9月10日(金)・1日目フリー走行 サーキット:モンツァ・サーキット 天候:晴れ 気温:26℃
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J.バトン
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イタリアGP初日午後のフリー走行で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが4番手タイム。佐藤琢磨は6番手、第3ドライバーのアンソニー・デビッドソンは8番手タイムで、B・A・R Hondaの3台全てのマシンが、タイムシートのトップ8に入った。
ヨーロッパラウンド最後のグランプリとなる、イタリアGP。レースが行なわれるモンツァ・サーキットは、エンジン全開率、平均速度が全18戦中最高という、名うての高速コースである。エンジンの寄与率はもちろん高いが、負担も大きい。ブレーキやタイヤにも、かなりの負荷がかかる。B・A・R Hondaは、先週ここで3日間のテストを敢行。同GPに向けての、さまざまなプログラムをこなした。
グランプリウィーク初日は、朝のうちは雲に覆われていたものの、最初のフリー走行が始まる11時頃から晴れ間が見え始める。ほとんどのチームが1週間前にここでテストを行なったこともあって、周回数は全般に少なめ。午前中トップのM・シューマッハ(フェラーリ)は、最初の計測周回で昨年自らが出したポールポジションタイムを、コンマ4秒以上もしのいでしまった。B・A・R Honda勢は順調に周回を重ね、デビッドソンがトップタイムからコンマ4秒落ちの3番手、バトンは6番手、佐藤は11番手のタイムだった。
午後になり、サーキット上空はほぼ青空に覆われた。気温も26℃、路面温度は39℃まで上がった。開始後22分、ニュータイヤでタイムアタックに出て行った佐藤が、1分21秒313の自己ベストで、タイムシートのトップに躍り出る。その後M・シューマッハ(フェラーリ)が、コンマ2秒差でトップタイムを更新。一方のバトンは、セッション終盤に1分21秒124のタイムで暫定2番手に付けた。その後K・ライコネン(マクラーレン)とR・バリチェロ(フェラーリ)がバトンのタイムを上回ったものの、最終的にバトンはトップタイムからコンマ3秒差の4番手、佐藤は6番手タイム。そしてデビッドソンも8番手となり、B・A・R Hondaの3台全てのマシンが、初日午後のフリー走行でタイムシートのトップ8に入った。午後のフリー走行のトップは、K・ライコネンだった。
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