FIA-F2選手権第11戦がバーレーンで始まりました。約2ヶ月のインターバルを経て、シーズン最終盤を迎えています。シリーズランキング3位の角田裕毅は、予選最初のアタック中にスピンしマシンがストップ。予選をクリアできずに終わり、レース1では最後尾からのスタートとなっています。
午後0時10分にフォーメイションラップがスタート。気温27度、路面温度30度のコンディションです。スタートでひとつポジションを上げた角田は、その後にも前車をパスし1周目を19番手で終えました。ペースの良い角田は、タイヤをマネージメントしながら冷静にポジションを上げ、10周目には15番手まで上昇します。
レース中盤に入ると、始めにミディアムタイヤを選択したマシンが徐々にタイヤ交換のためピットインし始めました。角田はハードタイヤでスタートし、ピットインをなるべく先に伸ばす作戦で臨み、18周目には2番手を走行。20周目という同じ戦略の中でも最も遅いタイミングでピットインし、タイヤ交換を行いました。
タイヤ交換を終えて16番手でレースに戻った角田は、ハイペースを活かして次々に前車をパスしポジションを上げます。24周目には3台をオーバーテイクし11番手に浮上。26周目には入賞圏内の10番手に上がりました。レース終盤、ペースに勝る角田の追い上げは前車との差を詰めて捉え、27周目、28周目、29周目と立て続けにオーバーテイクを決めてポジションを上げ、7番手となりました。
そして最終ラップには5秒以上あった6番手との差を詰めてパスし、6位でフィニッシュしました。角田は21周目に1分46秒316のベストタイムをマークし、これが入賞者のファステストラップとなり、貴重な2ポイントを獲得。6位のポイントと合わせて10ポイントを加算し、シリーズランキング3位を守っています。
角田裕毅(6位)
「タイヤ戦略はいろいろ迷ったのですが、最終的に10番手から後ろのマシンがミディアムが多ければハードで、ハードが多ければミディアムで行くつもりで、半々ならばハードだと決めていました。様子を見るとほぼ半々だったのでハードを選択しました。
スタートはあまり良くはなかったのですが、ポジションは上げることができました。タイヤ交換も、タイヤの保ちがよくわからなかったので、10周目くらいまでの状況を見ながらエンジニアと相談し、なるべく保たせる方向で走りました。タイヤをミディアムに替えた後もペースはよく、マシンも仕上がっていて、ポジションを上げることができました。マシンがよく、ピット作業もうまくいったことが結果に大きく影響しているので、チームには感謝しています。
予選のあとは落ち込んでいましたが、チームの励ましもあり、レースに向けて前向きになれました。レース2のことを考えて8位が目標と言いましたが、最後尾からのスタートでは正直とても厳しいとは思っていました。ですから6位という結果は嬉しいですし、チームにも結果で恩返しができたかなと思います。
レース2ではよいペースを活かして、よい結果を出したいですね。でも何が起こるかわからないので、気を引き締めて臨みます」
順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 15 | F.ドルゴビッチ | MP Motorsport | 32 | 58'24.004 |
2 | 4 | C.アイロット | UNI-Virtuosi | 32 | +14.833 |
3 | 8 | J.ダルバラ | Carlin | 32 | +19.376 |
4 | 20 | M.シューマッハ | PREMA Racing | 32 | +20.270 |
5 | 24 | N.マゼピン | Hitech Grand Prix | 32 | +28.293 |
6 | 7 | 角田裕毅 | Carlin | 32 | +28.590 |