ROUND04
ロシア
ソチ・オートドローム
2017.04.29(土)
「明日はどんなチャンスも最大限に活かします」
#RussianGP
ソチ・オートドローム、4月29日(土)
本日行われたロシアGPの予選において、フェルナンド・アロンソはQ1およびQ2の両セッションでマシンをうまくコントロールしながら走行。午後の予選での最速ラップを「ほぼ完ぺき」と表現したアロンソは、最終的に15番手となりました。
一方のストフェル・バンドーンは、Q1で17番手のタイムをマーク。しかしながら、昨日のフリー走行で行った部品交換によって、年間で認められているPU(パワーユニット)の使用コンポーネント数の上限を超えたことによる15グリッド降格ペナルティーを受けるため、明日のレースは20番グリッドからスタートします。
FP3 | 14番手 | 1分36.869秒(トップとの差 +2.868秒) | 12周 | 予選 |
Q1 | 14番手 | 1分36.353秒 | (オプションタイヤ) |
Q2 | 15番手 | 1分36.660秒 | (オプションタイヤ) |
「車体と空力のパフォーマンスの面では、いい予選でした。マシンのバランスに関しては、かなりいい感触があり、コーナーでのグリップもそこそこありました。マシンに競争力があるように感じましたし、Q1でのラップはとてもよかったです。
ここでは事前にタイヤをかなり温めなければならないので、その点が難しいものの、今日はすべてうまくいきました。快晴だったことにも助けられました。レースに適したタイヤだと思います。
明日の目標は、ポイント獲得です。好スタートを切り、いい戦略を立てて、いいレースをする必要があります。それができたとしても、自力で入賞できるほどの速さはないので、前方にいる他チームのマシンのトラブルなどが必要になると思います」
FP3 | 17番手 | 1分37.182秒(トップとの差 +3.181秒) | 15周 | 予選 |
Q1 | 17番手 | 1分37.070秒 | (オプションタイヤ) |
「PUのコンポーネント交換に伴い、昨日グリッド降格ペナルティーを受けたので、今日の予選ではどちらかと言えば明日のレースに焦点を当てることにしました。
いずれにせよ、後方からのスタートになることは分かっていました。明日のレースでは、できる限りの走りをすることが目標だと思っています。ここでのオーバーテイクの難しさは認識しているものの、レースディスタンスを走りきる間に、さまざまなことが起こり得ると思っています。たとえ1ストップだったとしても、明日は長いレースになるでしょう。アクシデントの発生やセーフティカーの導入によって、自分たちに有利な状況が生まれることを願っています。
今回も難しい週末になるでしょうが、事前の予想よりもいい一日となり、レースでチャンスが訪れるよう願っています」
エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
「予選が始まる前から、難しいセッションになることは分かっていました。今季5基目のMGU-Kとターボを搭載したことによって、ストフェルは昨日15グリッド降格ペナルティーを受けました。したがって、彼が明日の決勝で最後尾からスタートする可能性はすでに高かったものの、残念ながらそれが現実となってしまいました。
ストフェルにとっては厳しいレースとなりますが、彼は全力でバトルするつもりだと思います。多少苦しい状況にあっても、そのようなファイティングスピリットが見られるのはいいことです。
一方のフェルナンドは、午後の予選ではいつもの果敢な走りを見せ、Q1で最速タイムを記録した際にはマシンの実力を最大限出しきってくれました。コース上での彼の走りは本当にすばらしかったですし、彼の優れた才能に見合うマシンを一刻も早く提供できることを願うばかりです。
明日のレースでは、いかなるチャンスもものにする構えです。我々は闘志だけは失っていません」
長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「ここソチは高速サーキットなので、事前の想定通り我々のマシンにとって難しい予選になりました。
午前のFP3では、両ドライバーとも、特にマシンのバランスを探ることに集中していました。さまざまな車高や重量バランスを試しながら、予選と決勝を想定したセッティングを煮詰めていきました。また、このサーキットはタイヤマネジメントの点においても難しいため、どのように走れば最も効率的にタイヤを温められるかについてさまざまな方法を試しました。プログラムを計画通りに進め、予選に向けてセッティングを進めることができたと思います。
午後の予選では、フェルナンドが今日も高い集中力で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
ストフェルについても、すでに予選前に15グリッド降格のペナルティーが決まっていた中でも、モチベーションを高く保ちながら、いい走りを見せてくれたと思います。
明日の決勝も難しいレースになるとは思いますが、ポイント獲得を目指してチーム一丸となり取り組んでいきます」
順位 | No. | ドライバー | チーム | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | 1'34.001 |
2 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | +0.337 |
3 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Mercedes | +0.363 |
4 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | +0.541 |
5 | 33 | マックス・フェルスタッペン | Red Bull | +1.451 |
6 | 19 | フェリペ・マッサ | Williams | +1.470 |
7 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Renault | +1.661 |
8 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | +1.829 |
9 | 55 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | +2.163 |
10 | 20 | ケビン・マグヌッセン | Haas | +2.555 |
11 | 18 | ランス・ストロール | Williams | +2.648 |
12 | 31 | エステバン・オコン | Force India | +2.675 |
13 | 26 | ダニール・クビアト | Toro Rosso | +2.845 |
14 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | +2.868 |
15 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | +2.961 |
16 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | +3.163 |
17 | 2 | ストフェル・バンドーン | McLaren-Honda | +3.181 |
18 | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | +3.502 |
19 | 94 | パスカル・ウェーレイン | Sauber | +3.656 |
20 | 30 | ジョリオン・パーマー | Renault |
順位 | No. | ドライバー | チーム | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 5 | セバスチャン・ベッテル | Ferrari | 1'33.194 |
2 | 7 | キミ・ライコネン | Ferrari | 1'33.253 |
3 | 77 | バルテッリ・ボッタス | Mercedes | 1'33.289 |
4 | 44 | ルイス・ハミルトン | Mercedes | 1'33.767 |
5 | 3 | ダニエル・リカルド | Red Bull | 1'34.905 |
6 | 19 | フェリペ・マッサ | Williams | 1'35.110 |
7 | 33 | マックス・フェルスタッペン | Red Bull | 1'35.161 |
8 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | Renault | 1'35.285 |
9 | 11 | セルジオ・ペレス | Force India | 1'35.337 |
10 | 31 | エステバン・オコン | Force India | 1'35.430 |
以下Q2にて決定 | ||||
11 | 55 | カルロス・サインツ | Toro Rosso | 1'35.948 |
12 | 18 | ランス・ストロール | Williams | 1'35.964 |
13 | 26 | ダニール・クビアト | Toro Rosso | 1'35.968 |
14 | 20 | ケビン・マグヌッセン | Haas | 1'36.017 |
15 | 14 | フェルナンド・アロンソ | McLaren-Honda | 1'36.660 |
以下Q1にて決定 | ||||
16 | 30 | ジョリオン・パーマー | Renault | 1'36.462 |
17 | 2 | ストフェル・バンドーン | McLaren-Honda | 1'37.070 |
18 | 94 | パスカル・ウェーレイン | Sauber | 1'37.332 |
19 | 9 | マーカス・エリクソン | Sauber | 1'37.507 |
20 | 8 | ロマン・グロージャン | Haas | 1'37.620 |