FIA-F4
Round05 / 06
日本鈴鹿サーキット

決勝

2019.05.25(土)・26(日)

三重県 鈴鹿市

第5・6戦 鈴鹿サーキット 決勝

HFDPが2戦連続で1-2-3フィニッシュ、開幕6連勝

5月25日(土)~26日(日)、鈴鹿サーキット(三重県)でFIA-F4選手権シリーズ第3大会(第5戦、第6戦)が開催されました。HFDP(ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)からは三宅淳詞、太田格之進、佐藤蓮、小山美姫の4名が参戦しました。小山はこれまでの2大会をWシリーズ参戦により欠場していたため、今回が今季のFIA-F4選手権シリーズ初出走となります。

土曜日午前8時5分からの公式予選は真夏のような晴天の下で始まりました。30分間のセッションの結果、第5戦、第6戦とも太田がポールポジションを獲得しました。太田にとっては今季2回目、3回目のポールポジションです。また第5戦、第6戦とも2番手には佐藤が続き、三宅は第5戦で4番手、第6戦で3番手、小山は両レースとも17番手からのスタートとなりました。

公式予選終了後の午後1時45分、快晴の空の下で2019年シリーズ第5戦がスタートしました。スタート合図とともに加速した太田は先頭で第1コーナーへ飛び込みましたが2番手の佐藤は加速に失敗して後方の37号車に先行を許し3番手でレースを始めました。佐藤は6周目の1コーナーでアウトから37号車をオーバーテイクしましたが、そのポジション争いのスキをうまくついた三宅が2番手へ進出し、HFDPの1-2-3体制ができあがりました。

後方で激しい格闘が展開したため太田は独走態勢を築きました。佐藤は37号車をオーバーテイクする際に軽く接触を受け、その影響で操縦性に違和感を覚えながらの走行となりましたが、前を走る三宅を追い、8周目のシケインで順位を入れ替えました。その後HFDPの選手は1-2-3体制を守ったまま残りのレースを走りきり、2017年の第3大会(オートポリス)第6戦で大湯都史樹、角田裕毅、笹原右京が1-2-3を飾って以来、2年ぶりの表彰台独占でレースを終えました。

日曜日も鈴鹿サーキットは快晴となり真夏のような太陽が照りつけました。午前8時15分にシリーズ第6戦がスタートすると、ポールポジションから太田、続いて佐藤、三宅が第1コーナーに飛び込みレースを始めました。一方17番手スタートだった小山は1周目のヘアピンで発生した混乱を避けるため減速して通過しようとしたところ追突を受けてコースから弾き出され、マシン後部を壊して走行不能となりその場でリタイアとなりました。

この混乱を受けてセーフティカーが介入し、5周目からレースは再開されました。2番手の佐藤は再スタート時に太田の背後につけて先頭を伺いましたが太田もブロック、順位は変わりませんでした。その後は太田、佐藤、三宅の間隔は徐々に開いていきましたがHFDPの1-2-3体制は崩れず、第5戦に続きHFDPが表彰台を独占する完勝でレースを終えました。

コメント

太田格之進(優勝/優勝)
太田格之進「予選も予定通りダブルポール。練習もずっと一番。最高の週末でした。第5戦は楽なレース展開でした。タイヤを温存したつもりだったのですがそれほどペースは落とすことなく走り切れました。第6戦はスリップを使われて後半のストレートセクションで後続が近づいてくる展開でしたが、それ以外の面では僕が速かったので心配はなかったです。終盤は追いつかれましたが、セッティングの違いや走り方の違いだったのかなと思います。その点は今後メカニックといろいろ話したり、自分が努力したりして対応しようと思います」

佐藤蓮(2位/2位)
(左から)佐藤蓮、太田格之進、三宅淳詞「第5戦は悔しいレースでした。敗因はスタートをミスしたことです。スタートを狙いすぎてクラッチを離すタイミングが早すぎて、失速してしまいました。第6戦はセットアップを後半寄りにしていたので、セーフティカーが入ってタイヤが冷えてしまい、それで追いつくのに時間がかかって抜くには至りませんでした。でもペースもよくてファステストラップも記録できたし駆け引きもうまくいったので、シリーズタイトル目指してこのまま突っ走っていきたいと思います」

三宅淳詞(3位/3位)
(左から)佐藤蓮、太田格之進、三宅淳詞「チームで1-2-3を獲れたのはよかったのですが、勝てませんでした。前回の大会とは違ってペースもよく、上位との差も縮まりました。第6戦ではセーフティカー後のリスタートがうまく決まって4番手とは間隔を開くことができました。僕のペースもよくて佐藤選手についていけたのに、結局は離されてしまったのが反省点です。これを直して、次の大会でも1-2-3、しかも今度は僕が勝つというレースにしたいです」

リザルト

Round 05

順位 No. ドライバー 車名 周回数 タイム/差
1 6 太田格之進 SRS/コチラレーシング 11 23'46.320
2 7 佐藤蓮 SRS/コチラレーシング 11 +1.870
3 5 三宅淳詞 HFDP/SRS/コチラレーシング 11 +2.511
4 60 菅波冬悟 OTG OL F110 11 +4.309
5 37 平良響 FTRSスカラシップF4 11 +4.741
6 39 岡本大地 SACCESS RACING F4 11 +6.460
17 8 小山美姫 #USLETE Honda Racing 11 +27.201

Round 06

順位 No. ドライバー 車名 周回数 タイム/差
1 6 太田格之進 SRS/コチラレーシング 11 28'48.197
2 7 佐藤蓮 SRS/コチラレーシング 11 +0.177
3 5 三宅淳詞 HFDP/SRS/コチラレーシング 11 +1.195
4 60 菅波冬悟 OTG OL F110 11 +3.031
5 37 平良響 FTRSスカラシップF4 11 +4.000
6 63 川合孝汰 DENSO ルボーセ IPG F4 11 +6.604
 
  8 小山美姫 #USLETE Honda Racing 0  

ポイントランキング

順位 No. ドライバー 車名 総合ポイント
1 7 佐藤蓮 SRS/コチラレーシング 111
2 6 太田格之進 SRS/コチラレーシング 78
3 60 菅波冬悟 OTG DL F110 69
4 5 三宅淳詞 HFDP/SRS/コチラレーシング 56
5 36 野中誠太 FTRSスカラシップF4 55
6 37 平良響 FTRSスカラシップF4 54

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