■ジェンソン・バトン 10位完走扱い
「ポールポジションでレースをスタートしながら、こんな形で週末を終えてしまって残念だ。セーフティカーの導入のたびに、再スタートでグリップが足りず、タイムとポジションを落としてしまった。ターン13でエンジンに異常を感じてレースを終えたが、長く厳しいバトルがこんな形で終わってしまって悔しい。タイヤが温まっているときはとても強いマシンだけど、そうでないときはグリップ不足になる。イモラの前に2週間のテスト期間があるから、そこでこれらの問題を解決したい」
■ルーベンス・バリチェロ 7位 「ジェンソンがレースをフィニッシュできなくて、とても残念だ。確かに、戦うには速さが足りない部分もあったけれど、彼があんな風にレースを終える姿は見たくなかったよ。レース中はずっとブレーキが厳しくて、オーバーテイクは難しかった。でも、なんとかスピードをかわして一つポジションを上げたんだ。やっと2ポイントを獲得できたので、ようやく僕のシーズンが始まったという感じだ。ヨーロッパラウンドをいいポジションからスタートするためには、これから2週間の間にたくさんやらなければならないことがあるね。それはみんな分かっているはずだ」
■ジル・ド・フェラン Honda Racing F1 Team スポーティングディレクター
「スタートとセーフティーカーが戻った後の再スタートのたびに、ジェンソンはタイヤを温めるのに非常に苦労し、徐々にポジションを落としていった。ドライバーたちは2人とも同じ問題に悩んでおり、最後にはエンジントラブルまで発生してしまった。ルーベンスは厳しいレースながらも順位を上げ、ポイント圏内でフィニッシュしてくれた。2回目のセーフティカー導入時に、彼をコース上にとどめてポジションアップを狙ったが、混雑にはまって計画通りにはいかなかった。もっと良い結果を望んでいたので残念だが、これからも頑張っていきたいと思う。イモラの前に2度のテストが予定されており、ここで起きたトラブル解消に取り組んでいくつもりだ」
■中本修平 Honda Racing F1 Team シニアアドバイザー ホンダ・レーシング・ディベロップメント エンジニアリングディレクター 「ジェンソンのエンジンの問題は、すぐにデータ解析を行い原因を突き止めたいと思います。
彼の努力をポイント獲得に繋げられなかったことは非常に残念です。レースでは終始頑張って走ってくれましたが、セーフティカーが戻った直後のグリップ不足に苦労してしまいました。ルーベンスは今シーズン初のポイントを獲得して、良かったと思います。しかし、我々が目指している目標を達成するためには、テストにおいてまだまだやらなければならないことがたくさんあります」 |