British British
  QatarGP
  FP1 FP2 FP3 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ - - - - - 5th
アンドレア・ドヴィツィオーゾ 5th 6th 6th 5th 2nd 3rd
ケーシー・ストーナー 1st 1st 1st 1st 1st 1st
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カタルニアGPから2週連続の開催となった第6戦イギリスGPは、断続的に強く降る雨の中で行われ、今季4回目のPPから好スタートを切ったケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)が、独走で優勝しました。これで、フランスGP、カタルニアGPに続いて3連勝、今季4勝目を達成しました。

ストーナーは、オープニングラップこそチームメートのアンドレア・ドヴィツィオーゾに先行を許しますが、2周目に首位に浮上すると、2分21秒から 22秒台のハイペースで周回。中盤には後続に5秒以上のリードを築いて独走状態に持ち込みました。最終的に15秒の大量リードでライバルを圧倒。この優勝で総合ポイントを116点としたストーナーは、転倒リタイアに終わったホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)を逆転し、18点のリードで総合首位に浮上しました。

予選5番手、2列目から好スタートを切ってオープニングラップを制したドヴィツィオーゾが2位になり、第4戦フランスGP以来、2戦ぶりに Repsol Honda Teamが1-2フィニッシュを果たしました。ウオームアップでセッティングが決まったというドヴィツィオーゾは、絶好のスタートで首位に浮上。2周目にストーナーにかわされてからは、マルコ・シモンチェリ(Team San Carlo Honda Gresini)、ロレンソとし烈な2位争いを繰り広げました。

しかし、この日のドヴィツィオーゾは、ブレーキングでアドバンテージを築き、シモンチェリとロレンソを抑えます。3台による壮絶なバトルは、9周目にロレンソ、11周目にシモンチェリが転倒して脱落し、決着が付きました。3台のうち2台が転倒するという限界ギリギリの戦いを制したドヴィツィオーゾは、総合3位は変わらずも、2位のロレンソとの差を28点から15点へと縮めることに成功しました。

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ケーシー・ストーナー(MotoGP 優勝)
「スタートが決まらず、おまけにタイヤが温まるのを待たなければなりませんでした。最初の数周、他のライダーの後ろにいたときは、水しぶきがバイザーの内側に入って視界が悪く、プッシュするのが難しかったです。この時は注意深く走りました。自分のラインを守って、インに入られないようにしました。しかし、5周を終えるころには視界もはっきりしてきて、バイザーから水もなくなったので、気持ちよく走ることができました。ラップタイムも上がり、差を広げ始めることができました。今日は信じられないくらい寒くて、こういうコンディションは転倒しやすいので、とてもナーバスになりました。そういう状況の中で最後まで転ばずに走りきれたことがとてもうれしいです。今日はとても難しいコンディションでした。なにが起きてもおかしくなかったです。そのような状況ですばらしいレースができたし、優勝することができて最高の気分です」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 2位)
「今日の表彰台はとてもうれしいです。この2位は、まるで金メダルを獲得したような気分。路面コンディションはとても滑りやすく、今朝のウオームアップのときよりも水の量は多かったです。リアのグリップを出すためにセットアップを修正しました。そのおかげでとてもいい状態になり、タイヤが温まるまでの序盤にペースを上げることができました。とてもいいスタートが切れました。そしてケーシーについていき2位をキープすることに集中しました。ロレンソとシモンチェリに抜かれないようにブレーキングでがんばりました。いいリズムで走れたし、ケーシーからそれほど離れませんでした。でも彼はこのようなコンディションにとても強いので、自分のレースをすることに集中しました。全力で僕をサポートしてくれたチームに感謝したいです。今日はレースという大事なときにいいパフォーマンスができましたが、これからは、予選でのパフォーマンスをよくする必要があります。今日の2位獲得で、ロレンソとの差が縮みました。シーズンはまだ長いので、あきらめず全力を尽くしていきます」

中本修平|HRCチーム代表
「今日はとても難しいコンディションでした。雨と風と寒さ、こういうときはライダーのがんばり以外のなにものでもなく、ケーシーとアンドレアには感謝したいです。今日はウオームアップで、雨のレースに向けて細かい調整をしましたが、それも結果につながりました。ケーシーは、序盤の5周くらいはタイヤが温まらず難しかったと言っていましたが、それからは順調にラップを刻めていました。アンドレアは、ウオームアップの調整でブレーキングがすごくよくなり、それが好結果につながりました。チームの総合力で獲得した表彰台でした。マルコは残念でした。特別攻めていたわけじゃないようですが、フロントから転んでしまったようです。マルコが転ばなければ1-2-3フィニッシュを達成できたので残念です。今回の優勝でケーシーは総合首位に立ちました。次のオランダも勝てるように全力を尽くしたいです」

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2011.06.13
The Repsol Honda Team reign supreme at Silverstone The Repsol Honda team leaves the Silverstone circuit with another victory for Casey Stoner, second place on the podium for Andrea Dovizioso and also with the Australian rider leading the MotoGP World Championship, 18 points clear of Jorge Lorenzo.........

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