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FORMULA 1
INFORMATION
マレーシア MALAYSIAN GP
マレーシアグランプリ
グランプリ情報 プレビュー 1日目 予選 フォトギャラリー
ROUND
#02
APRIL 08, 2007
リザルト ポイント

Honda勢4台完走も、ポイント獲得ならず

第2戦 マレーシアGP
2007年4月8日(日)・決勝
会場:セパン・サーキット
天候:晴れ
気温:33〜34℃

第2戦マレーシアGP決勝レースで、Honda Racing F1 Teamのルーベンス・バリチェロは11位、ジェンソン・バトンも12位でフィニッシュ。

一方、SUPER AGURI F1 TEAMは、佐藤琢磨が13位、アンソニー・デビッドソンは16位完走だった。

   
Honda Racing F1 Team

Honda Racing F1 Team 決勝レースの展開

第2戦 マレーシアGP

予選ではTカーで走行したバリチェロは、決勝は再びレースカーに乗り換え、ピットからのスタートとなった。

15番グリッドのバトンは、スタート直後にエイドリアン・スーティル(スパイカー)に接触され、いったんは大きく順位を落とす。しかし1周を終えて、16番手までポジションを戻した。バリチェロはじりじりと順位を上げ、バトンのすぐ後ろにつける。その後バトンを抜いて17番手まで順位を上げて、12周目に最初のピットイン。19番手に後退する。

一方、バトンは、20周目には11番手まで順位を上げる。その次の周にバトンは1回目のピットイン。レース中盤29周目の時点で、バリチェロ13番手、バトン14番手という展開だ。

後半はこう着状態が続く。34周目にバリチェロ、その後にバトンも2度目のピットインを行い、38周目には、13番手、14番手を走行。43周目にニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)がリタイアし、バリチェロが11位、バトンはチームメートから0.7秒差の12位でチェッカーを受けた。

   
COMMENT

Honda Racing F1 Team コメント

Rubens Barrichello ルーベンス・バリチェロ(11位)
  「11位フィニッシュは満足できる結果ではないが、昨日の予選と比べると妥当な結果だ。これまで2戦の予選結果は悪かった。しかし、レースペースから考えると、予選で苦しまなければ、ポイント獲得にもっと近づけたはずだ。次のグランプリでは、予選でのパフォーマンスを改善して、さらなるマシンの改善に向け、集中しなければならない」
Jenson Button ジェンソン・バトン(12位)
  「予想通りのタフなレースだった。第1スティントはかなりてこずり、どれほどのダメージかはわからないが、スーティルが僕のマシンに接触してきたことがダメージになったと思う。最初の2つのスティント中は、リアのグリップ不足にかなり悩まされた。最後のスティントは、フロントウイングを調節し、ブレーキ配分を前にし、そしてタイヤ圧を減らし、状況改善に取り組んだ。今は12位という結果が精いっぱいだが、昨日の結果を考えると、少しは進歩したと思う」
Jacky Eeckelaert ジャッキー・エッケラート
Honda Racing F1 Team エンジニアリング・ディレクター
  「常に厳しいレースとなるマレーシアで、2台とも信頼性があったし、メカニカルトラブルもなくフィニッシュできた。ルーベンスは、ピットスタートしたにもかかわらず、11台を抜くという力強いレースを展開した。オープニングラップでの接触で、ジェンソンはマシンにいくつかダメージを負ったが、最後のピットストップで調節したことが効果を発揮し、ルーベンスとわずかの差でフィニッシュできた。ジェンソン、ルーベンスともにすばらしい走りを見せ、現状のマシンの実力の中で、最高のパフォーマンスを披露してくれた」
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SUPER AGURI F1 TEAM

SUPER AGURI F1 TEAM 決勝レースの展開

第2戦 マレーシアGP

佐藤はスタート直後の接触事故を避けようとアウト側に出たために、14番手から19番手に後退。代わってデビッドソンが、18番手から3つ順位を上げた。

17、18周目に、佐藤、デビッドソンと相次いで最初のピットイン。佐藤18番手、デビッドソン19番手で、コースに復帰する。その後中盤には、16、17番手と、少し順位を上げる。

後半、佐藤は14番手。デビッドソンは18番手で周回を重ねる。その後上位マシンのリタイアがあって、佐藤13位、デビッドソン16位で、2台完走を果たした。

COMMENT

SUPER AGURI F1 TEAM コメント

Takuma Sato 佐藤琢磨(13位)
  「スタートはよかった。いろんなことが起こり、ターン1とターン2はたくさんのマシンが横並びで突入した。その渦中で僕のマシンはフロントノーズにダメージを負い、パフォーマンスに影響が出る結果となった。ターン4のエントリーで僕はトロロッソと並び、行き場を失ってグラベルに突っ込んでしまった。それで、順位をだいぶ落としてしまった。数台抜き返したときはエキサイティングでいい戦いができた。その後、2回目のピットストップで数秒ロスしているので、もっと上のポジションでフィニッシュするのも可能だったとは思うが、今回はポジティブな結果だと思っている」
Anthony Davidson アンソニー・デビッドソン(16位)
  「インフルエンザが治ったばかりだったので、僕にとってはタフなレースだった。難しいレースになることは分かっていたので、完走することができて満足している。今回は1周目でトラブルに巻き込まれることもなかったし、スタートもよく、本当にいい1周目だった。しかし、特に第1スティントはマシンのバランスが悪く、ほかのマシンを追っている最中もアンダーステアに苦しんだので、今後この点を改善したい。レースを通して驚くほどグリップレベルが低く、一度もよくならなかったので難しかった。まだルーキーのミスを犯してしまうが、それは直していくことができるし、今日の結果は2週間前より圧倒的によかったので、今日の自分のレースにはとても満足している」
Aguri Suzuki 鈴木亜久里
SUPER AGURI F1 TEAM チーム代表
  「チームにとってはとても難しいレースだった。SA07の信頼性はとてもいいが、レースのペースはよくなかった。残念ながら1周目に琢磨がかなり順位を落としてしまったが、アンソニーはとてもいいスタートを切ることができた。2台とも問題なくレースをフィニッシュできたことには満足しているが、琢磨のピットストップで1回失敗してしまった。今日はドライバーたちがよくがんばってくれたと思うし、次のバーレーンGPに向けて来週の金曜日にはパフォーマンス改善のための作業を始めたい」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

ROUND
#02
APRIL 08, 2007
順位 No. ドライバー コンストラクター タイム/差
1 1 F.アロンソ マクラーレン 1:32:14.930
2 2 L.ハミルトン マクラーレン +17.557
3 6 K.ライコネン フェラーリ +18.339
4 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー +33.777
5 5 F.マッサ フェラーリ +36.705
6 3 G.フィジケラ ルノー +65.638
7 12 J.トゥルーリ トヨタ +70.132
8 4 H.コバライネン ルノー +72.015
9 17 A.ブルツ ウィリアムズ +89.924
10 15 M.ウェーバー レッドブル +93.556
11 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team +1Lap
12 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team +1Lap
13 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM +1Lap
14 19 S.スピード トロロッソ +1Lap
15 11 R.シューマッハ トヨタ +1Lap
16 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM +1Lap
17 18 V.リウッツィ トロロッソ +1Lap
18 10 R.クビツァ BMWザウバー +1Lap
RT 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ DNF
RT 14 D.クルサード レッドブル DNF
RT 21 C.アルバース スパイカー DNF
RT 20 A.スーティル スパイカー DNF
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ポイントランキング

ドライバー
 
順位 No. ドライバー コンストラクター 総合ポイント
1 1 F.アロンソ マクラーレン 18
2 6 K.ライコネン フェラーリ 16
3 2 L.ハミルトン マクラーレン 14
4 9 N.ハイドフェルド BMWザウバー 10
5 3 G.フィジケラ ルノー 7
6 5 F.マッサ フェラーリ 7
7 12 J.トゥルーリ トヨタ 2
8 16 N.ロズベルグ ウィリアムズ 2
9 4 H.コバライネン ルノー 1
10 11 R.シューマッハ トヨタ 1
11 17 A.ブルツ ウィリアムズ 0
12 15 M.ウェーバー レッドブル 0
13 8 ルーベンス・バリチェロ Honda Racing F1 Team 0
14 22 佐藤琢磨 SUPER AGURI F1 TEAM 0
15 7 ジェンソン・バトン Honda Racing F1 Team 0
16 18 V.リウッツィ トロロッソ 0
17 19 S.スピード トロロッソ 0
18 23 アンソニー・デビッドソン SUPER AGURI F1 TEAM 0
19 20 A.スーティル スパイカー 0
20 10 R.クビツァ BMWザウバー 0
- 14 D.クルサード レッドブル 0
- 21 C.アルバース スパイカー 0
        MORE
コンストラクター
 
順位 コンストラクター 総合ポイント
1 マクラーレン 32
2 フェラーリ 23
3 BMWザウバー 10
4 ルノー 8
5 トヨタ 3
6 ウィリアムズ 2
7 レッドブル 0
8 Honda Racing F1 Team 0
9 SUPER AGURI F1 TEAM 0
10 トロロッソ 0
11 スパイカー 0
    MORE
   
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