Round04モナコモナコ

FIA-F2 予選

2018年5月24日(木)

モンテカルロ市街地

伝統のモナコで予選が行われ、牧野が6番手、福住が7番手に
決勝レース1では牧野が12番手、福住が14番手からスタート

FIA F2選手権第4戦の予選が、伝統のモンテカルロ市街地コースで行われました。モナコGP特有の変則スケジュールのため、F2のプラクティスと予選は木曜日、レース1は金曜日、レース2は土曜日にスケジュールが組まれています。

5月24日(木)は、午前9時15分から45分間のプラクティスが行われ、予選はゼッケンの奇数と偶数で2グループに分かれ、午後1時20分からAグループ、午後1時44分からBグループがそれぞれ16分間の予選を行いました。

プラクティスでは、牧野任祐(RUSSIAN TIME)、福住仁嶺(BWT Arden)がともに初めてのモナコのコースを確認しながら周回を重ね、牧野は13番手、福住は15番手のタイムで終えました。

予選は気温21℃、路面温度40℃のコンディションで行われました。牧野、福住はともにBグループでの走行となり、1回目のアタックで牧野が1分22秒935、福住は1分22秒976をマーク。いったんピットに戻り、タイヤ交換を終えてすぐさまコースインし、2回目のアタックに挑みました。2回目のアタックでは、牧野、福住がともにタイムアップを果たしたものの、ポジションを上げることはできませんでした。タイヤをクールダウンし、最後のアタックを行おうとした矢先に、他車のアクシデントにより赤旗が提示され、セッションはそのまま終了となりました。

最終的に、Bグループで牧野が6番手、福住は7番手につけ、レースでは牧野が6列目12番手、福住が7列目14番手からのスタートとなります。

決勝レース1は、25日(金)午前11時30分(日本時間午後6時30分)にスタートします。

コメント

牧野任祐選手(予選Bグループ6番手)
牧野任祐「フリー走行での路面は、そんなにグリップ不足とは思いませんでした。実際に走ってみて、難しかったのはブラインドのターン3と、トンネル出口のシケインでのブレーキングですね。予選ではかなりアンダーに悩まされました。フリー走行では挙動がよかったです。でもセクター1が遅かったので、そこを改善しようとセッティングを変えたら、アンダーがひどくなって、低速コーナーの連続するセクター2で全然曲がらず、タイムロスしてしまいました。自分で走っていても遅いのが分かったので、明らかにセッティング変更の失敗でした。予選アタックではターン1とプール1つ目のブレーキングで、ちょっとヒヤッとしました。ターン3は路面の窪みを超えながらブレーキングするんですが、そのポイントがいまだによく分からないです。明日のレースは、とにかく抜けないコースですからね。スタートで無理するとクラッシュしてしまいますし。でも、今回は8位以上に行きたいです。バルセロナの9位は悲しかったです(笑)。ピットインもあるし、必ず上にいけるチャンスはあると思います」

福住仁嶺選手(予選Bグループ7番手)
福住仁嶺「初のモナコは楽しかったです。フリー走行ですぐにコースに馴れて、限界も探れました。ソフトでアタックしているときに遅いクルマに引っかかって、それがなければトップ10のタイムだったと思います。マシンの感触もよかったです。ただ、スーパーソフトに履き替えても、あまりグリップ感は変わらなかったです。それでも自分としては行けるという感じで、すごく自信もありました。ところが、いい走りができたと思ったのに、タイムを見たらすごく遅かったんです。どういうことなのか、本当に分かりません。チームメートと比べると、ブレーキの踏力が違うのかもしれません。僕が同じ強さで踏むと、すぐにリアがロックしてしまうんです。それにしてもこれだけタイム差が開いてしまうのは、よく分からないですね。マシンのバランスはいいし、フロントもしっかり入って、決してアンダーじゃない。最後はイエローでアタックが邪魔されましたけど、あのまま行ってもそんなに大幅なタイム更新はできなかったと思います。レースはグリッド順が厳しいですからね。でも完走すれば、それなりの結果を出せると思います。とにかく生き残りますよ。気持ちはすごく乗れているのに、どうしてタイムが出ないのか、データを見て検討してみます」

予選グループB リザルト

順位 No. ドライバー チーム 周回数 タイム/差
1 4 N.デ・ブリース PERTAMINA PREMA Theodore Racing 10 1:21.737
2 18 S.カマラ Carlin 10 +0.164
3 14 L.ギオット Campos Vexatec Racing 10 +0.504
4 16 A.マイニ Trident 10 +0.526
5 10 R.ボシュング MP Motorsport 10 +0.570
6 2 牧野任祐 RUSSIAN TIME 9 +0.683
7 12 福住仁嶺 BWT Arden 9 +0.970

予選グループA リザルト

順位 No. ドライバー チーム 周回数 タイム/差
1 5 A.アルボン DAMS 9 1:21.727
2 1 A.マルケロフ RUSSIAN TIME 11 +0.107
3 21 A.フォコ Charouz Racing System 10 +0.221
4 11 M.ギュンター BWT Arden 10 +0.467
5 17 S.フェルッチ Trident 10 +0.681
6 9 R.メリ MP Motorsport 11 +0.842

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