FIA-F2選手権第6戦のレース2が、現地時間午前11時10分より行われました。前日のレース1で4位となった角田裕毅(Carlin)は、レース1の上位8台がリバースグリッドで並ぶレギュレーションにより、3列目5番手からのスタートです。
スタート直後、激しいポジション争いの中で5番手を死守した角田ですが、第5コーナーで後続にポジションを明け渡し、6番手となって1周目を終えました。タイヤ交換のないレース2では、タイヤをいかに持たせるかが大きなポイントとなるため、レース序盤はほとんどのマシンがタイヤをセーブしながらの走行となります。角田も前後との間隔をコントロールしながら、ポジションをキープしてレースは後半戦に向かいました。
残り10周あたりで、タイヤが苦しくなったマシンが出始めます。18周目、角田は前車をパスして5番手に浮上。さらに前との間隔を詰め始めました。
21周目、ペースの落ちた前車を抜いて4番手へ上がり、3番手のマシンを射程に捉えます。しかし、終盤には角田もタイヤが厳しくなり、前に追いつくまでのペースは作れませんでした。角田はレース1に続いて4位でフィニッシュ。第6戦ではレース1と合わせて20ポイントを獲得し、シリーズランキングは4位に上昇しています。
角田裕毅(4位)
「スタートではポジションを守りましたが、その後アウトから巻かれて先行されてしまいました。序盤、前の方のクルマはずいぶんプッシュしていたようですが、それではタイヤが持たないと考えて、ペースをセーブしながら走行を重ねました。それがうまくいって、レース後半には2台を抜いて4位になることができました。それでも、終盤に3番手を抜くまでのペースは残っていなかったです。今週末は両レースでコンスタントにポイントが獲れたのでよかったと思います。シリーズランキングは、まだ先があるのであまり意識はしませんし、もっと上を目指していきたいと思います。次のスパでは、まず予選で上位になることが目標で、レースでは今回のように落ち着いていいレースをして、表彰台を目指します」
順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 15 | F.ドルゴビッチ | MP Motorsport | 26 | 41'55.669 |
2 | 25 | L.ギオット | Hitech Grand Prix | 26 | +9.536 |
3 | 20 | M.シューマッハ | PREMA Racing | 26 | +10.956 |
4 | 7 | 角田裕毅 | Carlin | 26 | +14.924 |
5 | 14 | 松下信治 | MP Motorsport | 26 | +19.921 |
6 | 24 | N.マゼピン | Hitech Grand Prix | 26 | +23.231 |
順位 | No. | ドライバー | チーム | 総合ポイント |
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1 | 4 | C.アイロット | UNI-Virtuosi | 121 |
2 | 21 | R.シュワルツマン | PREMA Racing | 103 |
3 | 6 | C.ルンドガード | ART Grand Prix | 87 |
4 | 7 | 角田裕毅 | Carlin | 82 |
5 | 20 | M.シューマッハ | PREMA Racing | 79 |
6 | 3 | G.チョウ | UNI-Virtuosi | 76 |