8月27日(金)・1日目フリー走行 サーキット:スパ・フランコルシャン・サーキット 天候:曇り 気温:18℃
|
 |
|
J.バトン
|
ベルギーGP初日午後のフリー走行で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが2番手タイム。第3ドライバーのアンソニー・デビッドソンが4番手、佐藤琢磨も5番手に付け、3人のドライバー全員が、タイムシートのトップ5に入った。
2002年以来、2年振りのベルギーGP。スパ・フランコルシャンはその間に、有名なバスストップシケインがレイアウト変更された他、コースの半分近くが再舗装を施された。全長は10m以上伸びて6,973mとなったものの、マシンやタイヤの進化にグリップの向上が加わって、ここでも大幅なタイムアップが予想される。
初日の午前中は、曇りがちの天候。前日に降った雨が、セッション開始時にはまだ完全に乾き切っていない状況だった。気温、路面温度はこの時点でともに16℃と、スパならではの低さ。そのせいか、午前中のフリー走行でトップタイムを叩き出したデビッドソンも、昨年のM・シューマッハ(フェラーリ)のポールタイムより、1秒4以上遅い。バトンは11番手、佐藤は13番手のタイムだった。
午後もサーキット上空は雲に覆われ、気温は18℃と依然として低い。しかし、上空には時折り晴れ間も見える。第3ドライバーのデビッドソンが好調を持続して、このセッションでも序盤にトップタイムを出した。開始後15分に、トヨタの第3ドライバー、R・ブリスコのマシンがオールージュ手前のガードレールに激突。マシンは大破して、約8分間の赤旗中断となった。
再開後の30分、まずバトンがデビッドソンのタイムを上回り、直後に佐藤がそれを更にコンマ5秒以上縮めて、トップに躍り出た。トップタイムは佐藤、2番手にバトン、そして4番手にデビッドソンと、B・A・R Hondaの3台が上位を独占した。その後、K・ライコネン(マクラーレン)がベストタイムを更新したものの、バトン、デビッドソン、佐藤の順で、B・A・R Hondaトリオが2、3、4番手に付ける。最終的にM・シューマッハ(フェラーリ)が3番手に割って入ったが、B・A・R Hondaの3人のドライバー全員が、タイムシートのトップ5番以内に入る成績で初日を終えた。 |