで6度のPPを含み10回目のフロントロー獲得となります。今大会は初日2番手となるも、思うようにセッティングが決まらず、苦戦のスタートになりました。そのため2日目のフリー、予選で、マシンの状態を改善する予定でしたが、午前中が雨になり、満足するセットアップを果たせませんでした。しかし、ウエットコンディションのフリー走行ではトップタイムをマーク。予選では僅差の3番手と、今大会も表彰台争いに加わることは間違いなく、ペドロサとの優勝争いが期待されます。

エンジンブレーキのセッティングが決まらず、初日5番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)は、この日も引き続きエンジンブレーキのセットアップに集中しました。ベストタイムは7番手。3列目からのスタートになりましたが、ハードタイヤを装着してのロングランでは十分に表彰台争いに加わるペースで周回しているだけに、追い上げのレースが期待されます。

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ダニ・ペドロサ(MotoGP ポールポジション)
「今年初めてのポールポジションです。久しぶりだったこともあって、とてもうれしいです。ここまではすべてが順調です。マシンはとてもいいし、体調もいい。マシンはいくつか小さい調整をしただけです。今日もライディングに集中することができました。明日もこの調子をキープして、いいリザルトを残したいと思っています。とにかく、ライバルたちは手ごわいし、落ち着いて冷静に戦わなければなりません。今日は午前中が雨になったことで、路面コンディションに影響しました。滑りやすかったですが、決勝に向けて、さらにグリップを上げられると思っています。明日のウオームアップで最後の調整に挑みたいです」

ケーシー・ストーナー(MotoGP 3番手)
「午前中のフリー走行でマシンの状態をよくしたかったのですが、ウエットコンディションになり、ドライのセットアップを確認することができませんでした。しかも3コーナーで転倒して、あまりいいセッションとは言えなくなりました。ドライコンディションになった午後の予選では、マシンの状態は少し改善されはしましたが、昨日に比べて大きな進歩はありませんでした。セットアップを進めるにつれて、チャターがひどくなっています。プッシュすればするほど、状態はひどくなりました。だから、フラストレーションがたまる一日でした。予選はもっとよくなると思っていました。ロングランをしているタイヤも新品タイヤも、ほとんど同じラップでした。やらなければいけないことは、まだたくさんあります。フロントローに並べてよかったのですが、マシンは望んでいる状態になってはいません。レースまでにはいくつか前進できると確信しています。明日のレースが楽しみです」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 7番手)
「昨日はエンジンブレーキのセットアップに苦しんだので、今日はイタリアGPまで使っていた状態に戻しました。昨日の夜と、今朝の雨が路面コンディションに影響して、予選はドライコンディションになりはしましたが、グリップがよくありませんでした。昨日と比べて、路面のフィーリングも変わりました。依然としてブレーキングが決まらないので、引き続き、明日のウオームアップで、もっと気持ちよく乗れるようにしたいです。決勝に向けてのペースは、それほど悪くないと思っています。表彰台争いに加わることも不可能ではないと思いますが、そう簡単ではありません。厳しい戦いになると思うので、いいスタートを切ることがとても重要です」

中本修平 | HRCチーム代表
「今日は午前中が雨になり、午後はドライになりましたが、全体的に難しいコンディションとなった一日でした。その中で、ライダーたちがよくがんばってくれました。ダニは、体調が戻ってきたことが好調の要因のひとつです。今日は、昨日から引き続き、いろいろなことにトライして、旋回性とグリップの妥協点を探っています。明日のウオームアップで、さらにトライしていきます。ケーシーは、全体的にはいい方向に向かっています。ただ、ソフトタイヤを入れた予選のアタックでは、チャターが出て、完ぺきなアタックができなかったようです。しかし、ハードタイヤのアベレージは悪くありませんし、明日もこの2人が優勝争いに加わってくれるはずです。アンドレアは、昨日からの課題となっているエンジンブレーキのセッティングがよくなったのですが、雨の影響なのか、今度はフロントに問題を抱えてしまいました。マルコは、リアのグリップ不足を訴えていますが、これはHonda勢の全体に言えることです。明日のウオームアップでは、この解決に全力を注ぎたいと考えています。ブルノでは、04年を最後に勝っていないので、今回は是が非でも優勝したいです」

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2011.08.13
Pedrosa takes pole at Brno, with Stoner third and Dovizioso seventh Tomorrow the Grand Prix of Czech Republic will mark the start of the second part of the 2011 season at the Brno circuit with Repsol Honda rider Dani Pedrosa in pole position.

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