FIA Formula2 Championship
Round12
バーレーン2バーレーン2

FIA-F2 決勝・レース2

2020年12月6日(日)

バーレーン・インターナショナル・サーキット

第12戦 バーレーン2

角田裕毅が8番グリッドから2位表彰台。
ランキング3位でシーズンを締めくくる

FIA-F2選手権は、バーレーンでシーズン最終レースを迎えました。前日のレース1で優勝を飾った角田裕毅は、リバースグリッドにより4列目8番手からのスタートです。

現地時間午後3時20分、気温26℃、路面温度33℃のコンディションでフォーメーションラップがスタートしました。スタート後の第1コーナーでイン側に詰まり、行き場を失った角田はポジションを落とし、1周目を12番手で終えます。

ペースに勝る角田は2周目、3周目、4周目とポジションを上げて9番手に浮上。6周目にはファステストラップをマークして、ポイント圏内の8番手にポジションを上げました。この時点で7番手との差は開いていましたが、上位は接近して激しいバトルを展開しており、徐々にタイヤに苦しむドライバーが出始めます。

タイヤマネージメントをうまく行って、タイヤを温存した角田は、レース後半にペースを上げて上位進出を開始します。19周目に6番手に上がると、ペースの落ちた上位車をパスし、24周目に5番手、25周目に4番手、26周目に3番手となり、表彰台圏内までポジションを上げました。

この時点で5秒近くあった2番手との差を詰める角田は、33周目に背後につくと、一旦は2番手を奪います。しかし、その後抜きつ抜かれつの2番手争いとなり、最終ラップの最終コーナー立ち上がりで角田が前に出て、2位でチェッカーフラッグを受けました。角田は今大会でレース1、レース2とも表彰台を獲得し、2020年シーズンを締めくくりました。

角田は2位12ポイントとファステストラップ2ポイントを加算し、シーズン合計で200ポイントを獲得。シリーズランキング3位でシーズンを終えました。

コメント

角田裕毅(2位)
角田裕毅「スタートはよかったのですが、1コーナーから4コーナーにかけてポジションが悪く、ポジションを落としてしまいました。レース1での経験でペースのよさとタイヤマネージメントには自信があったので、序盤は抑えてタイヤを温存し、後半にペースを上げるつもりでした。それがうまくいって、最後は2位にまで上がれたのでよかったです。アップダウンの激しいシーズンでしたが、ミスをしたことで成長できたところもありました。最後にいい形のレースができて、結果としてランキング3位となり、目標であるスーパーライセンスの条件をクリアできたことはとてもうれしいですし、これまでサポートしてくれたチームや関係者の皆さんには、とても感謝しています。そして、応援してくださったファンの皆さんにも感謝しています。本当にありがとうございました」

リザルト

順位 No. ドライバー チーム 周回数 タイム/差
18J.ダルバラCarlin3437'26.570
27角田裕毅Carlin34+3.561
32 D.ティクトゥムDAMS34+3.902
43G.チョウUNI-Virtuosi34+5.615
521R.シュワルツマンPREMA Racing34+7.585
614松下信治MP Motorsport34+9.040

ポイントランキング

ドライバー

順位 No. ドライバー チーム 総合ポイント
120M.シューマッハPREMA Racing215
24C.アイロットUNI-Virtuosi201
37角田裕毅Carlin200
421R.シュワルツマンPREMA Racing177
524N.マゼピンHitech Grand Prix164
63G.チョウUNI-Virtuosi151.5

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