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HondaモータースポーツF1中本修平レポート
VOL.70 Rd.18 Japan GP「いろいろ残念な結果になってしまいました。」
雨の予選。ジェンソン・バトンはフロントロー、佐藤琢磨も5番グリッドを獲得し、今季最高の結果への期待が高まった。しかし琢磨は序盤2回の接触で、早々に戦線離脱してしまう。バトンも1回目のピットインの際、給油トラブルでタイムロス。その後はペースが伸びず、5位入賞に終わった。

 琢磨君は、1コーナーがすべてでした。作戦としては、ジェンソンより1周分多い燃料を積んでいました。セーフティカーが入ってきた時点でピットに入れて、ノーズを交換すると同時に燃料をさらに入れて、1回ストップ作戦に切り替えたんです。

 ジェンソンは、1回目のピットストップまではほぼ予定通りのタイムの伸び方で、いい感じでした。ところがピットに入ってきた際に、自動的に開くはずの給油口が閉まったままでした。メカニックが手でこじ開けたんですが、ここで6秒ほどタイムロスをしてしまいました。

 それでコース復帰した時は、かなり早い時点で1回目のピットインをしていたラルフ・シューマッハの後ろになって、ガッカリしてしまったみたいです。その後もペースが上がらず、マーク・ウェバーにも追い付かれて、2回目のピットで先行されてしまいました。VTRで解析した結果、ジェンソンのマシンの止め方と止めた位置により0.7秒のロスが出て、それで逆転されてしまったということでした。

―琢磨君の方のペースは、1回ストップだとあんな感じ?
 いや、軽くなってからは、もう少しタイムが伸びるかなと期待していたんですが、厳しかったですね。

―タイヤへの負担が大きかった?
 と言うより、ここは重量の多少が、タイムに響きやすいコース特性なんです。ですから満タン近く積むと、どうしてもペースが落ちてしまいます。

―コースアウトや接触が、マシンバランスに影響を与えたことは?
 まだ確認できていませんが、それはあるかもしれません。

―レース開始時は比較的路面温度が高くて、それからどんどん下がっていきました。それがタイヤに与えた影響は?
 その影響はありますが、何と言うか、嫌らしい温度域なんですね。こういう温度変化だと、本来うまく機能を発揮できないタイプのタイヤが、うまく性能を発揮してしまいます。つまり、われわれと違うタイヤを選んだチームが、それに助けられたはずです。まあ自然現象ですから、我々にはコントロールできません。しょうがないです。マクラーレン、ルノーにやられたのは仕方ないとして、ウィリアムズにも先行されたのは、そういった意味で、残念でした。

―琢磨君とヤルノ・トゥルーリの接触について。
 あのシケインは、オーバーテイクポイントとして琢磨君の得意な場所ですよね。無理にこじ開けたようには、見えませんでした。サイドポンツーン同士の接触ですし、あくまでレース中の事故なんじゃないかなと思っていたんですが。
 いろいろと残念な結果に終わった鈴鹿でしたが、今週末は今シーズン最終戦の中国グランプリです。気持ちを切り替えて、納得のいく良いレースをしたいですね。
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