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第14戦 ベルギーGP
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1日目
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決勝
ポイント
今季初のウエットコンディションの予選で、バトン12番手、佐藤15番手

8月28日(土)・予選
サーキット:スパ・フランコルシャン・サーキット 天候:雨 気温:18℃

J.バトン
J.バトン

 ベルギーGP2日目は、朝から断続的に雨の降る、難しいコンディションとなった。Lucky Strike B・A・R Hondaの2人のドライバーは、ウエットコンディションの中、アタックラップ中盤以降のペースが伸びず、ジェンソン・バトン12番手、佐藤琢磨15番手という結果だった。

 2日目の天候は雨。前夜からの雨が降り止まず、路面はフルウエットコンディション。さらにサーキットは、山間部特有の深い霧に覆われ、メディカルヘリコプターの視界が確保できないことから、1回目のフリー走行は中止となった。2回目セッションも小刻みに延期が繰り返されたが、30分遅れでようやく開始。ところがセッション開始13分過ぎに、ウィリアムズのA・ピッツォニアとミナルディのG・ブルーニが相次いでクラッシュ。これで赤旗中断となり、そのままフリー走行は終了となった。どのドライバーも満足に走り込むことはできず、トップタイムは、M・シューマッハ(フェラーリ)。バトンは7番手、佐藤は9番手タイムだった。

 午後になっても、雨は断続的に降っている。午後1時からの1回目予選は、時折小雨がぱらつく程度にはなったものの、路面はウエットコンディション。最初に出て行ったM・シューマッハが、1分53秒755を出してトップタイム。バトン10番手、佐藤は11番手だった。

 1回目予選が終わる頃には上空は明るくなり、コース上は次第に水がはけて行く。このままの状況が続けば、出走順が後ろになるほど有利になるのは明らかだった。しかし2回目予選が始まるとすぐに、再び細かい雨が落ち始めた。序盤に走ったドライバーのペースは、むしろ1回目より遅くなっている。

 開始後28分、佐藤が10番目にコースへと出て行く。この時点で、雨はほとんど降っていない。最初の区間では、その時点で最速タイムをマーク。ところがその後の中盤以降でペースが伸びない。結局1回目の自己ベストより3秒近く遅い2分1秒813のタイムで、10人中5番手に終わった。続いて出て行ったバトンは、佐藤と同様に最初の区間で最速タイムを出しながら、次の区間でペースダウン。それでも最後で持ち直して、11人中3番手に付けた。

 全20人が走り終わって、最終的にバトンは12番手、佐藤は15番手。明日の決勝レースはバトンが6列目グリッド、佐藤が8列目からスタートすることになった。ポールポジションは、J・トゥルーリ(ルノー)だった。

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ジェンソン・バトン 12番手 2分00秒237
J.バトン
「こんな満足できない予選結果は久し振りだし、12番グリッドからのスタートはがっかりだ。コース上に水が残っていたため、もっとウエットコンディションを想定していたんだけど、結果的に間違ったタイヤチョイスをしてしまった。そのため、こんな結果になってしまったよ。でも マシンは速いし、明日のレースには自信がある。今回のスタートグリッドは、いつもとは違った順番になっているから、明日のレースはとても面白いものになると思うよ」

佐藤琢磨 15番手 2分01秒813
佐藤琢磨
「今日の予選結果はとても残念です。悪天候用のウエットタイヤを選んだのですが、アタックしている時は雨が止んでいて、路面コンディションが思った以上に乾いていたんです。そのため、タイヤがオーバーヒートしてしまい、最後までグリップの無い状態で走らなければなりませんでした。明日のレースのグリッドは、速いマシンと遅いマシンが混ざっています。僕らのマシンは直線のスピードが速いので、2台共ポイント獲得のチャンスはあると思います。チャンピオンシップ2位のルノーへのチャレンジを続け、3位の座を維持するため、頑張ります」

中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「今回の予選結果は、我々にとって明らかに期待外れなものでした。しかし昨日からの走行を考えると、マシンは速かったので、明日のレースでは、きっと良い結果を得られると思います」
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順位 No. ドライバー チーム タイヤ タイム
1 7 J.トゥルーリ ルノー M 1:56.232
2 1 M.シューマッハ フェラーリ B 1:56.304
3 8 F.アロンソ ルノー M 1:56.686
4 5 D.クルサード マクラーレン M 1:57.990
5 11 G.フィジケラ ザウバー B 1:58.040
6 2 R.バリチェロ フェラーリ B 1:58.175
7 14 M.ウェーバー ジャガー M 1:58.729
8 12 F.マッサ ザウバー B 1:59.008
9 17 O.パニス トヨタ M 1:59.552
10 6 K.ライコネン マクラーレン M 1:59.635
11 3 JP.モントーヤ ウィリアムズ M 1:59.681
12 9 ジェンソン・バトン B・A・R Honda M 2:00.237
13 15 C.クリエン ジャガー M 2:01.246
14 4 A.ピッツォニア ウィリアムズ M 2:01.447
15 10 佐藤琢磨 B・A・R Honda M 2:01.813
16 18 N.ハイドフェルド ジョーダン B 2:02.645
17 20 G.ブルーニ ミナルディ B 2:02.651
18 21 Z.バウムガルトナー ミナルディ B 2:03.303
19 19 G.パンターノ ジョーダン B 2:03.833
20 16 R.ゾンタ トヨタ M 2:03.895
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