HRC トロフィー グランドチャンピオンシップ 2007

レポート

NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ2007

今年で2回目の開催となる、NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ2007」は晴天に恵まれ、全国から選抜されたチャンピオンがツインリンクもてぎ/東コース(3.422km)に集結。各地のエリアチャンピオン20名を含む44名がナンバー1にのみ用意された「HRC Trophy」を掛けて戦うことになった。

NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ2007 NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ2007

予選でポールポジションを奪ったのは、#38渥美 心選手(鈴鹿3位)。昨年のグランドチャンピオン山本晃大選手が出したコースレコードを1秒近く上回る、1分58秒937をマークした。4位までのライダーが昨年レコードタイム上回るタイムを出し、昨年以上にハイレベルな戦いが予想された。2位以下には、#17藤井選手(榛名1位)、#19佐野選手(鈴鹿1位)、#39山口(孝)選手(美浜3位)と続いた。

NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ2007 NSF100 HRCトロフィー グランドチャンピオンシップ2007

決勝レースは東コース10周で行なわれる。グリッドに付いた各ライダーがレッドシグナルが消えるとともに一斉にスタート。先ず飛び出したのは#17藤井選手、#38渥美選手、#19佐野選手。この3台がオープニングラップ、トップ集団を形成し帰ってきた。2周目に入ると徐々に#17藤井選手と#38渥美選手が抜けだし、サイドbyサイドの激しい戦いを繰り広げた。トップ2台から離された#19佐野選手は、予選6番手スタートの#16岡部選手(桶川1位)と予選8番手スタートの#18前田(恵)選手(明智1位)のバトルに飲み込まれる形でこちらも激しい3位争いを繰り広げた。

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トップ戦う2台は、結局最終ラップまでバトルは続き、レースの大半でトップを走行していた#17藤井選手が最終コーナーのヘアピンカーブもトップで進入してきた。少しオーバースピード気味でコーナーに進入した#17藤井選手は立ち上がりでアウトに膨らみ加速が遅れた。そこにベストラインでコーナーに進入した#38渥美選手がラインをクロスさせ立ち上がりで、#17藤井選手をパスしトップに浮上するとそのままチェッカーを受けた。3台で争っていた3位争いは#18前田(恵)選手が最後の表彰台を獲得した。

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グランドスタンド前で行なわれた表彰式で、プレゼンターとしてMoto GPライダーの中野真矢選手(コニカミノルタ・ホンダ)が来場し、新グランドチャンピオンに輝いた#38渥美心選手に「HRC Trophy」が手渡された。

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HRCミニバイクレース 2時間耐久レース

2時間耐久レースは、2サイクルマシンの「NS・NSR ST」クラスと4サイクルマシンNSF100では「NSF100 SP」クラス、「NSF100 ST」と2クラス設定し、計3クラスの混走で行なわれた。総エントリー台数86台に加えて、今回はMotoGPライダーの中野真矢選手がコニカミノルタカラーのNSF100で特別参戦をしてくれた。

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序盤からハイペースでトップ争いを繰り広げたのが、#5田中/谷川組(NSF100 SP)と#92藤井/小島組(NSF100 SP)。1時間経過時点では3位以下を40秒以上引き離し、アドバンテージを得る。3位には#88山内/松永組(NS・NSR ST)が付ける。NSF100 STのクラストップは総合17位に#31松下/榛地組が付けていた。

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#92藤井/小島組は、小島選手から、藤井選手に交代するとトップに踊り出て、じりじりと2位との差を広げ始めた。最終的に2位の#5田中/谷川組と20秒の差をつけ、60周を走りきり、総合優勝の座を勝ち取った。3位にはNSR Miniを駆る#88山内/松永組が入った。

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HRCミニバイクレース ドリーム50スプリントレース

18台のエントリーがあった今年のドリーム50スプリントレースは、昨年中村 努選手が出した2分10秒820を、大きく上回るタイムを出すライダーがいた。予選でポールポジションを獲得した豊田昌志選手。タイムはレコードタイムより3.5秒以上速い、2分6秒565。2位にも5秒以上速いタイムであった。

HRCミニバイクレース ドリーム50スプリントレース HRCミニバイクレース ドリーム50スプリントレース

決勝レース、ポールポジションからスタートした#7豊田選手は予選の時ほどラップタイムは伸びなかったものの安定した走行で、ポールtoウィンを飾った。2位には#17鹿取選手、3位には昨年優勝した#47中村選手が入った。

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