Round01バーレーン
FIA-F2 予選
2018年4月6日(金)
Sakhir International Circuit
FIA F2選手権の2018年シーズンがバーレーンで開幕しました。今季からニューシャシー、ニューエンジンとなったF2は、よりスピードが増し、F1へのステップアップカテゴリーとしてアグレッシブなレース展開が期待されています。F1を目指す20名のドライバーがスーパーライセンス獲得を目標に、ランキング上位にしのぎを削る注目のレースカテゴリーです。
Honda Formula Dream Projectの一環として、日本からは福住仁嶺がBWT Ardenから、牧野任祐がRUSSIAN TIMEから参戦。福住はGP3シリーズから、牧野はユーロF3からのステップアップを果たし、シリーズ全12戦を戦います。
シリーズ開幕を迎え、6日にプラクティスと予選が行われました。午前11時30分から45分間にわたって行われたプラクティスは、気温29度、路面温度38度のコンディションで始まりました。福住、牧野ともにマシンの状況は完ぺきとはいえず、セッティングを進めながらも思うようなタイムを出せないままセッションは終了。牧野が14番手、福住は18番手に終わりました。
午後8時10分からのナイトセッションとなった予選では、気温の低下とともにF1のプラクティス後で路面のコンディションは大きく変わり、各選手がプラクティスに比べ大きくタイムを伸ばす状況となりました。2回目のアタックで1回目のタイムから1.3秒も更新した福住は7番手、牧野も2回目で0.5秒以上タイムを伸ばし、8番手となっています。
決勝レース1は7日(金)午後1時10分にスタート。福住と牧野はともに4列目グリッドから、上位進出を目指します。
福住仁嶺(予選7番手)
「プラクティスでは、思ったよりマシンにスピードがなくて、タイムが出ませんでした。予選1回目のアタックも、自分としてはそんなに感触も悪くなく、うまくまとめたつもりが『あれっ?』というタイムでした。気温が低くなった分、グリップはかなりよくなっていたので、もっとタイムは出ていると思ったんですけど。それでマシンにある程度調整を加えて、2回目のアタックに臨みましたが、1秒以上のタイムアップはよく分からない部分もあります。あまり大きな変更もしていないし、(アタック時)に1コーナーでタイヤをロックさせているのに、タイムは上がっていました。あれがなければもっと上にいけていたという思いはありますね。レースは、クラッチが去年と変わっていて、スタートがちょっと心配です。それでもうまく決めて、少しでも前に行くつもりです。あとはタイヤをうまく持たせなければならないので、駆け引きの多いレースになりそうです。周りのペースがほんとに接近してますし、状況はみんな同じですから、楽な展開にはならないでしょうね」
牧野任祐選手(予選8位)
「予選では、アタックラップをうまくまとめきれなかったです。ターン1でタイヤをロックさせて、それでも行くしかないとプッシュ続けて結果的にタイムは更新できました。しかし自分としては、5番手くらいはいける感じだったので(ターン1でのタイムロスは)もったいなかったですね。でも、そこは切り替えてレースに臨みます。プラクティスと予選では、ビックリするくらいコンディションが変わっていました。今日はブレーキがちょっとおかしくて、予選でもそれが続いていました。レースはとにかく初めてなので、どうなるかやってみないと分からないですが、ペースは悪くはないのでうまくいけばいいなと思っています」
順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 19 | L.ノリス | Carlin | 10 | 1'41.761 |
2 | 8 | G.ラッセル | ART Grand Prix | 10 | +0.062 |
3 | 5 | A.アルボン | DAMS | 10 | +0.089 |
4 | 4 | N.デ・ブリース | PERTAMINA PREMA Theodore Racing | 11 | +0.119 |
5 | 20 | L.デレトラス | Charouz Racing System | 9 | +0.413 |
6 | 18 | S.カマラ | Carlin | 11 | +0.460 |
7 | 12 | 福住仁嶺 | BWT Arden | 10 | +0.485 |
8 | 2 | 牧野任祐 | RUSSIAN TIME | 10 | +0.503 |