FIA-F2選手権第6戦オーストリア大会は、レッドブルリンクでレース2が行われました。現地時間午前11時にフォーメーションラップがスタート。天候は晴れで、気温26℃、路面温度42℃のコンディションです。
前日のレース1で優勝した松下信治は、リバースグリッドにより4列目8番手からのスタート。スタートで順位を上げることはできませんでしたが、ターン1ではポジションをキープ。しかし、その後のターン4で押し出される形になり、ポジションを大きく下げ、1周目を12番手で終えます。その後、松下はタイヤを温存し、無理せずにポジションをキープしながら、レースは中盤戦に入ります。
松下は14周目に11番手、19周目に10番手に浮上。20周目には上位車のアクシデントでセーフティカーが導入されました。2周にわたるセーフティカー走行の後、松下は終盤に向けてペースアップ。23周目に8番手に上がると、毎周オーバーテイクを決めて26周目に5番手までポジションを上げます。明らかにペースの速い松下はさらに上位に迫りますが、3位争いを展開する2台に追いついたところでレースは終了となり、5位でレースを終えています。
F2第7戦は、7月12日(金)~14日(日)、イギリスのシルバーストーン・サーキットで開催されます。
松下信治(レース2:5位)
「スタートは、レース1よりよかったのですが、ほかのみんなもよかったようで、ポジションを上げることはできませんでした。1周目の4コーナーで押し出される形になってポジションを失いました。自分はブレーキにも自信があったのですが、相手が止まりきれずに、当たってはいないのですが押し出されてしまいました。あれがなければ、余裕を持ってもっと上に行けたと思います。ポジションを下げた後は、みんながプッシュしていたのは分かったので、自分はタイヤをセーブして、残り10周で勝負をかけるつもりで我慢していました。それで、プッシュし始めた途端に明らかにペースが違うので、いけると感じました。セーフティカーが入って2周くらいロスしたので、最終的にちょっと足りない終わり方になってしまいましたね。タイヤマネージメントに関しては、レース1同様にとてもうまくいって、クルマが決まっていることも合わせて、この週末はとても自信になりました。この調子で、シーズン序盤に出遅れた分を取り戻し、もっと上にいけるようがんばります」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | S.カマラ | DAMS | 28 | 38'45.691 |
2 | 8 | L.ギオット | UNI-Virtuosi Racing | 28 | +0.563 |
3 | 4 | N.デ・ブリース | ART Grand Prix | 28 | +5.536 |
4 | 9 | M.シューマッハ | PREMA Racing | 28 | +5.781 |
5 | 2 | 松下信治 | Carlin | 28 | +6.269 |
6 | 6 | N.ラティフィ | DAMS | 28 | +13.230 |
順位 | No. | ドライバー | マシン | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | N.デ・ブリース | ART Grand Prix | 152 | |
2 | 6 | N.ラティフィ | DAMS | 115 | |
3 | 5 | S.カマラ | DAMS | 107 | |
4 | 8 | L.ギオット | UNI-Virtuosi Racing | 97 | |
5 | 15 | J.エイトケン | Campos Racing | 86 | |
6 | 7 | G.チョウ | UNI-Virtuosi Racing | 85 | |
8 | 2 | 松下信治 | Carlin | 61 |