2019年FIA-F2選手権第5戦フランス大会は、好天のポール・リカールサーキットでレース1が行われました。
午後4時時45分のレース開始時は気温25℃、路面温度49℃と温度の高いコンディション。松下信治(Carlin)は、4列目7番手からのスタートです。
スタートで若干出遅れた松下は8番手に後退しますが、その後アクシデントが多発してバーチャルセーフティーカー(VSC)が発動しました。VSC中にコース上にストップするマシンがあり、レースは3周目に赤旗中断となりました。10分強の中断の後、セーフティーカー先導でレースは再開されます。7番手を走行する松下は、7周目にピットインし、ソフトタイヤからハードタイヤに交換。追い上げを開始しました。
松下と同じタイヤ戦略のマシンがピットインを終えた10周目、松下は11番手を走行。上位5台はタイヤ交換を引き延ばす作戦のマシンです。
各所で激しいバトルが行われながらも、松下が11番手のままレースは終盤に入りました。残り10周となった21周目あたりから上位陣がピットインを行い、バトルでの脱落車もあり、松下は25周目に8番手にポジションを上げます。残り5周、松下は前後のマシンと激しいポジション争いを展開。28周目のバトル中にコースから押し出されて9番手に後退します。松下は9位でフィニッシュし、入賞を果たしました。
レース2は6月23日(日)午前11時25分(日本時間午後6時25分)にスタートします。
松下信治選手(レース1・9位)
「スタートでは若干ホイルスピンしてしまい、出遅れてしまいました。セッティングをオーバーステアに振ったのですが、その影響で最初のペースは悪かったです。しかし、後半のペースは悪くなかったです。終盤、前をパスするチャンスで、2回も押し出されて、結構危なかったです。押し出された影響で後ろに抜かれてしまいました。タイヤも問題なかったですが、トップ5は明らかに自分よりペースが速かったので、クルマも自分も見直さなければならないです」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 4 | N.デ・ブリース | ART Grand Prix | 30 | 1:15'35.425 |
2 | 5 | S.カマラ | DAMS | 30 | +8.388 |
3 | 15 | J.エイトケン | Campos Racing | 30 | +9.775 |
4 | 7 | G.チョウ | UNI-Virtuosi Racing | 30 | +20.153 |
5 | 6 | N.ラティフィ | DAMS | 30 | +22.599 |
6 | 16 | J.キング | MP Motorsport | 30 | +24.131 |
9 | 2 | 松下信治 | Carlin | 30 | +32.820 |