10月8日(金)・1日目フリー走行 サーキット:鈴鹿サーキット 天候:雨 気温:17℃
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佐藤琢磨
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日本GP初日は、台風の影響による強い雨が終日降り続いた。そんな難しいコンディションの下、午後のフリー走行でLucky Strike B・A・R Hondaの佐藤琢磨が8番手、第3ドライバーのアンソニー・デビッドソンが9番手、ジェンソン・バトンは20番手だった。
気象情報によると、この週末は台風22号が東海地方を直撃することが予想されている。すでに前線の影響で日本GP初日は朝から雨が降り出し、1回目のフリー走行が始まる午前11時には、かなり激しい雨となった。路面は当然ながらずぶ濡れで、ストレートをまっすぐ走るのも困難な状態。それでもバトンは5ラップ周回し、4番手タイム。デビッドソンは4周走行したものの、激しい雨のため積極的なアタックは行わず15番手。一方の佐藤は、大事を取って走行を控え、計測タイム無しの22番手だった。
昼前後に雨は一時的に弱まったものの、午後2時の2回目セッション開始時には、再び雨脚が強くなった。それでもセッション前半は各マシンが周回を重ねたものの、30分過ぎに逆バンクの進入で、ザウバー、ジョーダン、ミナルディのマシン3台が立て続けにスピンしコースアウト、イエローフラッグとなった。路面コンディションがかなり悪化しているのは明らかで、そのためコンディションの回復を待ち、コースインするマシンが途絶える状態が続いた。コース上のあちこちで雨水が川のように流れており、とてもF1マシンで走行できる状態ではなかった。そして、コンディションは回復することなく、2回目セッションはそのまま終了となった。
気象情報によると、今夜から明日にかけて、鈴鹿サーキットのある三重県内は大雨と強風に見舞われる模様である。明日以降のレーススケジュールに変更が生じる場合は、主催者から発表されることになる。 |