FIA-F2選手権第10戦ロシアラウンドのレース2が、現地時間午前10時55分から行われました。気温28℃、路面温度38℃のドライコンディション。レース1で2位となった角田裕毅(Carlin)は、リバースグリッドにより4列目7番手からスタートしました。
第2コーナーまでのストレートで外側に回った角田は、前をふさがれてポジションを1つ落とし、8番手で1周目を終えました。4周目、前車に迫った角田は、DRSを使ってオーバーテイクを決めて7番手に、6周目には前車がコースアウトして6番手にポジションを上げました。
7周目、角田の前を行く2台が接触してコースアウト、激しくバリアに激突するアクシデントが発生し、レースは赤旗中断となりました。クラッシュして炎上したマシンの回収と、コース脇のバリアの修復に時間を要したため、レースはここで打ち切られ、終了となりました。
前の2台のアクシデントにより、4番手で中断を迎えた角田ですが、レース中断の規定により、2周前の順位がリザルトとなり、最終順位は6位となっています。
また、レースは既定周回を満たしていないためハーフポイントとなります。第10戦を終了し、角田はシリーズランキング3位に浮上。このあと約2カ月のインターバルを経て、バーレーンで第11戦、最終戦が連戦で行われます。
角田裕毅(6位)
「スタートはまずまずでしたが、外側に行って前をふさがれる形になってしまいました。その後のペースはよく、前を抜くことはできましたが、その後すぐに目の前でクラッシュが起こって赤旗となり、レースは終わってしまいました。まだ序盤だったのではっきりは分かりませんが、自分のペースは悪くなく、もっと上の順位が狙える手応えはあったので、残念な結果でした。しかし、レース1、レース2とともにちゃんとポイントが取れたので、それは成長できた部分だと思います。この後、次のレースまで約2カ月空きますが、イギリスでトレーニングをしたり、チームのシミュレーターを使って、いつも通りの準備をする予定です。また、チームやチームメートとカートなどにも乗ろうかと話をしていますので、次に向けてリラックスできる状況を作れればいいと考えています」
順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 3 | G.チョウ | UNI-Virtuosi | 5 | 10'01.184 |
2 | 24 | N.マゼピン | Hitech Grand Prix | 5 | +0.818 |
3 | 20 | M.シューマッハ | PREMA Racing | 5 | +4.816 |
4 | 9 | J.エイトケン | Campos Racing | 5 | +6.459 |
5 | 25 | L.ギオット | Hitech Grand Prix | 5 | +7.670 |
6 | 7 | 角田裕毅 | Carlin | 5 | +8.282 |
順位 | No. | ドライバー | チーム | 総合ポイント |
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1 | 20 | M.シューマッハ | PREMA Racing | 191 |
2 | 4 | C.アイロット | UNI-Virtuosi | 169 |
3 | 7 | 角田裕毅 | Carlin | 147 |
4 | 6 | C.ルンドガード | ART Grand Prix | 145 |
5 | 21 | R.シュワルツマン | PREMA Racing | 140 |
6 | 24 | N.マゼピン | Hitech Grand Prix | 140 |