2019年FIA-F2選手権第4戦が、伝統あるモナコの市街地コースで幕を開けました。F1モナコGPのサポートレースとなるF2は、モナコ独特の変則スケジュールにより、木曜日にプラクティスと予選、金曜日にレース1、土曜日にレース2が行われます。また、F2の予選もモナコ独特のもので、ゼッケンの奇数偶数でグループAとBに分かれ、それぞれ16分間行われます。
松下信治(Carlin)は、エンジン、ギアボックス、モノコックなど、マシンを新車に替えて心機一転し、この戦いに挑みます。
午前9時15分よりプラクティスが行われました。ウォームアップを行い、アタックスピードに入った松下でしたが、途中でスローダウン。ヘアピンの先でマシンはストップしました。9周走行し、18番手という不本意な結果でセッションは終了しています。
午後1時44分から、グループBの予選が始まりました。最初のアタックは1分22秒853、その後タイヤを替えて1分21秒929、最後のアタックでは1分21秒807とタイムを更新します。しかし、プラクティスでの走行不足もありタイムは思うように伸びず、松下はグループで5番手に終わりました。
レース1は24日(金)午前11時30分(日本時間午後6時30分)にスタート。松下は5列目9番手から、上位進出を目指します。
松下信治選手(予選:グループB・5番手)
「プラクティスでは、電気系のトラブルでエンジンが止まってしまいました。今回は新車で臨み、その感触自体は悪くなかったのですが、下ろしたてということで一番懸念していた、トラブルが出てしまいましたね。予選では、プラクティスでの走行不足もあり、リズムに乗れないまま終わってしまいました。うまくリズムに乗れればもうコンマ5~6は削れていたと思います。モナコはスタートポジションがとても重要なコースですが、まだあきらめたわけではないので、レースでは戦略的なことも合わせて上位を狙い、レース2に期待が持てる結果を目指します」
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 11 | C.アイロット | Sauber Junior Team by Charouz | 10 | 1'21.462 |
2 | 9 | M.シューマッハ | PREMA Racing | 11 | +0.007 |
3 | 5 | S.カマラ | DAMS | 10 | +0.075 |
4 | 19 | A.ユベール | BWT Arden | 9 | +0.213 |
5 | 1 | L.デレトラス | Carlin | 11 | +0.474 |
6 | 3 | N.マゼピン | ART Grand Prix | 11 | +0.627 |
順位 | No. | ドライバー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 4 | N.デ・ブリース | ART Grand Prix | 11 | 1'20.676 |
2 | 8 | L.ギオット | UNI-Virtuosi Racing | 10 | +0.248 |
3 | 6 | N.ラティフィ | DAMS | 9 | +0.454 |
4 | 10 | S.グラエル | PREMA Racing | 10 | +0.922 |
5 | 2 | 松下信治 | Carlin | 11 | +1.131 |
6 | 16 | A.マルケロフ | MP Motorsport | 11 | +1.410 |