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第14戦 ベルギーGP
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ベルギー Round 14
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ベルギーGP初日フリー走行で、B・A・R Hondaの3台がトップ5入り

8月27日(金)・1日目フリー走行
サーキット:スパ・フランコルシャン・サーキット 天候:曇り 気温:18℃

J.バトン
J.バトン

 ベルギーGP初日午後のフリー走行で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが2番手タイム。第3ドライバーのアンソニー・デビッドソンが4番手、佐藤琢磨も5番手に付け、3人のドライバー全員が、タイムシートのトップ5に入った。

 2002年以来、2年振りのベルギーGP。スパ・フランコルシャンはその間に、有名なバスストップシケインがレイアウト変更された他、コースの半分近くが再舗装を施された。全長は10m以上伸びて6,973mとなったものの、マシンやタイヤの進化にグリップの向上が加わって、ここでも大幅なタイムアップが予想される。

 初日の午前中は、曇りがちの天候。前日に降った雨が、セッション開始時にはまだ完全に乾き切っていない状況だった。気温、路面温度はこの時点でともに16℃と、スパならではの低さ。そのせいか、午前中のフリー走行でトップタイムを叩き出したデビッドソンも、昨年のM・シューマッハ(フェラーリ)のポールタイムより、1秒4以上遅い。バトンは11番手、佐藤は13番手のタイムだった。

 午後もサーキット上空は雲に覆われ、気温は18℃と依然として低い。しかし、上空には時折り晴れ間も見える。第3ドライバーのデビッドソンが好調を持続して、このセッションでも序盤にトップタイムを出した。開始後15分に、トヨタの第3ドライバー、R・ブリスコのマシンがオールージュ手前のガードレールに激突。マシンは大破して、約8分間の赤旗中断となった。

 再開後の30分、まずバトンがデビッドソンのタイムを上回り、直後に佐藤がそれを更にコンマ5秒以上縮めて、トップに躍り出た。トップタイムは佐藤、2番手にバトン、そして4番手にデビッドソンと、B・A・R Hondaの3台が上位を独占した。その後、K・ライコネン(マクラーレン)がベストタイムを更新したものの、バトン、デビッドソン、佐藤の順で、B・A・R Hondaトリオが2、3、4番手に付ける。最終的にM・シューマッハ(フェラーリ)が3番手に割って入ったが、B・A・R Hondaの3人のドライバー全員が、タイムシートのトップ5番以内に入る成績で初日を終えた。

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ジェンソン・バトン 2番手(2回目フリー走行) 1分45秒015
J.バトン

「ここまでは良い感じだね。僕ら3人のドライバーがトップ5に入ったことで、週末に向けて良いスタートが切れたと思う。朝のセッションはグリップが足りなかったんだけど、セットアップを変え、かなり良い方向性が見えたんだ。オールージュではミスもしたけれど、このサーキットはとても楽しいよ。明らかに最後のシケインは、以前からはちょっと変わったと思う。簡単にブレーキポイントのミスを誘うから、今でもとてもエキサイテイングだよ。だからそこで少しタイムをロスすることがあるんだ。マシンの調子はとても良いよ。フェラーリは、いつも通りとても速いように思えるけど、僕らはポイントを争っているルノーのことを考えていかないとね」

アンソニー・デビッドソン 4番手(2回目フリー走行) 1分45秒437
「ここはFormula FordやF3時代に良く走っていたし、それに2年前にミナルディでレースもしているから、スパに戻って来れて嬉しいよ。今日の午前中のセッションは、オイル漏れがあって早目に切り上げたんだけど、タイムには満足だよ。でも、午前中予定していたタイヤ比較を完了できず、午後のセッションまでかかってしまった。最初、路面は少し湿っていて滑りやすかったけれど、短時間で路面は良くなったよ。バスストップシケインが改修されたけど、違いはあまり感じなかった。あそこはコースの中で一番難しいところだったけれど、それは今も同じだよ。一つも変わっていないのは、ここの天候だね!今日は雨は降らなかったけれど、この週末の間には、きっと雨が降ることがあると思うよ」

佐藤琢磨 5番手(2回目フリー走行) 1分45秒451
佐藤琢磨

「またスパに戻って来れて、その上3台揃ってトップ5で初日を終えることができて最高です。午前中のセッションでタイムを出せたように、マシンの速さには満足していますが、レースのキーとなるロングランのタイムを上げるため、明日はセットアップしなければいけません。今日は幸いにもドライ路面で走れましたし、走行中は何の問題もありませんでしたから、良い感じです。明日も引き続き頑張りたいと思います」

中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「金曜日の走行としては、上手くいったと思います。我々の3人のドライバーは、2回のセッション共に良いタイムを出していましたし、ここでもマシンの競争力は高いと思います。明日の天気がどうなるか、気になりますね」
フリー走行2 リザルト ページトップへ
順位 No. ドライバー チーム タイヤ タイム
1 6 K.ライコネン マクラーレン M 1:44.701
2 9 ジェンソン・バトン B・A・R Honda M 1:45.015
3 1 M.シューマッハ フェラーリ B 1:45.137
4 35 アンソニー・デビッドソン B・A・R Honda M 1:45.437
5 10 佐藤琢磨 B・A・R Honda M 1:45.451
6 5 D.クルサード マクラーレン M 1:45.507
7 4 A.ピッツォニア ウィリアムズ M 1:45.559
8 2 R.バリチェロ フェラーリ B 1:45.625
9 8 F.アロンソ ルノー M 1:45.658
10 3 JP.モントーヤ ウィリアムズ M 1:45.678
11 12 F.マッサ ザウバー B 1:45.960
12 11 G.フィジケラ ザウバー B 1:45.978
13 14 M.ウェーバー ジャガー M 1:46.471
14 17 O.パニス トヨタ M 1:46.528
15 16 R.ゾンタ トヨタ M 1:46.902
16 7 J.トゥルーリ ルノー M 1:46.912
17 37 B.ヴィルドハイム ジャガー M 1:47.265
18 15 C.クリエン ジャガー M 1:47.370
19 38 R.ブリスコ トヨタ M 1:47.634
20 21 Z.バウムガルトナー ミナルディ B 1:48.687
21 18 N.ハイドフェルド ジョーダン B 1:48.803
22 39 T.グロック ジョーダン B 1:48.817
23 19 G.パンターノ ジョーダン B 1:48.962
24 40 B.ラインダース ミナルディ B 1:49.480
25 20 G.ブルーニ ミナルディ B 1:49.742
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