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Round17アブダビアブダビGP

2020年12月10日(木)

ヤス・マリーナ・サーキット

第17戦 アブダビGP

第17戦 アブダビGP プレビュー

いよいよ今週末に2020年のF1シーズン最終戦を迎えます。3月にメルボルンでの開幕戦が中止となって以来、F1とFIAは5カ月半で17戦というカレンダーを策定し、シリーズを運営してきました。最終戦の舞台は、例年と同じくアブダビのヤス・マリーナ・サーキット。しかし、12月中旬開催というのは初めてのことです。ここに至るまでには関係者全員の懸命な努力があり、なんとかシーズンを成立させようと調整させたかたちで、最終ラウンドは中東での3連戦としての開催となっています。

先週レースが行われたバーレーンからアブダビへは400㎞程度の距離であり、移動の負担はそれほど大きくありません。例年よりも開催時期が遅いため、バーレーン同様に気温はそれほど高くならない可能性もあります。

近代的な設備を備えたサーキットは、高速レイアウトのセクター1と2に、タイトなセクションが続くセクター3という組み合わせ。ホテルの下にあるピットレーンからスタートし、ヨットハーバーの間を駆け抜けます。

Red Bull Racingは、ここで過去3勝を挙げており、昨年はマックス・フェルスタッペンが2位、アレクサンダー・アルボンとダニール・クビアトがポイント獲得と、Hondaパワーユニット勢は3台がトップ10入りしました。今季最終戦でも、勝利を目指して戦います。

アブダビでは、日曜のナイトレースを終えても、パドックで帰り支度を始める人は少ないまま。なぜなら、週明けの火曜日にはF1のヤングドライバーテストが行われるからです。今年は、F2で3勝を挙げてランキング3位となった、Hondaの育成プログラム出身の角田裕毅も参加。Scuderia AlphaTauri Hondaのマシンをドライブします。11月にはイモラでプライベートテストを行った角田ですが、そのときは2018年型マシンでした。今回は、今季使用した最新のF1マシンをドライブします。

コメント

田辺豊治 | HONDA F1テクニカルディレクター
「今週末は、いよいよ2020年シーズンの最後となる第17戦アブダビGPが開催されます。 今年のシリーズはコロナウイルスの影響を受け開幕が遅れたことに加え、開催できるサーキットにも限りがあり、7月から12月中旬までの短い期間で多くの連戦を含む全17戦が行われることとなりました。 開幕戦からここまで、アッと言う間に過ぎていったような気がします。 最終戦が開催されるヤス・マリーナ・サーキットは、前半に2本の長いストレートがある一方、後半には多くの低速コーナーを有しているテクニカルなコースです。3戦連続で夕暮れ後のレースになりますので、ファンの皆さんには今週もカクテルライトを浴びながら火花をあげて走る美しいマシンの姿を楽しんでいただけるのではと思います。 先週のサヒールGPは、さまざまな要因で我々にとって思ったような結果が出ない悔しいレースになりましたが、気持ちを切り替えていいかたちでシーズンを締めくくることができるよう、最後までチーム、ドライバーと一丸となって最終戦に臨みます」

マックス・フェルスタッペン
マックス・フェルスタッペン「先週末のサヒールGPは、マシンも速く、チームのためにいい結果を残せると思っていただけに、フラストレーションの溜まるレースになりました。スタート直後に3回ほどコンタクトを避けようとしたシーンがあったのですが、みんなの走りがアグレッシブで、接触は避けようがありませんでした。僕はシャルル(ルクレール)をドライバーとしてリスペクトしていますし、こういうことはレースの中ではしばしば起こってしまうのですが、結果的にはあの接触でレースが終わってしまいましたし、チームのためにもいい結果を残したかったので残念に思っています。今回のレースで彼がグリッドペナルティーを受けることになりますが、それによってサヒールGPの結果が変わるわけではないので、あまり意味がないと思います。ただ、結果は結果なので、目の前にあるレースに集中していこうと思います。
アブダビのレイアウトは好きなので、ここでレースができるのを楽しみにしています。前回のサヒールGPのレイアウトはコーナーがほとんどなかったので、今回のように21もコーナーがある普通のサーキットに戻って来られたことをうれしく思っています。昨年はここでは2位を獲得していますし、僕には失うものはありません。全力を尽くすのみです。
変則スケジュールにより、今年は本当に忙しくてハードな1年になりました。アブダビでもうひとがんばりというところなので、チームメンバーの多くは冬のオフ期間に入るのを楽しみにしていると思います。ドライバーにとって今年はたいへんな1年だったかという質問をよく聞かれますが、実際にはレース準備のためにドライバーよりもっと早く入らないといけないチームのメンバーはもっとたいへんだったと思います。
みんなレースが大好きですが、今年は濃密な1年だったので家族と一緒に過ごす時間を楽しみにしているはずです。僕にとってはドライバーチャンピオンシップが2位か3位かというのはあまり大きな違いはありません。それでも、ピットストップのタイムからも分かるようにチームはいつの時でも全力ですし、僕も負けずに全力を尽くします」

アレクサンダー・アルボン
アレクサンダー・アルボン「サヒールGPの結果はまずまずでしたが、僕らがレースをするには難しいサーキットレイアウトでした。コーナーではよかったのですが、ストレートでは遅いセッティングで、レースで速さを見せるのは難しかったです。個人的には今週のアブダビは好きなサーキットです。F3やF2でのレースに加え、昨年はF1でもドライブしていますし、今年はその経験を活かすことができます。先週とは異なるトラックでシミュレーターでも十分にドライブしてきたので、準備はできています。歴史的にチームはまずまずの結果を残しているサーキットですが、メルセデスは毎年ここでは速いので、レースでどうなるか見てみたいと思います。
最後のレースだからといって手を抜くことはないですし、いい終幕を迎えたいと思っています。いつものように全力を尽くしていきます」

ピエール・ガスリー
ピエール・ガスリー「照明の下で行われるナイトレースも3戦目で、僕たちは完全に夜型になっていますが、夕方以降の少しでも涼しい時間帯に走るのは快適ですし、シンガポールも含め、普段と違う感覚が味わえるナイトレースが好きです。僕は楽観的な人間なので、今週末はいいレースができると思っています。例年、アブダビでのチームの戦績はあまりよくありませんが、今年は違う結果を出せると思います。特にコーナーが多く、リズミカルに走る必要がある最終セクターはテクニカルで走っていて楽しいです。ストレート区間が多い最初の2つのセクターはパワーが必要ですが、今シーズン僕たちはパワー面でも進化しているので、いいペースで戦えると思います。今年は5カ月半の間に17レースが行われ、例年と違う慌ただしいシーズンになり、チームのみんなにとって緊迫したものでした。僕たちドライバーにとっても、一息つく暇もないシーズンでしたが、メカニックやチームスタッフにとっては、ほとんど家に帰れない移動続きの毎日だったと思います。年末にはみんな家族の元に帰れるので、よかったです。新型コロナウイルスには引き続き注意が必要ですが、僕もシーズンを終えて家に帰り、リラックスできます。
新型コロナウイルス感染防止のための制限で楽しみが減ったのは事実ですし、特にファンがいないサーキットには熱気が欠けていて少し寂しかったです。しかし、満足に競技をできなかったスポーツが多いことを考えると、忙しくてもシーズンを過ごせた僕たちはラッキーです。実際にいいシーズンを送ることができました。困難に直面し悲しい思いをした人もいると思いますが、僕にとっては初のF1優勝を果たした記念すべき年です。チームのベストリザルトも獲得できましたし、モンツァで味わった感情はこれからも忘れません」

ダニール・クビアト
ダニール・クビアト「先週の金曜日はいいパフォーマンスができましたし、予選の結果にも満足しています。一方で決勝については、チームは何も悪くないのですが、セーフティカーのタイミングが合わず、思いどおりにいかないレースになりました。6番手スタートだったのでもっといい結果を期待していましたし、結果につなげることはできませんでしたが、シーズンベストの走りができたと感じています。ヤス・マリーナ・サーキットは新しい設備ででランオフエリアが多く、最終セクターなどテクニカルな区間もあるのでとても好きです。常にできるだけアタックし続けなければいけませんし、ストレートもいくつかあり、いい位置にDRSゾーンがあるので、決勝も楽しめます。過去にはGP3のタイトルも獲りましたし、F1では何回か入賞したことがあります。
今回でナイトレース3連戦の最後になりますが、夜間のレースは好きです。今シーズンを振り返ってみれば、思うような結果が出せないときもありましたが、それほど悪くなかったと思います。フラストレーションが溜まるときもありましたが、いいレースがたくさんできたので、よかったと思っています。全体的に見ると浮き沈みがあった一年ですが、ドライバーとして成長できたとも感じています。いろいろな経験をし、思いどおりにいかないときも冷静でいられましたし、後半戦はいいレースができたので満足しています。例年とは異なる環境で行われたシーズンなので、みんなの記憶に残ると思います。チームスタッフのみんなは毎週マシンを走らせるためにいつも以上の努力をしましたし、成長した一年だったと感じています」

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