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初開催の中国GP初日フリー走行で、B・A・R Honda勢が1-2番手

9月24日(金)・1日目フリー走行
サーキット:上海国際サーキット 天候:晴れ 気温:27℃

A.デビッドソン
A.デビッドソン

 中国初開催のグランプリ。その初日フリー走行で、Lucky Strike B・A・R Hondaの第3ドライバー、アンソニー・デビッドソンが、午前午後の両セッションでトップタイムをマーク。ジェンソン・バトンも午後のセッションで2番手に付けた。佐藤琢磨は、午後のセッション序盤にエンジンにトラブルが発生。周回を重ねることができず、最下位のタイムに終わった。

 中国初のF1グランプリが、いよいよ始まった。舞台となる上海国際サーキットは、20万人収容可能な観客席、広大なピットやパドック、そして最新鋭の設備が整い、中国側の並々ならぬ意欲を感じさせる。

 初日の天候は晴れ。上空には所々に薄い雲が広がってはいるものの、午前中のフリー走行開始時間の午前11時には、気温はすでに26℃まで上がった。未知のサーキットということもあって、各ドライバーは積極的に周回を重ねる。1回目のセッションは、デビッドソンが22周もの周回を重ね、その上1分35秒369のトップタイムを記録。2番手は、アメリカGPでの事故以来、約3ヶ月ぶりにレース復帰したウィリアムズのR・シューマッハだった。そしてジェンソン・バトンは6番手、佐藤は16番手だった。

 午後のセッションも、サーキット上空には青空が広がり、気温27℃、路面温度は34℃まで上がった。セッション開始早々、ピットから出て行ったばかりの佐藤が、エンジンから白煙を吹き上げ、コース上にストップ。初めてのコースに習熟し、セッティングを煮詰めたかっただけに、手痛いトラブルとなってしまった。一方、午前中だけで22周をこなしたデビッドソンも、午後はセットアップのためにピットイン・アウトを繰り返し、タイムアタックに入らない。そしてセッション開始30分過ぎから、周回を重ね始める。B・A・R Honda勢の中、バトンは好調にタイムを伸ばし、1分35秒台の壁を破るタイムを真っ先に出し、セッション中盤にはタイムシートのトップに立った。

 バトンはその後も、次々とタイムを更新。午後のセッション終了3分前には、1分34秒174のベストタイムを記録する。そしてチェッカー直前、ニュータイヤで出て行ったデビッドソンが、バトンのタイムをコンマ9秒近く縮めて、一気に1分33秒台前半に突入する。午後のセッション序盤に佐藤にエンジントラブルというハプニングはあったものの、B・A・R Honda勢は、デビッドソンとバトンの2台がトップを占めて、グランプリ初日を終えた。

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アンソニー・デビッドソン 1番手(2回目フリー走行) 1分33秒289
A.デビッドソン

「僕達にとって、とても良い1日だった。特に両方のセッションで、一番時計を出せたのは本当に嬉しい。とても良いサーキットだと思うし、非常に早く走れるグリップを得られたんだ。最初、コースはとても汚れていたので、僕達はよりグリップを得られるセットアップを探さなければならなかった。最初のタイヤでロングランをやっているとき、第4コーナーでスピンをしてしまい、今日のテストプログラムを若干変更しなければならなかった。でもレース用のタイヤ選択には自信があるよ。マシンバランスの良いセッティングを見つけることができたし、今日の自分自身の仕事の結果には、とても満足だよ」

ジェンソン・バトン 2番手(2回目フリー走行) 1分34秒174
J.バトン

「今日は走りとレースに向けた準備の両方がとても上手く行って、嬉しいよ。アンソニーのロングランからのタイヤの情報と、琢磨から得られるはずだった情報の比較ができなかったことは残念だけどね。しかし、この上海サーキットは、僕らのマシンの特性に合っていると思うし、コースもとても楽しいよ。たくさんの抜きどころがあり、とても面白いレースになると思うよ。良いことと悪いことの両方があったけど、ルノーとのリードを引き伸ばせるかと思うと楽しみだ」

佐藤琢磨 25番手(2回目フリー走行) 計測タイム無し
「今日は2回目のセッション開始直後にエンジントラブルが起きてしまい、とても残念な初日になってしまいました。トラブルのため、タイムアタックすることもできず、決勝レースのグリッドも、明日の予選順位から10番手下がってしまいます。でも、他の2台を見ても明らかですが、マシンの調子はとても良く、その点ではとても良い感じです。ここは初めてのサーキットですから、今日走れなかった分を取り返すため、明日の朝はとにかくたくさんのことをやらなければいけません。10番手下がってしまうペナルティがあっても、明日は良いグリッドを獲得したいですね。セッションが始まった頃の路面はとても汚れていましたが、時間が経つに連れ路面にラバーがついてグリップが良くなり、タイムが伸びてきましたね。今回の主催者は、素晴らしい施設を作ったと思いますし、とても良いコースですね」

中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「今日はくっきりと明暗が分かれてしまいました。最新スペックのエンジンは、今日の午後のセッションで1-2番手を取りましたが、琢磨選手のマシンは、エンジンにトラブルが起きてしまいました。我々は、午前と午後の両方のセッションで速さを見せ付けることができましたから、明日の予選は大丈夫だと思います」

フリー走行2 リザルト ページトップへ
順位 No. ドライバー チーム タイヤ タイム
1 35 アンソニー・デビッドソン B・A・R Honda M 1:33.289
2 9 ジェンソン・バトン B・A・R Honda M 1:34.174
3 6 K.ライコネン マクラーレン M 1:34.289
4 5 D.クルサード マクラーレン M 1:34.362
5 2 R.バリチェロ フェラーリ B 1:34.448
6 11 G.フィジケラ ザウバー B 1:34.680
7 4 R.シューマッハ ウィリアムズ M 1:34.714
8 1 M.シューマッハ フェラーリ B 1:34.776
9 16 R.ゾンタ トヨタ M 1:34.868
10 17 O.パニス トヨタ M 1:34.870
11 38 R.ブリスコ トヨタ M 1:34.881
12 12 F.マッサ ザウバー B 1:34.959
13 8 F.アロンソ ルノー M 1:35.514
14 3 JP.モントーヤ ウィリアムズ M 1:35.646
15 7 J.ビルヌーブ ルノー M 1:35.851
16 14 M.ウェーバー ジャガー M 1:35.886
17 37 B.ヴィルドハイム ジャガー M 1:36.363
18 18 N.ハイドフェルド ジョーダン B 1:36.630
19 21 Z.バウムガルトナー ミナルディ B 1:37.076
20 15 C.クリエン ジャガー M 1:37.111
21 20 G.ブルーニ ミナルディ B 1:37.431
22 19 T.グロック ジョーダン B 1:37.728
23 40 B.ラインダース ミナルディ B 1:38.522
24 39 R.ドーンボス ジョーダン B 1:39.051
25 10 佐藤琢磨 B・A・R Honda M -
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