マルク・マルケス、最高峰クラスで史上最年少でのチャンピオン決定!Hondaが2年ぶりに3冠獲得!
2013年11月11日
11月10日(日)に開催されたMotoGP(ロードレース世界選手権)の最終戦となる第18戦バレンシアGPで、Repsol Honda Teamのマルク・マルケス選手が最高峰クラスで史上最年少(20歳266日)のシリーズチャンピオンとなりました。また、すでに決まっていたチームタイトルに加え、コンストラクターズタイトルも確定し、Hondaは2年ぶりにタイトル3冠を奪回しました。
MotoGPクラスルーキーのマルケス選手は、開幕戦カタールGPでMotoGPデビュー戦にして3位表彰台を獲得。続く第2戦アメリカズGPでは予選でポールポジションを獲得し、決勝レースでは初優勝を遂げ、フレディ・スペンサーが持つ最年少ポールポジション記録、最年少優勝記録を31年ぶりに更新しました。その後も、最高峰クラス連勝の最年少記録を飾るなど快進撃を続けました。
最終戦をランキング首位で迎えたマルケス選手は、4位以内でゴールすればチャンピオン決定という状況のなか、3位で走り切り、地元大観衆の前でタイトル獲得を決めました。
マルク・マルケス コメント(2013年 MotoGPクラスチャンピオン) 「本当に長いレースでした。もしかしたら、これまでのキャリアで一番長いレースだったかもしれません。スタートのときは、とてもナーバスになっていました。ホルヘ(ロレンソ)はいつものようにとてもいいスタートを切りました。僕は、どういう戦略で戦えばいいのか分かりませんでした。とにかく、ホルヘとダニについていき、そのポジションで落ち着くのを待ちました。終盤は、チャンピオンシップを獲得するためには、今のポジションで安全だということが分かったので、プッシュしないことにしました。最高の一年でした。まだ夢を見ているようです。最初の年でこんな結果は期待していませんでした。とてもうれしいです。チーム、家族、そしてもちろん、Hondaやすべてのスポンサーに感謝したいです。すべての人のサポートや、世界中のすべての僕のファンの応援は、すばらしいものでした。このチャンピオンシップをみんなに捧げたいと思います」
(株)ホンダ・レーシング 代表取締役社長 鈴木哲夫 コメント 「HRCのファクトリーチームであるRepsol Honda Teamにとっては、とてもエキサイティングなシーズンでした。マルク・マルケスとダニ・ペドロサが、すべてのレースで勝利に向けてチャレンジしました。Hondaは、3年連続でコンストラクターズチャンピオンシップを獲得、そしてHondaの歴史では、62度目のコンストラクターズチャンピオンシップを獲得できたことを、とても誇りに思います。優れたパフォーマンスを発揮し、MotoGP初年度にタイトルを獲得するという偉業を達成。ここまで多くの記録を破ってきたルーキーのマルケスにおめでとうと言いたいです。ダニはザクセンリンクでケガをしてしまい残念でした。しかし残りのシーズンで、ギャップを縮めるために一生懸命がんばりました。2014年に向けて、再び戦う準備ができていることと思います。そしてすべてのスポンサーやテクニカルパートナーのさまざまなサポートに感謝します。また世界中のファンのサポートにも感謝しています」
マルク・マルケス 2013年 MotoGPクラスチャンピオン