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ダカールラリー参戦モデル「CRF450 RALLY」を発表

2012年10月2日

　Hondaは、2013年1月に開催される「ダカールラリー2013・ペルー・アルゼンチン・チリ（以下、ダカールラリー）」のモト部門（二輪車）に参戦する「CRF450 RALLY（ラリー）」を、10月2日からドイツのケルン市で開催している「インターモト - 国際オートバイ・スクーター専門見本市 2012（International Motorcycle, Scooter and Bicycle Fair）」にて発表しました。
　Hondaはダカールラリーの前身となる「パリ・ダカールラリー」に1981年より9年間参戦。1982年の第4回でシリル・ヌヴー選手（フランス）が初優勝を飾り、1986年から1989年に4連覇を達成するなど、通算9戦5勝という実績を挙げています。

　今回発表したCRF450 RALLYは、市販車「CRF450X」をベースに開発したモデルで、電子制御燃料噴射装置（PGM-FI^※）を搭載しています。世界有数のオフロード市場である南米で開催されるレースに参戦し、Hondaとして市販車ベースの車両によるラリー競技初制覇を狙います。

　参戦ライダーは、すでに発表しているエルダー・ロドリゲス選手（ポルトガル）、フェリペ・ザノル選手（ブラジル）、サム・サンダーランド選手（イギリス）、ハビエル・ピゾリト選手（アルゼンチン）の4名に加え、メキシコで開催されているオフロードレース「Baja 1000」で、11度の優勝を誇るジョニー・キャンベル選手（米国）が新たに参戦することが決定しました。

　現在、日本国内を中心にテストを重ねており、10月14日からモロッコ王国で開催される「モロッコラリー2012」にも参戦します。ダカールラリー同様の5名5台体制で、主にデータの収集を目的とし、実戦を通じてマシンの熟成を図っていきます。

※ PGM-FIは、Hondaの登録商標です

CRF450 RALLY