セパンでのMotoGPテストは順調に終了
2010年12月17日(金)

HRCの2010年のMotoGPテストは、セパンでの3日間のテストをもってすべて終了した。テストは最終日の午後に大雨が降ったため1日延長され、翌日の午前中も行った。開発チームとテストライダーの秋吉耕祐は、11月のバレンシアテストでのテクニカルデータを今回確認することができた。
また、今回のHRCテストにおいてはスーパーバイク世界選手権を走るTen Kate Hondaのジョナサン・レイ選手にRC212Vに試乗してもらった。気温30度近い快晴の下、レイ選手は秋吉とともに40周を走りきりテストは終了した。
レイ選手は、はじめてのMotoGPマシンについて次のように語った。
「RC212Vに乗れることは信じられないぐらい貴重な経験だ。この4日間のテストは夢がかなったようなもので、HRCがセパンのテストに呼んでくれたことを本当にうれしく思う。昨日(テスト3日目)は雨で十分に走れなかったけれど、1日延長して今日のテストでは自分のマシンのように感じられるようになって、いい感じで乗れた。手首がまだ100%治っておらず、体調は万全ではなかったけれど、エンジニアスタッフにはいくつかの有効なコメントを伝えることができたと思っている。年が明けるまで少し休息を取るつもりでいる。その後は2011年のワールドスーパーバイクチャンピオンを目指して全力を尽くすつもりだ。最後にもう一度、すばらしい経験をさせてくれたHondaのスタッフにお礼が言いたい」
次は、MotoGP公式テストが2011年2月1日からマレーシアのセパンサーキットで行われる予定となっている。