好天のレッドブルリンクでFIA-F2選手権第6戦オーストリアのレース1が行われました。
午後4時時45分のレース開始時は気温30℃、路面温度48℃のコンディション。松下信治(Carlin)は、2列目4番手からのスタートです。
スタートで若干出遅れた松下は、ターン1までに後続に迫られますが、ポジションを死守し、その後前車をパスして3番手で1周目を終えました。2周目にはペースアップし、またもオーバーテイクを果たし2番手になります。6周目、タイヤ交換のためピットインした松下は8番手となりますが、ピットインを済ませたなかでは2番手をキープしています。そこからレース中盤にかけて好ペースで周回を重ね、前方のピットインを引き延ばしているグループに追い付き、それらもパスしてポジションを上げていきました。19周目に7番手、22周目に6番手、23周目に5番手、25周目に4番手に上がり、トップとの差を徐々に詰めていきます。全車がピットインを済ませた35周目、2番手の松下はターン1でトップを鮮やかにオーバーテイクしトップに立ち、その後も後続を引き離しトップでチェッカーフラッグを受けました。松下は2017年ハンガリーでのレース2以来の優勝で、自身初のレース1での勝利を獲得。この勝利によりシリーズランキングは8位となっています。
レース2は30日(日)午前11時(日本時間午後6時)にスタートします。レース1で勝利した松下は、リバースグリッドにより4列目8番手から、連続表彰台を目指します。
松下信治選手(レース1・優勝)
「スタートはスピンが多くてうまくいきませんでした。外から並ばれましたが、ブレーキには自信があったので、ポジションを守れてよかったです。その後、タイヤ交換をする前に2台を抜けたので、それもよかったですね。予定どおりのタイヤ交換を終えて、そこからはタイヤ勝負だと思っていたので、タイヤをマネージメントしながらのレースでした。とにかくクルマがよかったし、トップのペースもそんなに速くはなかったので、そんなにがんばらなくてもいいペースでいけました。ピットインしていないクルマを抜くときに、1回ミスしてしまい、トップとの差が広がってしまいましたが、クルマの感じもよくて、レース終盤には追い付き、追い越すことができました。優勝はもちろんうれしいですが、マシンの状態もよく、自分もアグレッシブなレースができたことが一番うれしいです。レース2でもスタートを決めて、また表彰台を目指したいです」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 2 | 松下信治 | Carlin | 40 | 53'32.606 |
2 | 8 | L.ギオット | UNI-Virtuosi Racing | 40 | +2.963 |
3 | 4 | N.デ・ブリース | ART Grand Prix | 40 | +10.428 |
4 | 19 | A.ユベール | BWT Arden | 40 | +10.786 |
5 | 5 | S.カマラ | DAMS | 40 | +12.720 |
6 | 7 | G.チョウ | UNI-Virtuosi Racing | 40 | +15.514 |