8月13日(金)・1日目フリー走行 サーキット:ハンガロリンク 天候:晴れ 気温:26℃
|
 |
|
J.バトン
|
ハンガリーGP初日午後のフリー走行で、Lucky Strike B・A・R Hondaの佐藤琢磨が6番手、ジェンソン・バトンは8番手タイムと、レギュラードライバー2名がトップ8入り。第3ドライバーのアンソニー・デビッドソンは1日を通して最多の周回を走行し、午後のタイムは12番手。いずれもトラブルフリーで、順調な初日フリー走行となった。
前戦ドイツGP終了後の約3週間のテスト禁止期間も終わり、終盤6戦の緒戦となるハンガリーGPが始まった。バトンの移籍問題で、B・A・R Hondaはいつも以上の注目を浴びている。しかしチームはいつものGPと同じように、週末の作業に集中した。
初日の天気予報では雷雨の可能性もあったが、午前中は快晴。M・シューマッハ(フェラーリ)が1周目の計時周回で、いきなり1分21秒台のタイム。昨年のポールタイムを、早々と更新してしまう。しかしB・A・R Hondaも負けずに、第3ドライバーのアンソニーが、トップタイムからコンマ4秒落ちの3番手に付ける。レギュラー勢は、バトン10番手、佐藤は19番手と、路面のコンディションも考慮し、慎重なスタートだった。
午後も雲はやや多くなったものの、雨が降る気配はない。路面にラバーが付き、各マシンはどんどんタイムを縮めて行く。午前中の自己ベストをコンマ5秒以上更新したM・シューマッハが、依然として首位に君臨する。しかし2番手以下との差は、それほど大きくない。
セッション終了9分前には、佐藤がコンマ3秒遅れの1分21秒364のタイムを叩き出し、3番手に上がった。終盤、K・ライコネン(マクラーレン)が1分20秒台のトップタイムを出すなどし、佐藤は6番手に後退。とは言え佐藤までのトップ6人が、コンマ5秒以内に収まる超接近戦のセッション。2日目以降も、この傾向は続きそうだ。最終的にバトンは8番手、アンソニーはロングランに専念して25人中最多の34周をこなし、12番手。彼は1日を通しても最多の周回を走行した。3人共ほぼトラブルフリーの初日となり、順調にセッティング作業を消化した。
|