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HondaモータースポーツF1中本修平レポート
VOL.82「ニューマシンRA106を投入!」
1月25日、スペイン・バルセロナのカタルーニャサーキットで、2006年シーズンを戦うRA106の発表会が行われた。チームは最初から、2台の新車を用意。スペインらしからぬ寒さに見舞われたものの、2日間みっちり走り込めた。新車の素性は、かなり良さそうだ。

 最終日の3日目は悪天候でほとんど走れませんでしたが、その前の2日間、かなりの周回をこなせました。両日とも、7周程度の周回(タイム計測は5周)を繰り返したんですが、たとえばルノーのラップタイムの推移と比較しても、それほど遜色はありません。去年までは3周ぐらいは何とかついて行けても、そこから離されることが多かったのですが、今年はそういうことはなくて済むかもしれません。
 絶対的なタイムも、もちろん速いに越したことはありません。できれば初日からいきなり、1分16秒台前半まで行きたかったのですけれど、それには届きませんでした。まだまだやらなければいけないことが、たくさんあるという感じです。

−1年前の今頃よりは、良さそうな印象ですね。
 去年は初日を終わった段階で、今年は厳しいシーズンになるだろうなって思いました。今年は、そういう感触ではないですね。ただしそれがイコール、勝利を保証するということではありません。このマシンで、2位になれる可能性はあります。でもそこから1位までは、ものすごい隔たりがあるということです。

−(選手権2位だった)2004年の開幕前の感触と比べると、どうですか?
 2004年は、その前年の結果がひどかったですからね。もしかしたら、いくつか表彰台に上がれるかなという手応えはありました。2000年当時から、「勝つ」と言い続けてきたわけですけれど、実際に勝てそうかなと思えたのは、2004年のクルマが初めてでした。それと同じぐらいの感じではあります。2日目にはジェンソン(・バトン)のクルマで、重量配分とか機械的なバランスなどを、わざと極端に振ってみました。それに対して、予想通りの反応を示してくれていますので、マシンの素性は良さそうです。勝てるかもしれません。でもはっきり勝てると言い切るには、まだまだ山ほど課題があります。

−2004年はフェラーリが強くて、マクラーレンは不調でした。
 そうでしたね。まあ今年は、去年の1、2位(ルノー、マクラーレン)がやはり速いでしょうし、レギュレーションが変わったこともあって、フェラーリも調子を戻してくるでしょう。勝つ云々の前に、最終予選の10台に残ることすら、そんなに簡単なことではないですね。この3チームで、すでに6台。他にBMWやレッドブル、トヨタさんもいるし。ここに残れないことには、話になりませんから。そんなに手放しで、楽観視はしていませんよ。

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