ROUND16
日本
鈴鹿サーキット
2017.10.06(金)
「特別な気分」
鈴鹿サーキット、10月6日(金)
McLaren-Hondaの両ドライバーは、午前中のFP1ではマシンのバランスに完全には満足していなかったものの、日本GPが行われる今週末に向けて着実なスタートを切りました。
午後のFP2は、降り続く雨によりコースが水浸しとなったことにより、ウエットコンディションの中でラップタイムの測定を行ったドライバーは、たった5人でした。
FP2では、フェルナンド・アロンソもストフェル・バンドーンもタイム計測を行わなかったものの、明日の予選用のセットアップ変更を確認するため、それぞれ少ない周回を走行しました。現状では、明日の予選は今日よりもドライな状況になることが予想されています。
FP1 | 1分31.235秒(トップとの差 +2.069秒) | 19周 | 12番手 |
FP2 | タイムなし | 2周 | 11番手 |
「今日は予想通り、ドライコンディションでのセッションが1回しかなかったので、FP1ではさまざまなことを試し、できるだけ多くのラップを走行しました。
FP2では、あまりの雨により、ほとんどなにもできませんでした。セッションの最後に雨が止んだので数周走行しましたが、日曜日の決勝、そしておそらく明日の予選もドライコンディションになるようなので、ウエットコンディションで走行を続ける意味はほとんどありませんでした。
このサーキットでは、第1セクターの高速コーナーでパフォーマンスの良し悪しが分かります。今日はマシンの感触はよかったです。第1セクターではかなりのグリップがあるので、いい気分でセッションに臨んでいます」
FP1 | 1分31.202秒(トップとの差 +2.036秒) | 24周 | 10番手 |
FP2 | タイムなし | 1周 | 14番手 |
「今のところ、土日の展開を予想するのは、かなり難しい状況です。特に、今日は走行時間が非常に制限されたので、なおさらです。FP1ではトラブルもなく、比較的いつも通りのセッションとなりました。ただFP2では、雨の中、インスタレーションラップを1周走行するだけにとどまりました。
明日は天候がキーとなります。日曜日のレースはドライコンディションが予想されているので、明日の予選は非常に重要です。気象レーダーを見る限り、明日の天気はまだ少し予測しづらいものの、予選はドライコンディションになる可能性が高いようです。
ここでは、マシンに対していい感触を得ています。鈴鹿の高速サーキットは、マシンの向きが何度も変わるコースです。特に、今年のマシンはダウンフォースとタイヤの幅が増したので、第1セクターでのパフォーマンスはとてもすばらしく、非常にエキサイティングなドライブとなります。
なにが起ころうと、今週末はマシンの実力を最大限に引き出すつもりです」
エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「相変わらず、鈴鹿では天候に悩まされています。午後のFP2は激しい雨により、コースが水浸しになりました。幸い、我々は様子見のために数周走行し、システムチェックをいくつか実施することができました。ただ、ほかのチームと同様に、明日はまだ多くの仕事が残っています。
ドライコンディションとなった今朝のFP1では、両ドライバーはマシンに比較的満足していました。ただ、いくつかの指摘もあったので、それについては、明日の予選までに解決すべく、現在作業中です。
それでも、今日は週末に向けて着実なスタートを切れたと思います」
長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「楽しみな思いで迎えたホームグランプリ初日ですが、雨のために残念ながらあまり多く走行時間を確保することができませんでした。
ここ鈴鹿サーキットは複雑なコースレイアウトのために、マシンのセッティングが特に重要になるサーキットです。このあと、マクラーレンと一緒に今日の走行で得られたデータの分析を行い、明日に向けた準備を進めます。
このような雨の中でも、たくさんのファンがサーキットを訪れ、とても温かい声援を送ってくれていることをとても心強く感じています。
その声に答えるためにも、明日以降、良い走りをお見せできればと思っています」
順位 | No. | ドライバー | チーム | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | 1'29.166 |
2 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | +0.211 |
3 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | +0.375 |
4 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | +0.472 |
5 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Mercedes | +0.985 |
6 | 33 | マックス・フェルスタッペン | Red Bull | +1.596 |
7 | 31 | エステバン・オコン | Force India | +1.733 |
8 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Renault | +1.808 |
9 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | +1.866 |
10 | 2 | ストフェル・バンドーン | McLaren-Honda | +2.036 |
11 | 20 | ケビン・マグヌッセン | Haas | +2.050 |
12 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | +2.069 |
13 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | +2.364 |
14 | 18 | ランス・ストロール | Williams | +2.436 |
15 | 30 | ジョリオン・パーマー | Renault | +2.591 |
16 | 19 | フェリペ・マッサ | Williams | +2.746 |
17 | 55 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | +3.086 |
18 | 10 | ピエール・ガスリー | Toro Rosso | +3.335 |
19 | 94 | パスカル・ウェーレイン | Sauber | +3.731 |
20 | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | +4.231 |
順位 | No. | ドライバー | チーム | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 1'48.719 |
2 | 31 | エステバン・オコン | Force India | +0.799 |
3 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | +2.626 |
4 | 19 | フェリペ・マッサ | Williams | +3.427 |
5 | 18 | ランス・ストロール | Williams | +3.624 |
6 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | |
7 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Renault | |
8 | 30 | ジョリオン・パーマー | Renault | |
9 | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | |
10 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | |
11 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | |
12 | 94 | パスカル・ウェーレイン | Sauber | |
13 | 55 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | |
14 | 2 | ストフェル・バンドーン | McLaren-Honda |