10月22日(金)・1日目フリー走行
サーキット:インテルラゴス・サーキット 天候:晴れ 気温:25℃
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佐藤琢磨
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今季最終戦ブラジルGP初日午後のフリー走行で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが4番手、アンソニー・デビッドソンが5番手、佐藤琢磨が6番手タイムと、B・A・R
Hondaの3台が揃ってトップ6入り。トラブルフリーで多くの周回を重ね、シーズン最後を締めくくる予選・レースに向けて、順調なスタートを切った。
例年なら3月に行なわれるブラジルGPだが、今年はシーズン最終戦として10月下旬の開催となった。南半球のサンパウロ市は、今が春。日中はともかく、朝晩はかなり冷えこむ陽気となった。それでも初日金曜日は晴れ間が広がり、昼前には一時27℃まで気温が上がった。
午前中のフリー走行では、路面に十分なラバーが付着していないにもかかわらず、走行毎にみるみるタイムが縮まって行く。1回目のセッションでトップだったJP・モントーヤ(ウィリアムズ)が、昨年R・バリチェロ(フェラーリ)が出したポールポジションタイムを1秒3も縮めるなど、全般にハイペース。B・A・R
Honda勢は、デビッドソンが5番手。佐藤が8番手。バトンは14番手だった。
午後も明るい日差しが雲間から射しているが、時折りメインストレートを進行方向に向かって、比較的強い風が吹く。午後2時からのセッションでは、1回目セッションをさらに上回るペースで、週回を重ねる毎にタイムが速くなって行った。セッション開始後25分には、K・ライコネン(マクラーレン)が1分11秒台に突入。そして僅か100分の3秒差で佐藤、そのコンマ1秒落ちでバトンが続き、セットアップの好調な仕上がりを見せた。そしてバトンは、初日フリー走行の終了20分前に、その時点でトップだったM・シューマッハ(フェラーリ)を100分の1秒しのいでタイムシートのトップに踊り出た。そして最終的にトップタイムはフェラーリの2台に譲ったものの、バトン、デビッドソン、佐藤の順にB・A・R
Honda勢が4・5・6番手を占め、シーズン最後を締めくくる予選・レースに向けて、順調なスタートを切った。
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