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  QatarGP
  FP1 FP2 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ - - - - -
アンドレア・ドヴィツィオーゾ 4th 8th 5th - -
ケーシー・ストーナー 3rd 2nd 3rd - -
青山博一 12st 15th 12th - -
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コース上に出たオイルのために初日午後のスケジュールがすべてキャンセルになったオランダGP。2日目午前中のフリー走行は、3クラスともに時間を延長して行われました。1時間30分で行われたMotoGPクラスのフリー走行は、セッション前半は青空が広がりドライとなりましたが、セッション終盤は再び雨となり、難しいコンディションになりました。

午後の予選は、1時間を通じてドライコンディションになりました。マルコ・シモンチェリ(Team San Carlo Honda Gresini)がPPを獲得。そのシモンチェリとフリー走行でトップタイムを争ったケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)が、予選セッションでも3番手につけました。自己ベスト更新となる4連勝に挑みます。ウエットになった初日のフリー走行では3番手。2日目のフリー走行では、セッション開始直後に痛恨の転倒を喫しましたが、すばやいリカバリーで2番手に浮上。午後の予選では、セッティングを詰めきれず、思ったようにタイムを短縮できませんでしたが、4戦連続、今季6回目のフロントローを獲得しました。今大会では、タイヤの温まり方に課題を抱え、その対策に多くの時間を費やしました。しかし、改善する方向が見えているだけに、決勝では逆転優勝が期待されています。現在総合首位。6戦4勝と絶好調のストーナーの戦いに、大きな注目が集まります。

同じくRepsol Honda Teamのアンドレア・ドヴィツィオーゾは5番手につけました。ドヴィツィオーゾは、午前中のフリー走行で、ストーナーと同じコーナーで転倒。その後、スペアマシンで走行を再開したものの、フリー走行は8番手に終わりました。しかし、予選では転倒の影響を感じさせない走りでタイムを短縮、5番手に浮上しました。今大会はアベレージもよく、2列目からの追い上げが期待されます。

今大会、ケガのために欠場したダニ・ペドロサに代わり、Repsol Honda Teamから出場している青山博一は、午前中のフリー走行で転倒。その影響でフリー走行15番手、予選12番手という結果でした。転倒したのは左高速の15コーナーで、背中を強く打ち、痛みに耐えながらの一日となりました。

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ケーシー・ストーナー(MotoGP 3番手)
「今朝の転倒があるので、今日は最高の日だったとは言えません。朝の転倒で少し自信をなくしてしまいました。決してプッシュしすぎたとは思いませんが、ドライコンディションで走れるときにすべてのメニューをこなさなければいけないと思っていました。タイヤの左側に苦戦しました。なかなか温まらなかったので、すべての左コーナーでかなりスピードを落としてしまいました。リアを安定させるのが難しかったです。明日のウオームアップで対策をしなければなりません。でも、解決策を見つけて前進できる自信はあります。予選はまあまあだったと思います。フロントローに並べたことに満足しています。マルコのタイムに届くとは思いませんでした。彼は今週末、ずっと安定して速いです。正直、今回の自分のレースペースには少しがっかりしています。もっとよくしなければなりません。明日どんなレースができるのか分かりませんが、最後までベストを尽くしたいです」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 5番手)
「今日の結果には満足しています。朝のウオームアップで転倒しながら、こうして2列目から決勝レースに挑めるのはうれしいです。フリー走行ではトップと1.5秒開いていましたが、予選では 0.5秒まで詰めることができました。朝の転倒は9コーナー出口で、白線の隣にウエットパッチがあり、コーナー入り口からは見えませんでした。しかも、タイヤの左側がまだ温まっていませんでした。ハイサイドを起こして強く地面にたたきつけられましたが、幸い、背中と首に少し痛みがあるくらいで大きなケガはありませんでした。これほど大きな転倒は久しぶりでした。ツナギとブーツのプロテクションには、本当に満足しています。今朝はプラクティスのうち45分を無駄にしてしまいました。だから、明日のウオームアップはドライコンディションとなることを願っています。そこでマシンの調整をしたいです。レースには自信があります。でも、こういうコンディションではタイヤが温まるまで苦労するので、最初の数周は気をつけることが大事です」

青山博一(MotoGP 12番手)
「午前中のフリー走行で転倒して、背中を痛めてしまいました。午前中は、何とかスペアのマシンで走りましたが、ドライの感触をつかむだけで終わってしまいました。午後の予選は、痛み止めの注射を打って走りましたが、かなり厳しかったです。レントゲンでは骨に異常はありませんでしたが、痛みがひどいので、今日はゆっくり休みたいです。転倒はコースインをして3 周目。自分の前でケーシーが転んだので気をつけていこうと思っていました。転んだのは左の高速の15コーナー。もっとたくさん走りたかったので残念です」

中本修平| HRCチーム代表
「午前中のフリー走行での転倒には、ひやっとしましたが、3 人ともに大きなケガがなくてよかったです。転倒の原因は、路面コンディションが悪かったせいではないかと思います。ケーシーとドヴィツィオーゾが転んだコーナーは、まだウエットパッチが残っていたようです。ケーシーは、フリー、予選と、セッティングの方向性をちょっと間違えたようで、それに気づいたときには時間切れという状態でした。解決策は分かっているので、明日のウオームアップで修正して決勝に挑みたいです。レースは大丈夫だと確信しています。ドヴィツィオーゾも、細かいことを言えばきりがないですが、なんとか最終的にまとまったようです。青山はもう少しいけたと思いますが、午前中の転倒が影響しました。今日はゆっくり休んで明日に備えて欲しいです。今日はマルコがPPを獲得しましたが、自信を持って走っていました。明日こそは結果を出して欲しいです。秋吉は、常に最新のスペックでテストしているので、厳しい条件が揃ったと思います。コンディションも悪かったし、時間も足りなかったと思いますが、明日は転倒せずに完走して欲しいです」

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2011.06.25
Front row start for Stoner after difficult day for the Repsol Honda Team After yesterday's FP2 was cancelled due to track conditions, this morning offered the first opportunity for the Repsol Honda riders to set up their RC212V's in dry conditions in an extended 90 minute session at the Assen circuit.

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