2019年FIA-F2選手権第5戦が、フランス、ポール・リカール・サーキットで幕を開けました。このフランス大会から第8戦のハンガリー大会まで、およそ1カ月半に4戦が行われ、シーズンは中盤の大きな山場を迎えます。
午後0時55分より45分間のプラクティスが行われました。南仏らしい好天のもと、気温は25℃、路面温度は50℃まで上昇しています。松下信治(Carlin)は、18周を走行し、ベストラップは1分45秒127。このセッションを10番手で終えています。
午後4時55分から、気温24℃、路面温度54℃のコンディションで予選が始まりました。先頭でコースインした松下ですが、アタックに入る前に他車のアクシデントでセッションは赤旗中断となります。約5分後に予選は再開され、松下は最初のアタックでオーバーランしタイムを出せませんでしたが、2回目に1分43秒763をマークし、6番手となりました。2セット目のアタックでは、セッション残り3分で赤旗中断となり、最終アタックに水を差された形になります。結局、2セット目のアタックでタイムアップを果たすことはできず、松下は7番手で予選を終えました。
レース1は22日(土)午後4時45分(日本時間午後11時45分)にスタート。松下は4列目7番手から、上位進出を目指します。
松下信治選手(予選:7番手)
「プラクティスでは、バランスは悪くなくて、順位は10番手でしたが、後半に出た人たちがインプルーブしていたので、まあそれはそれでいいかなという感じでした。ドライビングについては、縁石が少し難しいと思いましたね。予選では、1セット目のアタックで、ターン1でタイヤをロックさせてしまい、フラットスポットを作ってしまいました。でもその後のアタックでセクター2、セクター3と速かったので、タイムを出すことはできました。2セット目のタイミングでは、みんなもそうですし、僕もタイムを上げられませんでした。路面の変化だと思いますが、結果的にチャンスは1回しかなかったということです。赤旗がなかったとしても、タイムを上げることは難しかったでしょうね。レースに関しては4列目なので、なんでもできると思います。レースペースとタイヤのデグラデーションがポイントになるでしょうから、そこに気をつけて上位を目指します」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 5 | S.カマラ | DAMS | 12 | 1'43.024 |
2 | 7 | G.チョウ | UNI-Virtuosi Racing | 13 | +0.320 |
3 | 15 | J.エイトケン | Campos Racing | 13 | +0.377 |
4 | 4 | N.デ・ブリース | ART Grand Prix | 14 | +0.429 |
5 | 11 | C.アイロット | Sauber Junior Team by Charouz | 13 | +0.541 |
6 | 6 | N.ラティフィ | DAMS | 13 | +0.626 |
7 | 2 | 松下信治 | Carlin | 13 | +0.739 |