2019年FIA F2選手権がバーレーンで開幕しました。昨シーズン同様に全12大会24レースで争われる選手権は、F1に最も近いカテゴリーとして知られ、昨シーズンF2でシリーズ上位だった3名が、今年はF1にシリーズ参戦を果たしています。今年もF1を目指す20名のドライバーが参戦し、スーパーライセンス獲得を目標に、アグレッシブな戦いを展開することが期待されています。
Honda Formula Dream Projectの一環として、松下信治がCarlinからシリーズに参戦します。松下は2015年から3年間このシリーズを戦い、昨年は日本で全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦していました。松下はF2選手権に再挑戦し、F1へのステップアップを目指します。
シリーズ開幕を迎え、3月29日にプラクティスと予選が行われました。
午前11時30分から45分間行われたプラクティスは、気温27℃、路面温度44℃のコンディションで始まりました。松下はマシンのセッティングを進め16周を周回。10番手でプラクティスを終えています。
午後4時50分、夕暮れ迫るコンディションで予選が行われました。松下は1セット目のタイヤで1分41秒981をマークしました。路面温度の下がった終盤にタイムを更新する選手が続出。セッション終了間際に2セット目のタイヤでアタックした松下は、1分41秒137とタイムアップを果たし、予選6番手となっています。
レース1は30日(土)午後1時10分(日本時間午後7時10分)にスタート。松下は3列目グリッドから、上位進出を目指します。
松下信治選手(予選6番手)
「プラクティスでは、一斉にみんながコースインしたので、スペースもなく、トラフィックもあって、タイムがよくわからなかったです。ただ、感触はよかったですし、自分自身が久々だったので、ギャップを予選でどこまで詰められるかを考えていました。特にトラブルもなく、マシンの感触もよかったので、あとは自分が詰めるだけだなと。予選では、最初のセットはある程度余裕を持っていきました。次のセットに向けて、上との差を詰めていくイメージでした。タイムを伸ばすことはできましたが、セットアップの方向が反対になってしまった部分はあります。しかし、今やれることをやった結果ですから、このタイム、ポジションが現状なんだと思っています。チームメートとの差は、テストからわかっていた部分なので、これは詰めなければならない課題だと思います。レースは3列目からなので、スタートが大事になると思います。しっかり決められれば、チャンスはあると思っています」
順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 8 | L.ギオット | UNI-Virtuosi Racing | 9 | 1'40.504 |
2 | 1 | L.デレトラス | Carlin | 9 | +0.367 |
3 | 4 | N.デ・ブリース | ART Grand Prix | 9 | +0.385 |
4 | 6 | N.ラティフィ | DAMS | 9 | +0.460 |
5 | 15 | J.エイトケン | Campos Racing | 9 | +0.611 |
6 | 2 | 松下信治 | Carlin | 9 | +0.633 |