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第14戦 ベルギーGP
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1日目
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決勝
コメント
リザルト
  1 ライコネン
  2 M.シューマッハ
  3 バリチェロ
  RT バトン
  RT 佐藤琢磨
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ポイント
ドライバー
  1 M.シューマッハ 128
  2 バリチェロ 88
  3 バトン 65
  9 佐藤琢磨 18
  コンストラクター
  1 フェラーリ 216
  2 ルノー 91
  3 B・A・R Honda 83
    ポイント一覧
       
セーフティカーが3回入った波乱のレースで、B・A・R Honda勢完走ならず

8月29日(日)・決勝
サーキット:スパ・フランコルシャン・サーキット 天候:曇り時々晴れ 気温20℃

 ベルギーGP決勝レースは、クラッシュが相次ぎ、セーフティカーが3回入る波乱のレースとなった。Lucky Strike B・A・R Hondaの2人のドライバーは、佐藤琢磨がレース開始直後に他車と接触しコースアウト。ジェンソン・バトンは5位走行中の30周目にタイヤトラブルでスピンし、ともに途中リタイア。今シーズン初めて、1台もチェッカーを受けられなかった。

 前日の雨模様から一転、決勝日の午後は雲の合間から、初秋の日差しが射している。レース開始時間の気温は20℃、路面温度は21℃というコンディションだ。

 スタート直後、大波乱が発生する。1コーナーでまずR・バリチェロ(フェラーリ)ら何台かのマシンが接触。15番グリッドの佐藤は、その混乱をイン側から上手くすり抜け、ポジションアップに成功する。しかしオールージュを上がったところで、M・ウェバー(ジャガー)に追突されスピンし、コースアウト。このため1周目からセーフティカーが入る波乱の幕開けとなった。バトンも1コーナーの混乱の中、接触事故でフロントウィングを失い、セーフティカーが導入された間に、緊急ピットインを行なった。

 4周目にセーフティカーがピットに戻った時点で、バトンは11番手に付けている。そして2度目の波乱が、11周目に起きる。まず、トップを走っていたF・アロンソ(ルノー)が、自分の撒いたオイルに乗ってスピン、リタイアとなった。続いてD・クルサード(マクラーレン)のリアタイヤがバーストし、戦列を離れる。その後、上位陣がピットに入ったこともあって、16周目には4番手に上がった。さらにM・シューマッハ(フェラーリ)らがピットに入った17周目には、2番手までポジションアップを果たす。そしてバトンは21周目にピットイン。これで一旦7番手に後退する。

 しかし、コースに復帰した次の周にG・フィジケラ(ザウバー)を抜いて6番手にポジションアップ。さらに先行するバリチェロがピットインする間に、5番手まで順位を回復する。ところが30周目、オールージュを上がった先のストレートを全開走行中に、右リアタイヤがバースト。バランスを崩したマシンはスピンを喫し、抜きかけていたミナルディに横から衝突。2台共にリタイアとなった。これでB・A・R Hondaは、開幕以来14戦目にして初めて、1台もチェッカーを受けられず、ノーポイントに終わった。チェッカーフラッグを受けたのは僅か9台というクラッシュが相次いだサバイバルレースを制したのは、K・ライコネン(マクラーレン)。ウィリアムズも2台揃ってリタイアし、ルノー勢もポイントを獲得しなかったことから、B・A・R Hondaはチャンピオンシップポイント単独3位を維持した。

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ジェンソン・バトン (30周リタイア)
「スタートを失敗し、1コーナーでピッツォニアに押し出され、その勢いでマッサの後ろにあたってしまった。それでフロントウィングを失い、緊急ピットインを強いられてしまったんだ。フロントウィング交換の後、マシンは良い感じだったよ。燃料も十分あったし、マシンバランスもとても良かった。リタイアの原因は、リアに何か起きたと感じたと思ったら、タイヤがブローしてしまったんだ。僕らの作戦通り行っていれば表彰台に乗れていたはずだから、とても残念だよ。気持ちを切り替え、次のイタリアGPではルノーとの差を縮められるよう、来週のモンツァテストは頑張るつもりだよ」

佐藤琢磨 (1周リタイア)
「散々なレースでした!良いポジションでフィニッシュできたはずですし、良いスタートを切れて、8位までポジションを上げていただけにとても残念です。オールージュに向かって坂を下っている時に、フロントウィングを失って、スピードをおとしたウェーバーがいたんですが、彼は困ったことにレーシングラインの真ん中を走行していたんです。そのため、彼を避けるためにブレーキを強く踏まなければいけませんでした。ウェーバーを抜いたあとで、丘の上の頂上でモントーヤが右側から抜き去っていったんですが、その時にちょうど両車に挟まれてしまったんです。あの時は何が起こったのか分りませんでしたが、ウェーバーが追突してきたんです。今日は良い結果を得ることができたはずです。でも、チャンピオンシップポイントのポジションは維持できました。次のイタリアGPに向けて、来週はモンツァでのテストを頑張ります」

中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「このようなレースにもかかわらず、チャンピオンシップを争っているチームとの差が変わらず、とても変な気持ちです。ポイントを獲得できなかったのは、今年初めてですし、幾つかのアクシデントによって、連続ポイント獲得の記録が止まってしまい残念です。レースですから、こんな日も時にはあるんだと思います。次回のイタリアGPに向け、今週のモンツァテストは全力で頑張ります」

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順位 No. ドライバー チーム タイヤ タイム/差
1 6 K.ライコネン マクラーレン M 1:32:35.274
2 1 M.シューマッハ フェラーリ B +3.132
3 2 R.バリチェロ フェラーリ B +4.371
4 12 F.マッサ ザウバー B +12.504
5 11 G.フィジケラ ザウバー B +14.104
6 15 C.クリエン ジャガー M +14.614
7 5 D.クルサード マクラーレン M +17.970
8 17 O.パニス トヨタ M +18.693
9 7 J.トゥルーリ ルノー M +22.115
10 16 R.ゾンタ トヨタ M +3laps
11 18 N.ハイドフェルド ジョーダン B +4laps
RT 3 JP.モントーヤ ウィリアムズ M +7laps
RT 4 A.ピッツォニア ウィリアムズ M +13laps
RT 9 ジェンソン・バトン B・A・R Honda M +15laps
RT 21 Z.バウムガルトナー ミナルディ B +16laps
RT 8 F.アロンソ ルノー M +33laps
RT 14 M.ウェーバー ジャガー M -
RT 10 佐藤琢磨 B・A・R Honda M -
RT 20 G.ブルーニ ミナルディ B -
RT 19 G.パンターノ ジョーダン B -
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