Monthly コラム

2019.8.6
Vol.17
夏休みのおでかけ前に!手軽にできるクルマ点検
プロによるタイヤ点検

長距離ドライブが増える夏休みシーズン。特に炎天下での移動中は、クルマのトラブルによる立ち往生は避けたいものです。そこで今回は、夏のクルマでのおでかけを安全かつ快適に楽しむために欠かせない点検のポイントを、暑さ対策と併せてご紹介します。


ロングドライブでは高速道路を使うことが少なくありません。そこで多いのがタイヤのトラブルです。高速道路を走行するとタイヤに大きな負担がかかるため、タイヤの劣化や空気圧不足が原因でパンクやバースト(破裂)といったトラブルが起こりやすくなります。傷はないか、空気圧は適正か、溝は十分にあるかなど、出発前のタイヤ点検は念入りに行うことが大切です。


また、夏に多いクルマのトラブルとしては、電装品の使い過ぎなどによるバッテリー上がり、冷却水不足が原因で起こるオーバーヒート、ガス不足などに起因するエアコンの不調も挙げられます。長旅の前には、プロによる点検サービスを利用すると安心です。

ドライブ中にトラブルが生じた場合はハザードランプを点滅させ、安全な場所へすみやかに停車します。

では、万一ドライブ中にトラブルが生じた場合はどう対処すべきなのでしょうか。まずはハザードランプを点滅させ、安全な場所へすみやかに停車します。クルマが動く場合は、左に寄せてからエンジンを停止。その後、後続車に注意しながら車外に出ます。


降車後は無理のない範囲で停止表示器材や発煙筒を使って、車両が停止していることを後続車に知らせます(高速道路でやむを得ず停止した場合は、停止表示器材を表示するのがルールです)。そして、何よりも大切なのは身の安全を確保すること。安全な場所へ避難した上で、レッカー会社などに連絡して状況を伝えます。

車内を効率よく冷やすコツ

夏のドライブを快適に楽しむなら暑さ対策が重要です。クルマに乗り込むときは、すべての窓を開けた状態で運転席のドアを数回あおぐように開け閉めし、熱気を放出します。さらに、エアコンを外気導入モードにして車内をしっかり冷やします。車内が冷えてきたら、窓を閉めてエアコンを内気循環モードに切り替えます。これが車内を効率よく冷やすコツです。


また屋外での駐車時に、サンシェードやカーテンを使って直射日光を遮るのも有効です。冷却シートなどを首や脇の下、脚の付け根に当てて、ほてった体をクールダウンするのもドライバーの熱中症対策に効果的です。


待ちに待った夏休み。クルマも体もトラブル予防と暑さ対策を万全にして、安全で快適なドライブを楽しんでくださいね。