Round02バーレーンバーレーンGP

2019.03.30(土)

バーレーン・インターナショナル・サーキット

第2戦 バーレーンGP

第2戦 バーレーンGP 予選

バーレーンGPの予選でマックス・フェルスタッペンが3列目のグリッドポジションを獲得

Aston Martin Red Bull RacingとRed Bull Toro Rosso Hondaの両チームともに随所でいい走りををみせた予選セッションとなりました。Q1セッションでは両チーム共に力強いパフォーマンスをみせ、4台全てのマシンがQ2へと進出。しかしながらQ2ではダニール・クビアトがチームのオペレーションミスもあり15番手となるなど、4台中3台が敗退となりました。

ピエール・ガスリーはあと0.055秒という僅かなタイム差で13番手となり、Q3への進出をギリギリ決めることが叶いませんでした。アレクサンダー・アルボンはトップ10に迫る勢いでRed Bull Toro Rosso Hondaをリード。Q3進出を決めたライコネン選手(アルファロメオ・レーシング)に僅か0.042秒差に迫るラップタイイムで走行し、ガスリーの1つ前のグリッドポジションを獲得しました。

Q3への進出を決めたフェルスタッペンは1回のアタックのみで力強い走りをみせ、5番グリッドを獲得しました。

日曜の決勝は、長い1コーナーまで道のりをフェラーリとメルセデスのマシンの直後からスタートします。

コメント

田辺豊治 | HONDA F1テクニカルディレクター
「4台中3台がQ2で予選を終えたと言う点では、全体として厳しい予選だったと感じています。ただ、Red Bull Toro Rosso Hondaのルーキー、アルボン選手が2戦目で12番手を獲得するなど、ポジティブな部分もありました。また、Aston Martin Red Bull Racingのフェルスタッペン選手がいつも通り力強いパフォーマンスをみせ、5番グリッドを獲得してくれたことは、明日につながる結果だと思っています。他の3台については難しい場所からのスタートになりますが、長いレースになりますし、全てのマシンが完走し、できる限り多くのポイントを獲得できるよう準備を進めます」

アレクサンダー・アルボン
「P3後、予選に少し出遅れてしまい、Q2へ進出するためにQ1は3周に賭けることにしました。それもあり、1度のみのアタックになりましたが、最終コーナーでミスをしてしましました。ライコネン選手(アルファロメオ・レーシング)とどれぐらい接近していたかはわかりませんが、僕がワイドに出てしまったせいでQ3へのチャンスを失ってしまいとても悔しいです。しかしこのレースウイークの調子に手応えを充分感じていて、予選までにこれだけ状態を整えられたことに満足しています。レースシミュレーションを視野にいれたP2では速さを感じましたし、今日得られたこともいくつかあるので、明日は効果的に活かせると思います。 オーバーテイクができるサーキットなので、ここでの明日の決勝がとても楽しみです!」

ダニール・クビアト
「今日の予選は最高の結果とはなりませんでした。Q2の最終周を走りきることができなかったので、結果はどうだったかは分かりませんが、充分あったQ3進出へのチャンスを逃してしまったと思います。マシンになにかが足りないことは感じているので、それを解明する必要があります。Q2の最終アタックでどうするべきだったかは明確だったので、それを計画通り実行する機会がなかったことはとても残念です。充分に戦える状態だと思うので、明日の決勝に気持ちを切り替え、更に気合いを入れて決勝を戦いたいと思います」

ピエール・ガスリー
「レースウイークの序盤から、特にマシンのリア部分に苦戦していたこともあり、予選結果は理想的なものにはなりませんでした。改善しようと試みたのですが、なかなかしっくりこず、今日のような僅差の戦いでは、たった0.06秒の差でチャンスを失ってしまう結果となりました。全てを最善な状態に持っていくことが一番重要ですが、今日の予選ではそれは叶いませんでした。このサーキットはリカバリーも効くコースですし、マシンのポテンシャルはあるので、最大のパフォーマンスを引き出せるように方向を定めれば、充分に戦えるはずです。明日はさらにチーム一丸となって戦い、ポイントを獲得し、今日の結果よりも上位でレースを終えたいと思います。ルクレール選手(フェラーリ)の初めてのポールポジション獲得は、彼のこのレースウイークでみせていた速さでは納得の結果だと思います。おめでとうございます!」

マックス・フェルスタッペン
「このレースウイークはマシンのバランスに少し苦戦していて、特にソフトタイヤでの走行時が難しいと感じていました。 予選ではシフトダウン時にオーバーステアが出てマシンがスライドしてしまい、コーナーへのアプローチやマシンのバランス感覚を掴むことができませんでした。Q3の唯一のアタックラップは『完璧』か『ゼロ』のどちらかであり、僕としてはできることは全て出し切った1周だったと思います。もちろんフェラーリとメルセデスの後ろからスタートするのは満足していないことですが、Q1とQ2ではいい手応えが感じられなかったのにQ3に進出し5番グリッドを獲得できたことに満足しています。このレースウイークはミディアムタイヤを装着してのロングランに手応えを感じているので、明日の決勝レースではもっといい戦いができ、面白いレースになると思います」

リザルト

フリー走行3

順位 No. ドライバー チーム タイム/差
116シャルル・ルクレールFerrari1'29.569
25セバスチャン・ベッテルFerrari+0.169
344ルイス・ハミルトンMercedes+0.765
477バルテッリ・ボッタスMercedes+0.820
58ロマン・グロージャンHaas+1.249
627ニコ・ヒュルケンベルグRenault+1.341
74ランド・ノリスMcLaren+1.386
833マックス・フェルスタッペンAston Martin Red Bull Racing+1.390
955カルロス・サインツJr.McLaren+1.396
1026ダニール・クビアトRed Bull Toro Rosso Honda+1.604
117キミ・ライコネンAlfa Romeo+1.764
1210ピエール・ガスリーAston Martin Red Bull Racing+1.823
1320ケビン・マグヌッセンHaas+1.971
1418ランス・ストロールRacing Point+2.049
1511セルジオ・ペレスRacing Point+2.069
163ダニエル・リカルドRenault+2.074
1723アレクサンダー・アルボンRed Bull Toro Rosso Honda+2.110
1899アントニオ・ジョヴィナッツィAlfa Romeo+2.563
1963ジョージ・ラッセルWilliams+3.818
2088ロバート・クビサWilliams+3.956

予選

順位 No. ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
116シャルル・ルクレールFerrari1'28.4951'28.0461'27.866
25セバスチャン・ベッテルFerrari1'28.7331'28.3561'28.160
344ルイス・ハミルトンMercedes1'29.2621'28.5781'28.190
477バルテッリ・ボッタスMercedes1'29.4981'28.8301'28.256
533マックス・フェルスタッペンAston Martin Red Bull Racing1'29.5791'29.1091'28.752
620ケビン・マグヌッセンHaas1'29.5321'29.0171'28.757
755カルロス・サインツJr.McLaren1'29.5281'29.0551'28.813
88ロマン・グロージャンHaas1'29.6881'29.2491'29.015
97キミ・ライコネンAlfa Romeo1'29.9591'29.4711'29.022
104ランド・ノリスMcLaren1'29.3811'29.2581'29.043
113ダニエル・リカルドRenault1'29.8591'29.488
1223アレクサンダー・アルボンRed Bull Toro Rosso Honda1'29.5141'29.513
1310ピエール・ガスリーAston Martin Red Bull Racing1'29.9001'29.526
1411セルジオ・ペレスRacing Point1'29.8931'29.756
1526ダニール・クビアトRed Bull Toro Rosso Honda1'29.8761'29.854
1699アントニオ・ジョヴィナッツィAlfa Romeo1'30.026
1727ニコ・ヒュルケンベルグRenault1'30.034
1818ランス・ストロールRacing Point1'30.217
1963ジョージ・ラッセルWilliams1'31.759
2088ロバート・クビサWilliams1'31.799

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