ROUND01

オーストラリアオーストラリア アルバート・パーク 2017.03.25(土)

2017 AUSTRALIAN GRAND PRIX - 予選

2017 AUSTRALIAN GRAND PRIX - 予選

「厳しい冬季テストを経て、一定の結果を残せた一日」

#AusGP

アルバート・パーク・サーキット、3月25日(土)

フェルナンド・アロンソは、本日行われた予選ですべてを出し切り、明日のオーストラリアGPに向けて13番グリッドを獲得しました。アロンソはQ1で12番手となり、それに続くQ2の最後には1分25.425秒のベストタイムをマークしました。

一方、ストフェル・バンドーンは、予選で発生した燃圧の問題がすぐに解決できず、Q1での最初の2回のアタックラップを中止。チームが問題を解決した後、すぐにコースに復帰し、最初で最後のタイム計測に臨みました。バンドーンは1分26.858秒のラップタイムを記録し、明日は18番手からスタートします。

コメント

フェルナンド・アロンソ

MCL32-03
FP3 1分26.556秒(トップとの差 +3.176秒) 7周 14番手
予選
Q1 1分25.872秒 (オプションタイヤ) 12番手
Q2 1分25.425秒 (オプションタイヤ) 13番手


フェルナンド・アロンソ「冬季テストではさまざまな問題が発生したので、自分たちのポジションがはっきり分からないまま、メルボルン入りしました。ただ、今日は特にトラブルもなく、すべてのセッションを終了することができたので、予想よりもいい結果でした。

タイヤのセット数が十分にあったので、Q1とQ2の両セッションで走行を楽しむことができました。マシンのバランスには満足していましたし、全力でプッシュすることができました。今はマシンの実力を最大限に引き出す必要があるので、そういった意味ではよかったと思います。

明日は中位グループとなる13番手からスタートしますが、当然のことながら、それは私たちの目標としているポジションではありません。レースを完走することも今の私たちにはタフなチャレンジになります。仮に完走できたとしても、まずまずの順位に入るためには、悪天候や他のマシンがトラブルに見舞われるなどの手助けが必要となると思います」

ストフェル・バンドーン

MCL32-03
FP3 1分26.699秒(トップとの差 +3.319秒) 9周 15番手
予選
Q1 1分26.858秒 (オプションタイヤ) 18番手


ストフェル・バンドーン「Q1では燃圧の問題により、出力が低い状態だったので、最初の2回の走行を中止しなければなりませんでした。FP3終了後は、すべてが正しい方向に向かっていたし、結果を出せる自信もあったので、とても残念です。タイム計測のチャンスが一回しかないということは、リスクを負うことができず、失敗も許されないということで、非常に難しい状況になってしまいます。

それでも、私たちはこの週末でいくらか前進することができました。フェルナンドも私もマシンに対して、さらにいい感触を得ています。マシンに自信が持てるということは、もっとプッシュできるようになるということです。

もちろん、まだやるべきことはたくさんあります。ただ、ここ二日間の走りの中では前向きな点がいくつかありましたし、明日はいいレースができると考えています」

THE MANAGEMENT

エリック・ブーリエ McLaren-Honda Racing Director
エリック・ブーリエ「フェルナンドは午後の予選で、これまでの経験と生まれ持ったスピードを生かして、完ぺきなラップを走行しました。彼の気迫に満ちた、流れるような走りは、13番手よりも上のポジションに値します。ただ実際には、これが今のマシンで達成できるベストな結果であり、フェルナンドはすべてを出し切ってくれました。すばらしかったです。

一方、ストフェルは燃圧の不具合に悩まされ、Q1の序盤で走行したラップを2回も中止せざるを得なくなりました。それでも彼は落ち着いて、この非常にフラストレーションがたまり、ストレスを感じる状況下でも、冷静にいい走りを見せてくれました。明日のレースは18番手からのスタートとなりますが、フェルナンドと同様、今日はストフェルも実際の予選順位以上に値する働きをしてくれたと思います。

自分たちがパフォーマンスや信頼性の面でも、目標とするレベルに達していないことは分かっています。ただ、私たちは問題解決に向けてともに取り組んでおり、McLarenとHondaのチームワークには大いに感心しています。

明日は難しいレースになるかもしれませんが、協力して、できる限りいい結果を出すようにします」

長谷川 祐介 (株)本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
長谷川 祐介「今日の予選は、現在の我々の実力を見極めるという意味で、大事な一日でした。13番手と18番手という結果は、もちろん手放しで喜べるものではありませんが、厳しい冬季テストを考慮すると、一定の結果は残せたと考えています。

フェルナンドは、高い実力と豊富な経験を十分に発揮し、現在のマシンのポテンシャルを最大限に引き出してくれました。ストフェルは、燃料関連の問題によって難しい状況にありましたが、そのような中でもプレッシャーに負けず全力でドライブしてくれました。彼らのような才能あふれるドライバーがチームにいることは、非常に心強いです。

明日はスタートで順位を上げられれば、十分にポイントを獲得できるチャンスがあります。開幕戦はあらゆる事態が起こり得ますし、フェルナンドもストフェルもそういったチャンスを逃すことなく、よい結果につなげられるドライバーだと思っています。明日に期待しています」

リザルト

フリー走行3

順位 No. ドライバー チーム タイム/差
15セバスチャン・ベッテル Ferrari1'23.380
277バルテッリ・ボッタス Mercedes+0.479
344ルイス・ハミルトン Mercedes+0.490
47キミ・ライコネン Ferrari+0.608
527ニコ・ヒュルケンベルグ Renault+1.683
63ダニエル・リカルド Red Bull+1.712
78ロマン・グロージャン Haas+2.201
855カルロス・サインツ Toro Rosso+2.568
926ダニール・クビアト Toro Rosso+2.669
1020ケビン・マグヌッセン Haas+2.758
1119フェリペ・マッサ Williams+2.857
1233マックス・フェルスタッペン Red Bull+2.889
1311セルジオ・ペレス Force India+3.077
1414フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda+3.176
152ストフェル・バンドーン McLaren-Honda+3.319
1631エステバン・オコン Force India+3.723
1718ランス・ストロール Williams+3.947
189マーカス・エリクソン Sauber+4.022
1930ジョリオン・パーマー Renault+4.940
2036アントニオ・ジョビナッツィSauber+5.203

予選

順位 No. ドライバー チーム タイム
144ルイス・ハミルトン Mercedes1'22.188
25セバスチャン・ベッテル Ferrari1'22.456
377バルテッリ・ボッタス Mercedes1'22.481
47キミ・ライコネン Ferrari1'23.033
533マックス・フェルスタッペン Red Bull1'23.485
68ロマン・グロージャン Haas1'24.074
719フェリペ・マッサ Williams1'24.443
855カルロス・サインツ Toro Rosso1'24.487
926ダニール・クビアト Toro Rosso1'24.512
103ダニエル・リカルド Red BullDNF
以下Q2にて決定
1111セルジオ・ペレス Force India1'25.081
1227ニコ・ヒュルケンベルグ Renault1'25.091
1314フェルナンド・アロンソ McLaren-Honda1'25.425
1431エステバン・オコン Force India1'25.568
159マーカス・エリクソン Sauber1'26.465
以下Q1にて決定
1636アントニオ・ジョビナッツィSauber1'26.419
1720ケビン・マグヌッセン Haas1'26.847
182ストフェル・バンドーン McLaren-Honda1'26.858
1918ランス・ストロール Williams1'27.143
2030ジョリオン・パーマー Renault1'28.244

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フェルナンド・アロンソ

フェルナンド・アロンソ

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